
犬と子どもと自然と生きる 〜Uターン移住・比叡平で見つけた自由な暮らし〜
公開日:2025/07/07 00:20
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2025/07/08自然豊かな滋賀・比叡平。広い土地で犬と自由に過ごし、人とのつながりを大切にする日々を送る古木亮輔さん(以下|古木さん)の移住暮らしをご紹介します。大津の街中や京都市内へのアクセスの良い便利さと、田舎ならではの自由さと温かさを兼ね備えたこの地で、どのような暮らしを送っているのでしょうか。移住のきっかけから、比叡平の魅力、そしてこれからの展望まで、古木さんの言葉を通して紐解いていきます。
都会からのUターン
比叡平で生まれ育った古木さんは新卒で東京での暮らしに憧れて広告代理店に就職しました。刺激的な毎日で、仕事も充実していたのですが、数年後には「一生住む場所ではない」と感じ、故郷・滋賀に戻る決断をしました。
-----久田:滋賀へUターンされたきっかけは何だったのでしょうか? 古木さん:東京での生活は刺激的でしたが、どこか常に忙しなく、落ち着かない日々でした。人間関係も希薄に感じることがあり、「本当にこの場所でずっと暮らしていくのだろうか」と疑問を持つようになったんです。そんな時、父の病気がきっかけで、地元に戻りたいという気持ちが強く湧き上がってきました。東京での生活は学ぶことも多かったけれど、自分にとっての“心地よさ”や“本当の豊かさ”を見直したいと思ったんです。
-----久田:長年お勤めだった広告代理店を辞めてのUターン。かなり大きな決断だったと思いますが、その後のお仕事などはどうされていたのですか? 古木さん:滋賀に戻ってからは京都のWEB会社で約9年間勤務し、その後独立して現在は比叡平を拠点にWEB制作の仕事をしています。車があれば大阪や京都へのアクセスも良いので、仕事をする上でも不便はありません。そういう立地の良さもあってか、個人事業主や経営者・アーティストの方が比較的多い気がします。比叡平は、都会過ぎず田舎過ぎず、僕にとってちょうどいいバランスの場所です。
-----久田:ご家族の反応はいかがでしたか?移住に対して不安などはありませんでしたか? 古木さん:妻も、土地の広さや子育てのしやすさに魅力を感じてくれたので、特に反対はありませんでした。妻は京都の宇治市出身で、宇治もいいよねって話したり、実際に家や土地を探してみたりもしました。でも、駅近で便利な場所に広い家を建てるのは現実的ではなくて。かといって、駅から遠い場所だとそこからバスや自転車で移動するのは不便じゃないか、と。その点、比叡平は、大津市内や京都市内へ直通バスが運行しているので、車がなくても生活しやすい環境が整っています。車があればさらに行動の幅も広がり、街中に住む必要もなくなる。便利さと自然の豊かさ、両方の条件を満たしてくれる理想の場所だったんです。東京のマンションで暮らしていた時は、隣の家に気を遣いながらの生活だったので、広い家で子どもたちがのびのびと育つ環境は、家族全員にとって良い選択だったと感じています。子どもきっかけでママ友たちのコミュニティにも入ることができ、すぐに馴染むことができました。


子どもがのびのび育つ、自然に囲まれた暮らし
比叡平の魅力は何と言っても自然豊かな環境です。山々に囲まれ清らかな空気が広がり、犬を飼うことも隣人に迷惑をかけることなく可能です。広大な土地でキャンプやバーベキューを楽しむ日々が、古木さんの生活の一部となっています。
-----久田:比叡平といえば、やはり自然の豊かさが魅力ですよね。古木さんは愛犬との暮らしも楽しまれているとか。 古木さん:自然に囲まれてのびのびと過ごせるというのが本当に魅力だと思います。犬を飼うことも、東京だと周りの環境に気を遣うこととかあるじゃないですか。ここでは何の心配もいりません。また、広い土地のおかげで、子どもの友人たちや家族を招いて庭でバーベキューをしたり、自然を満喫した過ごし方ができるのも魅力です。 あと、地域に「青い鳥の谷」という素敵な場所があるんですよ。ここはアスレチックやブランコ、ツリーハウスがあったり、小川で水遊びができたりと、自然と触れ合える遊び場で、地域のボランティアの方々が運営されています。子どもたちにとって思いっきり遊べる最高の場所です。
-----久田:地域の方との関係性も、すごく良さそうですね。 古木さん:本当に快適です。人間関係がすごく心地いいですね。程よい距離感で、温かい繋がりを感じます。都会のようなドライな感じではなく、かといって田舎のような濃密過ぎる付き合いでもない。近所の方々も顔見知りで、何かあった時には助け合える安心感があります。 それにこの地域は、子どもの個性を尊重してくれるような、自由な気風があると感じています。例えば、うちの子がギターを弾いても、特に注意されることはありません。僕自身も高校生の頃にバンドをやっていて、結構うるさかったかもしれないのですが(笑)、特に何か言われた記憶がないんです。やりたいことができる場所、という空気があるのかもしれません。 -----久田:それは素晴らしいですね。私は京都の住宅街に住んでいるのですが、ピアノの練習も電子ピアノでヘッドホンをするように言われていたので、羨ましいです(笑)。 古木さん:そうですよね。広く自由な環境と、顔見知りの方が多いので、安心して子どもを育てられます。


“心地よさ”がつながる活気ある未来へ
----久田: 比叡平という街のこれからについて、古木さんが思い描くことはありますか? 古木さん:日本全国の多くの地方と同じように、比叡平も人口減少や飲食店の減少といった課題を抱えています。だからこそ、もっと活気のある街にしていきたいと思っています。比叡平の豊かな自然や、住みやすさといった魅力を発信して、いろんな人が集まってくるような、そんな街になったら嬉しいですね。僕自身も、WEBの仕事を通して、地域の魅力を伝えるお手伝いができればと思っています。いろんな人がこの地に魅力を感じて移住してきてくれたら、もっと面白い街になるだろうなと思っています。
-----久田: 都会から比叡平へのUターン移住という選択の先にあったのは、便利さと自由さ、そして人との温かなつながりが共存する、豊かさのかたちでした。 広い土地、のびのびと暮らせる環境、程よい距離感の人間関係、そして自由な子育て—— そんな日常が、ここ比叡平には広がっています。
※古木さんは【8/3(日)開催@東京】都会?田舎?住むのにちょうどいいまち「おおつdeくらす2025」滋賀暮らしセミナーで、先輩移住者としてゲスト出演予定です。詳細は、関連プロジェクトをご確認ください。
このプロジェクトの地域

大津市
人口 34.06万人
大津市企画調整課が紹介する大津市ってこんなところ!
ローカルライター 久田 愛理 京都生まれ京都育ちの大学生。 空間デザインからビジネスデザインまで、幅広く学んでいる。ロンドンに留学したり、東京に住んでみたり、フットワーク軽めで好奇心旺盛なインドア派。最近は滋賀の湖北に住む祖父母の家で畑をお手伝いする、2拠点生活を堪能中。
このプロジェクトの作成者
滋賀県大津市は、転入者数が転出者数を上回る社会増を続ける“選ばれているまち”です。 都会派、田舎派どちらのくらしも叶えられるのが滋賀県大津市です。 【大津市を示すデータ】 ・2016年から社会増を続けています。 ・最も多い転入者は、子育て世帯 【大津市が選ばれる理由】 ・抜群の利便性 (JR京都駅に9分、JR大阪駅に40分) ・住宅が取得しやすい ・びわ湖と山のいやしを感じるくらし














