
【農業体験/費用補助あり】世界農業遺産の村で、プロ農家に弟子入り!新規就農者を募集
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プロジェクトの募集が終了しました。
2025/09/30「興味ある」が押されました!
2025/09/24椎葉村(しいばそん)は、宮崎県北西部、九州山地のど真ん中に位置する山深い村。
その広さは東京23区がすっぽり入るほどですが、人口はわずか2,100人ほど。手つかずの自然が色濃く残る「日本三大秘境」のひとつとして知られています。
村には「平家落人伝説」や国指定の重要無形民俗文化財「椎葉神楽」、縄文の名残を感じる「焼畑」など、永くにわたって大切に守られてきた文化と暮らしの知恵が息づいています。
一度村に来れば、山間地ならではの人のあたたかさとつながりの中で、「人間らしい暮らしってこういうことかも」と感じられるはずです。
今回は、そんな椎葉村で新規就農に向けた農業体験の参加者を募集します。体験を経て村でのスタイルがフィットした方は地域おこし協力隊としてご応募いただき、新規就農にチャレンジしてほしいと考えています。
「自然の暮らし」×「農業」に興味がある方はぜひご覧ください。
地域おこし協力隊として、新規就農にチャレンジ!
◯世界が認めた、椎葉村の農林業 田舎暮らしと聞いてイメージされる「広々とした牧歌的な田園風景」は、この村にはありません。かわりにあるのは、牧歌的というよりは霊的な、神様や精霊の存在を感じるような山々。
村の96%が山林であり、平地が少ないため、急峻な地形を活かした農林業が発達してきました。
山には作業道が敷かれ、木材となるスギやヒノキや、シイタケ栽培用のクヌギが生産されます。 集落に近く、日当たりの良い場所では石垣の棚田が並び、用水路がない代わりに山水が滾々と注がれ、規模は小さいながらも良質なお米がつくられています。 限られた平地では、小面積でも収益が見込まれるハウス栽培用のビニールハウスや、畜産のための牛舎が並びます。 さらに干しタケノコや農産加工品の販売、獣害駆除の報奨金、農家民宿などなど。
極端に平地が少ないため、農業をするうえでは効率の悪い「条件不利地域」といわれますが、それゆえに村人は年間を通して様々ななりわいを組み合わせる「複合農林業」という形を作ってきました。
さらに地域コミュニティに欠かせない「神楽」や伝統の「焼畑」、相互扶助を表す方言「かてーり」の精神の継承など、地域・伝統・農林業が一体のシステムとなっているあり方がサステナブルなものであると評価され、椎葉村を含む近隣5町村はFAOの『世界農業遺産』に認定されています。
世界農業遺産 高千穂郷・椎葉山地域 https://takachihogo-shiibayama-giahs.com/
世界に一つだけの椎葉 椎葉村公式note https://shiiba-vill.note.jp/
◯累計43名の地域おこし協力隊が活動しています 一方、日本全体を覆う人口減少の波はこの村でも顕著です。
地元出身者のUターン促進だけでは現状を打破するのが難しいため、村は2016年から地域おこし協力隊制度を導入し、外部人材の受け入れを積極的に行ってきました。2025年現在で累計43名、現役20名と、ちょっとした集落ぐらいの規模になっています。「秘境のインタープリター」「山奥学芸員」「森のアーティスト」「秘境の文筆家」など、それぞれが専門性をもって特徴ある活動に取り組んでいます。
同僚や先輩の人数が多く、地域おこし協力隊のサポートを行う支援団体もあるため、公私ともに相談しやすい体制ができています。
椎葉村地域おこし協力隊 https://www.facebook.com/shiiba.kyouryokutai
◯新規就農の先輩もいます 村として地域おこし協力隊制度を活用するなかで、この制度を使った新規就農の支援にも取り組んできました。これまでに1名が実際に地域おこし協力隊から新規就農して、現在もミニトマト農家として農業を営んでいます。また、令和7年度に任期終了を迎える予定の農業隊員が1名います。
黒木崇司さん 2016年に「秘境de農業」地域おこし協力隊として着任。地元農家での研修を経て2019年に任期終了し、ミニトマト農家として独立。現在はミニトマト栽培の他、農閑期の冬には狩猟や茅の出荷などの仕事も行っている。
高野沙耶さん 北海道札幌出身。2023年に「秘境de農業」地域おこし協力隊として着任し、ミニトマト栽培の研修・実践中。シーズンオフは正月の七草出荷や、隣町のスキー場での仕事にも取り組む。2025年度末に任期終了し、新規就農予定。
▼高野沙耶さんのインタビューはこちら https://smout.jp/plans/14806


