【後編】’26年、1人ひとりの夢を叶えるオールインワン高校へ進化!『福島県立船引高等学校』

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2025/11/24

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2025/11/09

―――前編はこちら↓のURLからお読みいただけます――― https://smout.jp/plans/25334/

福島県立船引高等学校(以下、船引高校または船高)は、田村市内に唯一ある高等学校です。それぞれの進路実現に向けた学びの環境整備はもちろん、生徒自身の興味を出発点とした自己主体的な活動にも力を入れています。令和8年4月からは、隣接する小野町にある小野高等学校と統合し、「福島県立あぶくま柏鵬(はくほう)高等学校」として新しいスタートを切ります。

統合校にも引き継がれるユニークな学びのカリキュラムや、学校の雰囲気、そして11月に行われる最後の文化祭について、在学中の生徒さんや勤務する先生方にお話を伺いました!

<お話を伺った皆さん> 松井 暢彦 先生(教務主任)、芳賀 崇宏 先生(生徒会担当)、富塚 凌 さん(3年生)、斎藤 りん さん(2年生)

田村の人や土地が、生徒の素直で優しい人間性を育んでいる

―皆さんが感じる船引高校の魅力を教えてください―

富塚さん: いっぱいありますが、中でもデュアルシステムと探究学習は、地域と一緒にできるという点ですごく良いなと思っています。探究学習は、自分がやりたいことを周りを巻き込んでやれますし、ほかの高校では体験できない場合があるようなので、船引高校の魅力の1つだと思っています。あとは、先生がとても良い人ばかりです。話しやすく、いつも学校が楽しいと思えています。生徒数も他校に比べたら少ないので、先生も1人ひとりの顔と名前が覚えやすいのではないでしょうか。

斎藤さん: 委員会がたくさんあり、他学年や先生方と交流できる機会も多く、楽しみが多いと感じています。また生徒のみんなが、球技大会や体育祭といった行事に活発に参加していて、毎回盛り上がるのも良いなと思います。誰かとすれ違ったときに自分からあいさつができる生徒ばかりなところも、学校の魅力だと思います。

芳賀先生: 他校も赴任してきた中、船引高校では春の遠足、入学やクラス替え直後に行うグループエンカウンター、デュアルシステムなど、教師として初めての経験がいっぱいありました。実業系の高校に勤務していた際、「総合的な探究の時間」は、専門教科の先生が担当する「課題研究」の授業に置き換わっており、普通科の教員としては携わる機会がありませんでした。船引高校で初めて探究学習に関わり、地域をフィールドとしていることや、こちらの予想を上回る生徒たちのレスポンスがあることに、奥が深い学習だと感じています。

松井先生: 船引高校の魅力は、生徒です。行事も授業も、部活も課外活動も、何をやるにも一生懸命だし、本当に素直だなという印象です。あと、みんなすごく優しいです。たむら支援学校とは体育祭など一部の行事を一緒に行っていますが、生徒たちが優しく見守っていて、これが自然にできるのはすごいことだなと思います。 自分たちとしては、船引高校の生徒が素直で優しいのは、どうしてだと思う?

富塚さん: 周りの環境じゃないでしょうか。地域を歩いていると声をかけてくれたりと、田村はあたたかい人が多いです。

斎藤さん: 私も一緒で、あたたかい人が多い地域で育ってきたから、自分もそういう人間になっていくのかなと思います。

松井先生: いくつか学校を赴任してきましたが、生徒たちの素直で優しい人間性は、けっこう衝撃的でした。どうしてだろう?とすごく疑問で、小中学校の先生が集まる会議で率直に聞いてみたところ、やはり2人と同じで、「この田村っていう土地なんだと思いますよ」とのことでした。小さい頃から育ってきたこの土地や、同世代の子・周りの大人といった自分に接してくれる人、そういった環境が、こうした人間を育てるのかなと感じています。これから都市部に出ていく中で、揉まれることも大事だし、必要になってくると思います。でもこうした人間性がベースにあるのは、すごく良いなと、正直に思いますね。

慶應義塾大学の先生らと実施した水中ドローンの操縦体験(写真は船引高校HPより)
慶應義塾大学の先生らと実施した水中ドローンの操縦体験(写真は船引高校HPより)
授業が終わり各々の活動に向かう2年生。空き教室では、生徒と先生が1対1で面接練習
授業が終わり各々の活動に向かう2年生。空き教室では、生徒と先生が1対1で面接練習

