
アルプスの麓で働き、暮らす人たち ~新しい土地で、新しい職種に挑む~
公開日:2025/12/18 08:28
最新情報
「興味ある」が押されました!
2025/12/18新しい土地で、新しい仕事に挑む。その一歩は、誰にとっても簡単なものではありません。 岸良さんが選んだのは、長野県白馬村で建設業に挑戦するという道でした。
「資格は持っている。でも、現場で通用する力があるかは別の話」 不安を抱えながらも、これまで何度も訪れてきた白馬を、今度は“働く場所”として選びました。
都市部での生活や季節雇用の働き方を経て、「地方で、腰を据えて働きたい」という思いを温めてきた岸良さん。 SMOUTを通じてJOINSと出会い、“新しい職種×新しい環境”への挑戦を決断します。
北アルプスの麓で始まった、新しい仕事と暮らし。 その選択の背景と、歩み始めたばかりの日々を聞きました。
資格は入口。現場で“使える力”を身につけたくて
新しい土地で、新しい職種に挑む。 その一歩は、誰にとっても勇気のいるものです。
「資格は持っている。でも、現場で通用する力があるかは別の話」
岸良さんは、そんな不安を抱えながらも、長野県白馬村での建設業への転職を決意しました。
スキーで何度も訪れたことのある白馬を、今度は“働く場所”として選んだ理由とは?
■ 新しい仕事×新しい場所に挑戦したかった
白馬村に移住する前、岸良さんは仙台や関東圏にも住んでいました。営業職などオフィスワークの経験もありました。スキー場での勤務経験もあり、自然と関わる仕事には親しみがありましたが、都市圏での生活はどうも肌に合わなかったといいます。
「仙台や関東は人が多くて、何をするにもせわしない。 もっと落ち着いた環境で、自分のペースで働きたいと思っていました」
スキー場での仕事は冬季限定の雇用が多く、夏場は仕事が減る時期もあり、長期的に安定した働き方が難しかったそうです。それでも、「地方で働き、暮らしたい」という思いはずっと持ち続けていました。
そんな折に、地方移住マッチングサービス「SMOUT(スマウト)」への登録を通じてJOINSの求人を知り、オンライン面談を受けることになりました。
■ 登山のように、達成感を得られる働き方を
面談のなかで印象的だったのは、岸良さんが語った「登山」への思いでした。趣味として山を登る理由を尋ねると、彼はこう答えました。
「登りきったときの達成感が好きなんです。 仕事でも、一つひとつのことをやり切る働き方をしたいと思っています。」
その言葉どおり、岸良さんは新しい職種に挑戦するために、建設系の各種免許をすでに取得していました。「建設系の免許は取っていたんですが、正直“取り扱い説明書レベル”。免許を持っていても、現場で通用するとは限らないんです」と笑いますが、一つ一つ着実に進もうとする岸良さんの誠実な姿勢が垣間見えます。
■新しいスキルを、新しい土地で身に着けるという決断 仙台の企業など複数社から内定を得ていたなかで、なぜ白馬を選んだのか。理由は明快でした。
「これまでの自分にはないスキルを、新しい場所で身につけたいと思ったんです。せっかく挑戦するなら、“新しい職種×新しい環境”に飛び込みたかった」
知らない土地に暮らす決断には勇気がいります。けれども岸良さんは、「人生の次のステップ」としてその挑戦を選びました。
■JOINSが伴走してくれたから安心できた JOINSでは、面接調整だけでなく、内定後の入社準備や生活の立ち上げなど移住にも寄り添います。そのときどきにJOINSの担当者からは連絡があり、「伴走してくれる人がいる」安心感があったといいます。
■現場で"使える力"を身につけるために 入社から約1週間。岸良さんは今、建設現場で重機の取り扱いなどを学びながら、地道にスキルを積み重ねています。
「最初は難しいことも多いですが、少しずつできることが増えてきて楽しいです。まずは“任せてもらえる人”になることが目標です。」
片道1時間の車通勤。これから冬を迎える白馬では雪道の運転もありますが、それでも彼は前向きです。
「天気が良い日は、通勤途中に北アルプスの稜線が見えるんです。 それを見ると、“この場所を選んでよかったな”と思います。」


