
【地域おこし協力隊】鹿島の自然にまつわる検定をつくる『かしまネイチャープロジェクト』研究員
最新情報
「興味ある」が押されました!
2025/12/05佐賀県鹿島市より地域おこし協力隊『かしまネイチャープロジェクト研究員』を募集いたします。仕事の舞台はラムサール条約(※1)登録湿地である、有明海の干潟(肥前鹿島干潟)、とその周辺環境。業務内容は大きく3つあります。
① 鹿島市の自然の魅力を、張り切って体験、発掘しよう。 ② たくさんの人がこの自然を体験学習したくなるような情報発信をしよう。 ③ 継続性のある仕組みとして「ネイチャー検定(仮)」制度を構築しよう。(⇦主業務!)
自然と人の、その隙間をつなぐ業務です。私たちが愛するこの自然環境を大人も子どもも、もっとたくさんの人に知ってほしい、体験して、楽しんでほしい。そのための協力隊です。 イメージしている人物像は次⇩のようになります。
◎ 自然の中で活動することが好きな方 ◎ 生き物が好きな方 ◎ 人を楽しませる、喜ばせることが好きな方 ◎ 知的好奇心があり新しいことを学ぶのが好き方 ◎ 自然ゆたかな地域で暮らしたい方
「それは私です!」という方は、ぜひご応募いただければと思います。こちらは、佐賀県南西部にある鹿島市。東側は有明海、西側は多良岳山系に囲まれた地域固有の自然環境を育むこの町より、地域を愛する人たちの熱い想いに共感を寄せてくれる方をお待ちしております。担当は鹿島市環境下水道課・ラムサール条約推進室の室井、諸隈、田中です。被り物を被りながらで恐れ入りますがよろしくお願いいたします。
(※1)ラムサール条約:特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約のこと。鹿島市にある肥前鹿島干潟は2015年に登録された。
鹿島の自然にまつわるネイチャー検定(仮)を制作する
ラムサール条約によって貴重な自然環境が守られている肥前鹿島干潟には、日本最大級の飛来数を誇るチュウシャクシギ、絶滅危惧種のクロツラヘラサギ、ズグロカモメ、ツクシガモなど、希少な渡り鳥が飛来します。
干潟の中には有明海の人気者ムツゴロウ(魚)、見た目がちょっと怖いワラスボ(魚)や、ユーモラスな動きのシオマネキ(カニ)がいます。また周辺の川では在来めだかを守る地域の活動があり(※2)、5月頃の水辺にはゲンジボタルが当たり前のように姿をあらわします。
私たち鹿島市の人々にとって、この自然環境はかけがえのない大切なもの。次代へと守りつないでいくためには、より多くの人に関心を持ってもらうための環境教育が欠かせません。そこで、今回協力隊となるあなたに協力をお願いしたいのが、ネイチャー検定(仮)の制作です。
検定の内容は、鹿島市の自然に関する知識や経験を確かめる小テストのようなもの。学術的な試験ではありません。楽しく遊びながら、自然と自然を学べるツールになることを目的とします。
難易度は3段階を想定しておりそれぞれの役割は次の通り。 初級:子どもや地域をはじめて訪れた人も気軽に参加できる 中級:もっと知りたい好奇心をかき立てる 上級:現地での体験を通して、自然を守る活動の交流者(参加者)や関係者の増加に貢献する
私たちラムサール条約推進室のメンバーも、希少生物の被り物を着用しての小学生向け環境教育プログラムや出前講座、あるいは地域の環境活動の支援など、環境教育には力を注いできました。引き続きこうした活動は継続しながらですが、ネイチャー検定(仮)をつくることによって、 ・イベント時だけでなく、日常的かつ主体的に自然を学ぶ機会ができる ・市外からの訪問客にも手にとってもらい、鹿島市の自然の魅力をPRする機会ができる ・検定制作の過程で、鹿島市の新たな魅力を再発見して記録していく などの効果を期待しています。どんな検定であれば、子どもたちや市外からの訪問客の方々により楽しく使ってもらえるでしょうか。私たちも一緒に楽しめるでしょうか。あなたのアイデア、ユーモア、個性を発揮していただければと思います。
(※2)地域の活動:生物多様性の保全に配慮しながら人と自然が共生する環境づくり。鹿島市の七浦音成地域では干潟とめだかの里を保全する『音成めだかの楽校』の活動が国の「自然共生サイト」に認定されました。


鹿島の自然と生物に触れ、知り尽くす3年間
地域おこし協力隊としての仕事、3年間の過ごし方(例)を一緒に見ていきましょう。
◯ 着任1年目のスケジュール例 (4月着任の場合) (4月) 関係者へのあいさつ回り (5月~6月)市内小学生向け環境教育プログラムサポート、水生生物写真・動画撮影 (7月~8月)有明海干潟の生き物などの写真・動画撮影、干潟体験サポート (9月~10月)鹿島の自然にまつわる検定づくり (初級編) (11月~12月)検定の問題づくりや広報PR素材の制作 (1月~2月)鹿島の自然にまつわる検定づくり (中級編) の検討 (3月) 年間の活動の報告会
