
アルプスの麓で働き、暮らす人たち ~惹かれたのは、白馬村の人たちのフランクな空気感~
公開日:2025/12/18 08:28
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2025/12/18「白馬の空気って、なんか居心地がいいんです。」 神奈川出身の25歳、Yさんはそう話します。
首都圏で働きながらも、何度も訪れるうちに白馬の風景や人との距離感に惹かれ、「ここで暮らしたい」という思いを強めていきました。村の人たちのフランクさや、自然体で受け入れてくれる雰囲気が、背中を押したといいます。
一方で、白馬では季節雇用の仕事が多く、通年で働くことは簡単ではありません。それでも「やりたいことを、できるタイミングでやらなければ一生できなくなるかもしれない」と移住転職を決断しました。
コロナ禍で制限の多い時間を過ごした経験も、自分の人生を自分で選ぶ意識につながっています。 白馬で始まる新しい仕事と暮らし。その一歩に込めた思いを聞きました。
やりたいことをやれるタイミングでやらないと、一生できなくなる
「白馬の空気って、なんか居心地がいいんです。」
神奈川出身の25歳、Yさんはそう話します。 これまで首都圏で働いてきたけれど、心のどこかで白馬の風景や、そこで出会った友人たちのことが気になっていたそうです。友人たちに背中を押され、今年、白馬への移住と転職を決断しました。
■自分を受け入れてくれる白馬で暮らしたい
専門学校を卒業後、IT業界でサーバー運用などに携わってきたYさん。その後、旅行代理店に転職し、ダイビングツアーの企画やSNS運用、英語での海外とのやり取りも経験しました。
仕事もプライベートも充実していました。2019年ごろからは、毎年のように白馬に訪れるようになりました。
「白馬の自然ももちろん好きなんですけど、惹かれたのは“空気感”ですね。村の人たちがフランクで、受け入れてくれる感じがあるんです。」
地元の人に食事に誘ってもらったり、新しい仲間を紹介してもらったり。 そうした関わりのなかで、次第に「自分もここで暮らしたい」という気持ちが強くなっていきました。
「やりたいこと」は、今やらない一生できなくなるかもしれない。 とはいえ、白馬での移住転職は簡単ではありませんでした。
「最初は友人に聞きながら仕事を探したんですけど、見つかるのはウィンターシーズンの仕事ばかりで、グリーンシーズンの仕事が少なくて、通年で働くには、正社員の仕事を見つける必要があると思いました。」
一方で、まだ20代半ば。キャリアのことを考えると「今のまま首都圏で働いた方がいい」という意見も理解できたといいます。
「仕事の幅や安定を求めるなら、東京にいた方がいいかもしれません。でも、やりたいことをやれるタイミングでやらないと、一生できなくなると思ったんです。」
■コロナ禍が教えてくれた、自分の人生の進め方
Yさんがそうした考えに至った背景には、コロナ禍の経験がありました。
「卒業式も成人式もリモートで、入社後も同僚と話せない、制限が多い時期でした。何かのきっかけで、やりたかったことができなくなるかもしれない。そう思ったら、今できることをやらないと、って思うようになったんです」
そうして始まった移住転職活動の中で、白馬での通年雇用を見つける道が少しずつ開けていきました。当社のような人材紹介会社を使うのは初めてだったYさん。
「JOINSの担当者が仲介として入って、メールなどの文章だけでなく、求人企業の希望だったりを分かりやすく伝えてくださったのはよかったです。求人を見つけてからは、何事もポンポンポンポンうまくいきすぎて、びっくりしました」
白馬の企業との面談を経て、スポーツ用品店での正社員採用が決定。初めての仕事になりますが、前向きにとらえていて、いよいよこの冬から始まる新しい生活が待ち遠しいそうです。
■白馬で続ける「やりたいこと」
これまでのITスキルや写真の趣味も、いつか仕事に生かしていけたらと話します。
「会社の希望もあると思いますし、社内で異動もあるので、できることとやりたいことを相談しながら進められればいいかなと思っています。白馬には、メダリストやプロの選手もよく来るんです。そういう人たちの写真を撮って、仕事にもつなげていけたらいいなと思ってます。」
「仕事」と「暮らし」をゆるやかにつなぎながら、自分のペースで新しい挑戦を重ねていく。そんな未来を、白馬という"開かれた地域"で描こうとしています。