地域とのつながりが一層深まる統合校!一度、学校に来てほしい

富塚さん: 田村市に住んでいて良いなと思うのは、病院もスーパーもあるし、景色も空気もきれいなところです。その人によって住みやすさの定義は違うと思いますが、僕からしたらめちゃくちゃ住みやすく、遊びたいと思ったら、郡山やいわきや福島、行こうと思えば東京にも出やすいです。車が絶対必要になってきますが、不便だと思うことはあまりないです。

斎藤さん: 公園が多いし、自然が豊かで、川遊びできるところもあります。これから移住してくる小中学生にとって、良い環境なのではないかなと思います。

松井先生: 統合校では今よりもっと、地域にひらかれた学校にしていきたいです。新設の実習棟の1階には、大きい図書館とオープンスペースができる予定です。オープンスペースは、地域の方がちょっとゆっくりできる場となるほか、農業関連の学習や探究学習で生徒たちが作ったものや、先ほどのフードロス班の規格外トマトを販売するなど、外に出て行かなくても活動を広げられるようにしたいと考えています。図書館やオープンスペースは一般の方がご利用いただけますので、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。

中庭からの風景。高台に位置するため眺望も良い
中庭からの風景。高台に位置するため眺望も良い

船引高校最後の文化祭「鵬翼祭(ほうよくさい)」開催間近!

芳賀先生: 一般公開は、令和7年11月1日(土) の10時から15時です。校舎や体育館にお越しいただき、クラス企画や学習成果の展示コーナー、ステージ発表、ドローン科学探究部の実演などをご覧いただけます。クラス企画は、模擬店や飲食店、ゲームなど、趣向を凝らした企画を各クラスで準備してくれています。最終受付は14時で、最低でも1時間くらいはゆっくり、生徒たちの企画を楽しんでいただけたらと思います。

富塚さん: いま生徒会で、ハトを飛ばそうかとか、最後だからこそやりたいことを考えています。人がいっぱい来て盛り上がってほしいですね。僕のクラスは、バーとカジノをやります。カジノのゲームをやりながらジュースを提供しますよ。

斎藤さん: 私のクラスはメイドカフェをやります。たくさんの人に来てもらって一緒に盛りあがってほしいし、全校生徒にも地域の皆さんにも「来てよかった」と感じてもらえるような、思い出に残る文化祭になれば良いなと思っています。

芳賀先生: 生徒会と文化祭実行委員会、ルーム長が集まる中央委員会とで、協力しながら準備を進めています。来た方に楽しんでもらう「おもてなし」だけでなく、生徒たち自身が楽しめるかどうかも判断の軸にし、準備しています。

松井先生: 学校にとっては3年に1回ですが、生徒たちにとっては一生に一度の高校文化祭ですので、良い思い出となるよう考えていきたいです。多くの方にお越しいただき、生き生きとした、表情豊かな生徒たちの姿を見てほしいです。

※令和8年4月より、船引高校は福島県立小野高等学校と統合し、福島県立あぶくま柏鵬高等学校となります。

ポスターやテーマは生徒から募集
ポスターやテーマは生徒から募集
テーマには、祝福のあり方は人それぞれであることや、思い出は永遠という想いを込めた
テーマには、祝福のあり方は人それぞれであることや、思い出は永遠という想いを込めた

このプロジェクトの地域

福島県

田村市

人口 3.52万人

田村市

一般社団法人Switchが紹介する田村市ってこんなところ!

暮らしのスタイルが選べる! 福島県の山間地に位置する田村市は、人口約32,500人が暮らす、自然豊かで多彩なライフスタイルが楽しめる町です。 市域の約70%を占める広大な森林や、丘陵地帯に広がる静かな山間部や畑、さらには国道沿いの利便性の高い生活エリアまで、地域ごとに異なる魅力を持つ田村市。静かにゆったりと過ごすスローライフも、便利な町中での快適な生活も、自分のライフスタイルに合わせて選べるのが大きな魅力です。

さらに、東京から新幹線と電車で約1時間50分、車で約3時間30分というアクセスの良さも田村市の強み。 夏は涼しく、冬は雪が少ないため、都市部からの移住者にも優しい暮らしやすい環境が整っています。

このプロジェクトの作成者

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興味を持っていただき、ありがとうございます! 私たちは福島県田村市で廃校活用型テレワークセンター「テラス石森」を運営しながら、地域活性化に取り組んでいるまちづくり法人です。 福島県田村市を、よりアツい場所にするべく活動しています。

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