【和歌山県田辺市】世界遺産・大斎原の景観を守るプロジェクト

本宮町は田辺市の東部に位置する人口約2,300人のまち。自然豊かでありながら熊野古道や温泉郷があり、多くの観光客が訪れる景勝地でもあります。

今回の活動地は熊野本宮大社旧社地「大斎原」周辺の田んぼ。現在の熊野本宮大社から500ｍほど離れた場所にあり、大斎原には熊野本宮のランドスケープとなる日本一の大鳥居があります。 大斎原の景観は、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部である大斎原と大鳥居、そして周りに広がる田んぼや山々によって構成されています。 しかし、大鳥居周りに広がるでは高齢化に伴い耕作者が減少し続けており、直近10年で耕作者が半分になり、今後さらに減少することが想定され景観を維持することが難しくなってきています。

高齢化や人口減少が避けられない中で、世界遺産の景観を持続的に守っていくために、地元住民だけではなく関係人口や交流人口の方々に自分ごととして関わってもらえるよう、このプロジェクトが立ち上がりました。

地域おこし協力隊には本プロジェクトの広報活動をはじめ、休耕時の田んぼを活用したイベントの企画・運営や田んぼの維持管理に携わっていただきます。 本宮町には熊野古道はもちろんのこと、観光資源や体験資源が豊富にあり、魅力的なコンテンツが溢れています。協力隊員と一緒に大斎原周辺の田んぼと熊野古道を中心とした楽しいイベントを企画したいと思いますので、新たなアイデアを求めます。 本プロジェクトを通じてこの地と関係を築いていく関係人口を増加させ、この素晴らしい大斎原の景観を次世代へと引き継ぎ、守っていくことに力を貸してください！