【農業🌾地域おこし協力隊】担当課インタビュー🎤滋賀県米原市・小泉棚田地域

【Q：棚田の再生や脱炭素の取組を通じて、市としてどのような未来を目指していますか？】

米原市は令和４年度に環境省の「脱炭素先行地域」に選定され、地球温暖化の防止と、地域課題である耕作放棄地の解消を両立させることを目指しています。具体的には、田畑の上部に太陽光発電設備を設置し、その下でヨモギなどの薬草栽培等の農業を行う「営農型太陽光発電事業（ソーラーシェアリング）」の取組を進めています。

しかし、地域では過疎高齢化の影響で、担い手が不足しているのが現状です。そのため、今回募集する「みらいつくり隊」には、営農型太陽光発電事業のモデル化を進めるとともに、都市部で培った知識や技術を活かし、農業を軸に新たな生業づくりや地域課題の解決に挑戦していただきたいと考えています。

これらの活動を通じて、棚田地域における持続可能なライフスタイルの実践と発信につなげていくことを期待しています。

【Q：着任後のサポート体制と受け入れ環境について教えてください。】

着任後は、市役所職員との定期的なミーティングを実施し、活動の進捗確認や課題の共有を行います。また、地域で長年農業を続けておられる方々が、実際の農作業を通して技術面での指導や日々の生活面のサポートを行う体制を整えています。 そのほか、市外でヨモギなどの薬草栽培に取り組む方や、自然環境など専門的な知識を持つ方など、農業に限らず幅広い視点でのアドバイスやサポートを受けられるようにしています。 また、「みらいつくり隊」OBで現在は移住コーディネーターとして活動している先輩隊員によるサポートも予定しており、活動中に生じる悩みや不安を気軽に相談したり、地域内外で活躍する人々との関係づくりのサポートも行っていく予定です。初めての地域活動でも安心して取り組んでいただけます。

【Q：任期終了後のイメージや、その先の展望を教えてください。】

私たちとしては、任期終了後も地域に定住し、引き続き小泉棚田で活躍していただくことを何より願っています。そのため、任期期間中から将来の生業づくりや定住の準備に取り組む「みらい活動」の日を週に一日設ける予定です。

卒業後も小泉棚田で農業を行いつつ、任期期間中に準備していただいた事業、例えば棚田で採れた農作物を活用した農家レストラン、棚田での体験ツアーの企画、ヨモギ等の農作物を活用した商品開発などを通じて、引き続き米原市に定住していただくことを期待しています。 活動に必要な経費については、補助金等での支援も検討しており、安心して挑戦できる環境を整備していきます。

【Q：オンライン面談では、どのようなことが相談できますか？】 オンライン面談では活動内容や生活環境、応募手続きなど、どんなことでも気軽にご相談ください。 不安な点や分からないことを一つひとつ丁寧にお答えしながら、活動のイメージをより具体的にしていただけるようにしています。 現地での暮らし方や地域との関わり方など、実際の雰囲気を知りたい方にもおすすめです。

ぜひ、あなたの夢を米原市で叶えてください。私たちは、挑戦する気持ちと地域を思う心を大切に、全力でサポートします。 この小泉棚田の地で、あなたと共に未来を育てていける日を心から楽しみにしています。