◯ 1 日の流れ 8時30分~9時00分 市役所に出勤、朝礼 9時00分〜12時00分 環境教育プログラムサポート、保護猫活動サポート 13時00分~15時30分 SNS投稿内容作成、SNS投稿、ネイチャー検定作成または学習 15時30分〜16時30分 事務作業、退勤
◯ 1週間のイメージ (月曜日)担当課MTG、学習 (火曜日)環境教育や保護猫活動のサポート (週2回程度) (水曜日)検定の問題作成、関係団体訪問、学習、Instagram投稿 (木曜日)環境教育や保護猫活動のサポート (週2回程度) (金曜日)検定の問題作成、関係団体訪問、学習、Instagram投稿 (土曜日)休み (日曜日)休み ※土日祝のイベント対応あり。その場合、他の曜日に休みを振替相談させていただきます。
◯ 3年間のイメージ (1年目前半)鹿島市の自然を知る、関係者との信頼づくり 週3日:環境教育や保護猫活動サポート、関係団体会議参加、市役所MTG 週2日:検定業務⇨検定の仕組みづくり、問題作成、SNS取材投稿など (1年目後半)初級検定 週2日:環境教育、保護猫活動のサポート、関係団体会議参加、市役所MTG 週3日:初級問題作成 (年度内の発行を目指す) 、SNS投稿 (2年目)中級検定 週2日:環境教育、保護猫活動のサポート、関係団体会議参加、市役所MTG 週3日:初級合格者対応 (採点、受検者リスト作成など) 、中級問題作成、年度内の中級試験実施 ※自主企画イベント、定住活動も検討 (要相談)。 (3年目)上級検定 週1日:環境教育活動のサポート、関係団体会議参加、市役所MTG 週4日:合格者対応、上級問題作成、年度内 (9月頃) の上・中級試験実施 ※自主企画イベント、定住活動も検討 (要相談)。 ※いずれも状況に応じて協議しながら、より具体的な内容を決定していきたいと考えています。
◯ 退任後のイメージ ▽就職パターン ・任期中につながった地元企業への就職 ・環境教育事業について会計年度職員などで市への就業 ▽起業または個人事業主パターン 佐賀での地域おこし協力隊OBOGは、複数の生業を掛け合わせ独立する方が多い傾向です。 ・ネイチャー検定(仮)を修学旅行や体験プログラムの一環として位置づけ収益化を図る など
◯ 拠点は?働き方は? 鹿島市役所の環境下水道課・ラムサール条約推進室にデスクが置かれます。魅力発信の素材集めとして屋外で活動する時間が多くなる点はご承知おきください。
◯ 3年間で向上する能力、キャリアにつながる経験は? ・海や自然、特に干潟という特殊な環境に対する知識と経験 ・地域活性化に関わる広報活動、魅力化の経験 ・コミュニケーション能力、協働する力 ・鹿島市での人脈の広がり など


募集要項
※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。
鹿島の自然にくわしくなり、その魅力を伝え広めていく
日々の業務をご紹介します。目指すのは、3年間で3段階の難易度のネイチャー検定(仮)を作成すること。その準備を兼ねて、日々刻々と表情を変える豊かな自然の中で暮らして感じたこと、魅力や感動をSNSへ発信していただきます。
【活動内容】 ① 鹿島の自然にまつわるネイチャー検定 (初級・中級・上級)の制作 ・ 検定のネーミングを考える、仕組みづくり ・ 検定の問題・教則本の作成※検定制作はまず初級から取り組み、問題の作成とPR方法を考えていきます。 ・ 鹿島市の森・里・川・海・干潟の生物、有明海の知識習得 ・ 小学生向け環境教育プログラムや出前講座等のサポート ② 取材、情報発信 ・ 体験、取材した内容をSNSで投稿 ・鹿島の自然の魅力を伝える動画 の制作 ※動画は専門的な撮影や編集は求めていません。 ※使用するSNSについてはご相談させていただきます。
<必須スキル> ◎ パソコンの基本的な操作 (オフィスソフト、SNSの投稿など) ◎ 最低限の書類作成スキル (報告書や企画書など) ◎ 普通自動車免許
<こういう人に向いている> ◎ 自然と触れ合うことが好きな方 ◎ 情報発信 (魅力発信) に挑戦できる方 ◎ 人と触れ合うことが好きで、明るく楽しく取り組んでいただける方 ◎ 地域の自然を守る方々と楽しく交流できる方 ◎ 様々な体験、取材を行っていく体力のある方
<歓迎スキル> ◯ 自然科学系に関する知識 ◯ 写真や動画の撮影、編集経験がある ◯ SNSでの情報発信に慣れている ◯ デザイン能力 (見た目も楽しく!) ◯ ユーモア (内容も楽しい検定に!)