このプロジェクトの地域

白馬村
人口 0.81万人

JOINSお仕事サポート担当が紹介する白馬村ってこんなところ!
北アルプスの麓、白馬村は冬は良質パウダー、夏は涼風が心地よい山岳リゾート。民宿発祥の地で長野五輪の舞台。登山・スキー客を迎えてきた歴史から、よそ者に開かれ、助け合いと国際色が息づく風土です。
北アルプス三山を望む絶景と、積雪がもたらす“雪国の絆”も魅力。
東京からは車で関越・上信越経由約3時間30分。公共交通は北陸新幹線で長野へ、駅前から白馬行き特急バス約2時間30分。新宿→松本→大糸線なら約4時間。新宿からの直行バスも運行しています。
人口は8,373人(2025年8月1日)。県内77市町村の中で人口規模はおよそ50位前後で、推移は緩やかな減少傾向。
住まいは賃貸の供給が少なく相場表示が出にくい一方、中古戸建は取引ベースで平均約3,500万円(2024年)。買い物は「ザ・ビッグ」「A・コープ」「デリシア」など、教育は村立小中と県立白馬高、医療は村内診療所+近隣総合病院。インターネットは村内全域で光回線が利用可能。
支援は空き家・空き地バンク、創業支援補助(上限100万円)、18歳までの医療費助成、オンライン医療相談、AIデマンド乗合交通など。
30の行政区と多文化共生の取組で馴染みやすく、四季のトレッキングやスノースポーツ、温泉が日常に。自治会の道路・水路の共同作業や祭り、雪かきがきっかけで顔なじみもできやすいのが白馬流。
英語を含む多言語の情報発信も進み、海外出身者とも自然に交われます。
このプロジェクトの作成者
SMOUTの運営チームとタッグを組み、地域おこし協力隊やローカル起業に加わる地域で働く選択肢として、地域の企業への転職やリモート副業をサポートする「地域企業のお仕事マッチングサポート」を行っています。 https://lp.smout.jp/job-matching-joins
お仕事の面をJOINS、お仕事が決まったあとのその地域への移住・二地域居住などの暮らしのサポートをSMOUTが行わせていただきます。
本サービスの特徴は、特に50-60代の皆さまの地域に貢献する仕事や暮らしをしたいという想いにお役に立つことです。人手不足が加速が進む日本の地方の地域では、年齢にとらわれずに、必要な人材を採用したい企業が増えています。
これまでの皆様のご経験を活かしてもらう上で、地域の企業が求めていることは、「手足を動かせる筋力」と「多様なメンバーとも分け隔てなく関係を作れる柔軟性」。
JOINSは、ただお仕事をご紹介するだけでなく、皆さまのこれまでのエピソードをお伺いして、企業へ魅力を発信するサポートも行わせていただきます。
(JOINS株式会社概要) ミッションに共鳴してくださった長野県の地方銀行である八十二銀行グループを初めとして、主に、地方の企業の方から出資を得て事業運営をしています。
事業内容: 地方中小企業と都市部人材のマッチング
設立:2017年6月21日 資本金:2億7,774万円(準備金含む) 役員: 代表取締役 猪尾愛隆 社外取締役 鈴木栄
主な株主: 八十二キャピタル株式会社(八十二銀行グループ)、株式会社山陰合同銀行、京都キャピタルパートナーズ株式会社(京都銀行グループ)、株式会社ドーガン・ベータ、マネックスベンチャーズ株式会社、ダブルシャープ・パートナーズ株式会社、HOXIN株式会社、一般財団法人社会変革推進財団、三菱UFJキャピタル株式会社、創業者、個人株主等



















