アルプスの麓で働き、暮らす人たち　～リゾートバイトの先に見つけた、"自分らしい働き方"～

北アルプスを望む地域で、新しい仕事と暮らしを迎えるSさん（女性、30代）。これまで、北海道などでリゾートバイトを続けてきた彼女が選んだのは、自然のなかで過ごす時間を大切にしながら、もう少し「責任ある働き方」に踏み出すことでした。

■自由だけど、どこか物足りなかった Sさんは、これまで小売業界で店舗運営やスタッフ育成など、責任ある仕事をしてきました。その後、「もっと自然の近くで暮らしたい」と思い、北海道や山あいのリゾート地で働き始めます。

「自然が近い暮らしは、都会では味わえないものでした。生活リズムも整うし、心も豊かに生きていける気がするんです。些細なことですけど、仕事帰りにビルのない道を車で走ってるときとか、“ああ、いいなあ”って思いました。休みも充実します。」

ただ、しばらくすると少しずつ思うようになりました。

「アルバイトって、どうしても任される仕事が限られるんですよね。“もっとこうすればいいのに”って思っても、立場的にだったり、私自身は社員経験もあるので、無責任になってしまうようで言えなかったりして。責任を持って働ける場所で、もう一度ちゃんとやりたいなと思ったんです。」

■最初は「話だけ聞いてみようかな」って

転職サイトに登録して求人を見ても、なかなか「刺さる」ものがなかったというSさん。情報収集のため見るだけになってなかでで出合ったのが、当社の担当者から届いた一通のメールでした。

「最初は、刺さる企業があって話を聞いてみるという感じではなくて、 自分自身も、なかなか一歩が踏み出せなかったところで、 担当者の方の飾らないパーソナルな感じのメールをもらって “カジュアル面談くらいならいいかも”って思って、お話してみました。」

面談を重ねる中で紹介されたのは、自然環境を大切にしながら地域を盛り上げていく企業。

JOINSの採用ページには、企業の方の動画もあって、現場の人の顔が見えるのはとてもよかったです。自分の“好き”と合っている感じがして、挑戦してみたいと思いました

■担当者に何でも聞けたので心強かった

Sさんにとって、転職活動も、この地域での生活も初めての経験でした。

「人材紹介会社を利用することも初めてで、転職活動は、どう進めたらいいか分からないことだらけでした。担当の方には「こんなときどうしたらいいですか？」というのを何でも聞けたのと、私は自分に合った求人を見ながら慎重にやっていくタイプで、そのペースに合わせてくれたので、進めやすかったです。」

企業との最終面談のあとには、現地の行政担当者との面談も調整。

「紹介いただいた役場の方と話して、住むエリアのことや冬の暮らし方を聞けたので、生活のイメージがすごく湧きました。“この場所でやっていけそう”って思えたのは大きかったです。」

■無理なく、この自然を次の世代につなげたい

「北アルプスの自然って、日本全国を見てもすごく誇れるものだと思うんです。そういう自然があるとこにお客様を誘致して、次の世代につなげていけたらいいなって。そういうことに仕事を通じて貢献したい。」

自分にとって大切な暮らし方を実現するために、正社員を辞めてリゾートバイトに飛び込んだSさん。その延長線上に、Sさんは“自分らしい働き方”という新しい選択肢を見つけました。