やってみないと分からない!まずは来て、体験してみて
◯椎葉村地域おこし協力隊として、新規就農にチャレンジする方を募集します 着任時期:2026年4月予定 最長3年間の活動 ※意欲があれば2025年度内の着任も可能
活動内容: 下記のうち、どちらかの作柄を選んでいただきます。なお、研修先農家は有機栽培や自然栽培ではないので、ご承知おきください。
①ハウスでのミニトマト栽培の研修、実践 4~11月頃までが作業のメインで、ピークは夏の収穫期。冬は農閑期です。栽培期間が約半年と長いため、ものごとにじっくりと取り組むタイプの方に向いているかもしれません。 場所は、椎葉村の中央に位置する上椎葉地区です。
②ハウスでのホウレンソウ栽培の研修、実践 4~11月頃までが作業のメインで、年3~4回の収穫サイクルを回します。12月〜2月頃は農閑期です。栽培期間が短く、1年の間に何度も試行錯誤できるため、栽培技術が向上しやすいのが特徴です。 場所は、熊本県との県境に位置する大河内地区です。
椎葉村での新規就農については、こちらのパンフレットで詳しく解説しています。 https://shiiba-vill.note.jp/n/nb9727b0e6ac9
◯滞在期間に合わせた2つの農業体験プラン とはいえ、新規就農を目指す方の多くが未経験。ミニトマトを収穫する真夏のハウスの暑さも、成長の早いホウレンソウの収穫に追われ続ける感覚も、実際に現地に来て、体験して、話を聞いてみないと分かりません。
そのため、地域おこし協力隊への応募を検討される方は、 ①おためし地域おこし協力隊 ②地域おこし協力隊インターン どちらかを選んで、事前に椎葉村での農業体験をしていただきます。
①おためし地域おこし協力隊 2泊3日 内容: 下記の例をもとに、参加者の要望によりアレンジします。 ・現地での農業体験 ・村内の案内 ・地元住民との交流 ・空き家の内覧 ・地域おこし協力隊制度についての説明 ・先輩移住者との交流 など 費用補助: 旅費、交通費の半額(上限5万円)
②地域おこし協力隊インターン 2週間〜最長3ヶ月 内容: 上記のおためし地域おこし協力隊の内容をベースに、よりガッツリと現場の仕事を体験していただきます。 費用補助: 日当11,300円
農業体験の詳細については、事前にオンライン面談などで説明、打ち合わせを行います。 農業という仕事や椎葉村の暮らし、人との関わりを体験していただいたうえで「これなら自分にもできそう」「ぜひ本格的にやってみたい」と感じた方は、次のステップとして地域おこし協力隊に応募していただければ幸いです。


募集要項
※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。
1.研修先農家での農業研修 2.研修用の農地での実践 3.農閑期を活かした、独立・定住に向けた活動 4.地域おこし協力隊として必要な報告書の提出や定例会議への出席など
・普通自動車運転免許 村内で暮らすために、自動車が必須になります。 ・PCがある程度使えること 業務に必要な書類作成や、連絡用のチャットツール「Slack」などで使用します。
◯人物像のイメージ ・施設園芸なので、力持ちよりも細やかな気配りができるタイプの方 ・他者から指示を受けるよりも、自分で考えて実践することで力を発揮するタイプの方 ・農業も田舎暮らしも、どちらも地域の文化を受け入れて楽しめる方 ・農的暮らしではなく、あくまで産業としての「農業」にチャレンジしたい方 ・地域おこし協力隊として必要な書類作成などの雑務も納得してこなせる方
◯給与月額200,709円 ※2年目および3年目は若干の昇給があります
◯雇用形態 椎葉村役場の会計年度任用職員として雇用し、地域おこし協力隊として委嘱します。 役場職員になるため、公務員としての振る舞いが求められます。
◯勤務日程 ・週5日勤務 ・基本8:30~17:00ですが、農繁期など業務内容により変動することがあります
住所
連絡先
◯住宅 椎葉村で確保します。家賃については、全て村で負担します。
◯諸手当 年2回賞与 通勤手当は通勤距離に応じて支給します。
◯社会保険等 厚生年金、雇用保険等に加入します。
◯休暇 有休休暇(20日/年)、夏季休暇(3日)年末年始休暇(6日)があります。
椎葉村役場 農林振興課
このプロジェクトの地域

椎葉村
人口 0.22万人

合同会社ミミスマスが紹介する椎葉村ってこんなところ!
日本三大秘境の一つ、椎葉村。 広大な村の面積の96%が森林地帯、残りの斜面を家や田畑として利用してきた村の人々。山で生きる知恵と相互扶助の文化が暮らしに色濃く残る地域です。 自然の恵みを活かしながら、暮らしと仕事を成り立たせてきた椎葉の人は、たくましく賢く、器が大きいです。都会では感じにくい、「人に支えられていること」を日々実感できるのが、椎葉での暮らしです。


