このプロジェクトの地域

白馬村
人口 0.81万人

JOINSお仕事サポート担当が紹介する白馬村ってこんなところ!
北アルプスの麓、白馬村は冬は良質パウダー、夏は涼風が心地よい山岳リゾート。民宿発祥の地で長野五輪の舞台。登山・スキー客を迎えてきた歴史から、よそ者に開かれ、助け合いと国際色が息づく風土です。
北アルプス三山を望む絶景と、積雪がもたらす“雪国の絆”も魅力。
東京からは車で関越・上信越経由約3時間30分。公共交通は北陸新幹線で長野へ、駅前から白馬行き特急バス約2時間30分。新宿→松本→大糸線なら約4時間。新宿からの直行バスも運行しています。
人口は8,373人(2025年8月1日)。県内77市町村の中で人口規模はおよそ50位前後で、推移は緩やかな減少傾向。
住まいは賃貸の供給が少なく相場表示が出にくい一方、中古戸建は取引ベースで平均約3,500万円(2024年)。買い物は「ザ・ビッグ」「A・コープ」「デリシア」など、教育は村立小中と県立白馬高、医療は村内診療所+近隣総合病院。インターネットは村内全域で光回線が利用可能。
支援は空き家・空き地バンク、創業支援補助(上限100万円)、18歳までの医療費助成、オンライン医療相談、AIデマンド乗合交通など。
30の行政区と多文化共生の取組で馴染みやすく、四季のトレッキングやスノースポーツ、温泉が日常に。自治会の道路・水路の共同作業や祭り、雪かきがきっかけで顔なじみもできやすいのが白馬流。
英語を含む多言語の情報発信も進み、海外出身者とも自然に交われます。
このプロジェクトの作成者
SMOUTの運営チームとタッグを組み、地域おこし協力隊やローカル起業に加わる地域で働く選択肢として、地域の企業への転職やリモート副業をサポートする「地域企業のお仕事マッチングサポート」を行っています。 https://lp.smout.jp/job-matching-joins
お仕事の面をJOINS、お仕事が決まったあとのその地域への移住・二地域居住などの暮らしのサポートをSMOUTが行わせていただきます。
本サービスの特徴は、特に50-60代の皆さまの地域に貢献する仕事や暮らしをしたいという想いにお役に立つことです。人手不足が加速が進む日本の地方の地域では、年齢にとらわれずに、必要な人材を採用したい企業が増えています。
これまでの皆様のご経験を活かしてもらう上で、地域の企業が求めていることは、「手足を動かせる筋力」と「多様なメンバーとも分け隔てなく関係を作れる柔軟性」。
JOINSは、ただお仕事をご紹介するだけでなく、皆さまのこれまでのエピソードをお伺いして、企業へ魅力を発信するサポートも行わせていただきます。
(JOINS株式会社概要) ミッションに共鳴してくださった長野県の地方銀行である八十二銀行グループを初めとして、主に、地方の企業の方から出資を得て事業運営をしています。
事業内容: 地方中小企業と都市部人材のマッチング
設立:2017年6月21日 資本金:2億7,774万円(準備金含む) 役員: 代表取締役 猪尾愛隆 社外取締役 鈴木栄
主な株主: 八十二キャピタル株式会社(八十二銀行グループ)、株式会社山陰合同銀行、京都キャピタルパートナーズ株式会社(京都銀行グループ)、株式会社ドーガン・ベータ、マネックスベンチャーズ株式会社、ダブルシャープ・パートナーズ株式会社、HOXIN株式会社、一般財団法人社会変革推進財団、三菱UFJキャピタル株式会社、創業者、個人株主等


