月額20万9,923円 (別途、期末手当と家賃補助の支給あり)
◼️勤務時間 1日当たり7時間勤務:午前8時30分~午後4時30分(休憩は正午~午後1時) 週5日:月曜日~金曜日を基本とします。※活動内容により休日や時間外勤務もあります。 ◼️任用形態・期間 (1)鹿島市の会計年度任用職員として鹿島市長が任用(採用)します。 (2)任用の開始時期は任用内定者と協議のうえ決定し、任期は採用年度の年度末(3月31日)までとします。その後は市が認めた場合は、任用期間を最長3年まで延長します。 (3)市が協力隊員としてふさわしくないと判断した場合には、任用期間中であってもその職を免ずることができるものとします。 ◼️待遇・福利厚生 (1)社会保険(共済組合、厚生年金)、雇用保険に加入します。※自己負担があります。 (2)年次有給休暇は、市の規定に準じます。 (3)活動に使用するパソコン等は、市が貸与します。 (4)活動に使用する車両は、公用車を使用することができます。※ただし、活動以外での使用はできません。 (5)活動に必要な消耗品等は、予算の範囲内で市が提供します。 (6)研修への参加に係る旅費及び負担金は、予算の範囲内で市が負担します。
住所
連絡先
〔一次選考〕 書類選考の上、合否を文章で通知します。 〔二次選考〕 一次選考合格者を対象に、2泊3日のおためし地域おこし協力隊に参加いただき、現地(鹿島市内)で実施します。 〔おためし地域おこし協力隊〕 日 時:令和8年2月10日(火)~12日(木)(2泊3日) 場 所:鹿島市内 内 容:(予定)鹿島市の案内・地域交流・面接 ※二次選考に要する交通費等は個人負担とします。 ※宿泊施設は市が手配し、代金の個人負担はありません。
〔応募〕 まずは「応募したい」ボタンをお願いいたします。 必要書類を下記よりダウンロードし、郵送またはメールでご提出ください。 〔募集詳細・応募申込書・提出先はこちら〕 ▷募集記事(佐賀県地域おこし協力隊ネットワークHP) https://saga-kyoryokutai.net/bosyu/r7_kashima_nature/
+++おわりに+++ ご覧くださりありがとうございます。皆様とお会いできることを楽しみにしております!
鹿島市役所 ラムサール条約推進室(担当:田中・室井)
このプロジェクトの地域

鹿島市
人口 2.69万人

鹿島市役所が紹介する鹿島市ってこんなところ!
\ 伝統でつながる、まつりごとの町 / 佐賀県鹿島市の特徴には、 ・有明海の広大な干潟 (海苔、牡蠣、カニ、ムツゴロウなど、さまざまな海産品) ・干潟由来の肥沃な土と、山間地の地勢を活かした農作物 (米、みかんなど) ・九州屈指の酒どころ (鹿島酒蔵ツーリズムなどが観光客に人気) ・祐徳稲荷神社の初詣や例大祭をはじめ大小さまざまのお祭りが地区単位で続き結束が固い などがあります。美しい海、平野、山の景色。そして支えあい助けあう人と人。地域移住に夢見た条件の、多くが手に入りそうな地域です。
\ 移住者の受け入れについて / 車で、佐賀市まで50分。長崎市まで60分。博多まで80分。大きな都市までのロケーションも不便がなく、ほどよい田舎として住みやすい地域です。 近年は、重要伝統的建造物群保存地区に指定された「浜宿の酒蔵通り」を中心に移住者同士が集まるコミュニティが形成されており、新参の「移住者」にも住みやすそうです。

















