
平和な田舎町なんてない。埋もれる声に耳を傾け、福祉から未来を紡ぐ地域のソーシャルワーカー
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2026/03/09「興味ある」が押されました!
2026/03/09信濃町は、長野県北部にある自然豊かな町です。小さな町だからこそ人との距離が近く、助け合いの風土が根づいています。一方で、その近さゆえに困りごとを表に出しづらく、地域の中に埋もれてしまう課題もあります。ひきこもり、生活困窮、介護、家族関係、孤立。表面には見えにくくても、確かに地域の中に存在しています。
今回募集するのは、地域おこし協力隊として活動する「地域ソーシャルワーカー」です。地域の中で困りごとを抱えている人や、生活に不安を抱えている人、孤立している人と関係を築きながら、適切な支援や相談先につないでいく役割です。
福祉分野の経験は必須ではありません。まずは現場に入り、地域の人や暮らしを知りながら、自分の適性を探っていく3年間です。埋もれている声に耳を傾け、地域の福祉を一緒に育てていく仲間を募集します。
地域福祉の総合窓口をつくりたい
① 総合的に受け止める福祉の窓口がない 現在、信濃町には福祉に関する総合的な相談窓口がありません。住民福祉課に寄せられた困りごとは、子どもに関する相談であれば教育委員会へ、介護の相談であれば介護担当へ、役場で対応しきれない場合は社会福祉協議会へと、それぞれ該当する窓口へ取り次ぐ対応を行っています。ただ、実際の困りごとは一つでは済まないことが多く、子育ての悩みの背景に生活困窮や介護、家族関係の課題が重なっていることもあります。そうしたときに、「ここはうちの担当ではありません」と切り分けるのではなく、相談者に寄り添いながら一緒に次の支援先へつないでいく存在が必要になっています。
② 小さな町だからこそ見えにくいSOSがある 信濃町のような小さな町では、課題がないように見えてしまうことがあります。実際には、ひきこもりや生活困窮、孤立、ごみ屋敷化など、福祉に関する課題は地域の中に確かに存在しています。ただ、周囲との結びつきが強く、親族や知人の目も近い地域だからこそ、「こんなことは人に言えない」「家の中のことを知られたくない」と相談に至らないことも少なくありません。家族が何とか支えているうちは表に出ず、家族が倒れたり事故にあったりして初めて実態が明らかになるケースもあります。当事者自身が課題を課題だと認識していなかったり、どこに相談すればよいのか分からなかったりする場合も多く、地域の中で埋もれてしまっているSOSの声をどう見つけるかが大きな課題になっています。
③ 長く寄り添い、地域の福祉を担う人材を育てたい こうした課題に対応するために、今回募集するのが「地域ソーシャルワーカー」です。役場の住民福祉課に席を置きつつ、最初の半年は社会福祉協議会で現場に入り、地域福祉の実践を学びます。その後は本人の適性や関心を見ながら、保健師や健康福祉の担当者など、さまざまな福祉分野の現場も経験し、少しずつ自分の役割を見つけていくことが想定されています。任期は3年間。最初から具体的なミッションを固定するのではなく、現場を知り、地域の人との関係を築きながら、自分の得意や向いている分野を探っていく形です。将来的には、信濃町の福祉を担う人材へと育っていくことが期待されています。


自分の適性を探りながら、まちの福祉を担う人材に成長する3年間
① すぐに答えを出さず、まず話を聞ける人 この仕事で大切なのは、困りごとをすぐに整理したり、解決策を急いだりすることではなく、まず相手の話をじっくり聞くことです。相談に来る人の多くは、自分が何に困っているのかをうまく言葉にできなかったり、どこに相談すればよいのか分からなかったりしています。たとえば「腰が痛い」という相談の背景に、仕事に行けず生活が苦しい、家の中が荒れてしまっている、家族関係もうまくいっていない、といった複数の課題が隠れていることもあります。表に見えている困りごとだけでなく、その奥にある本当の課題を一緒に見つけていくためには、人の話を丁寧に聞けることが何より大切です。
② 人と関係を結ぶことを大事にできる人 地域ソーシャルワーカーの仕事は、窓口で相談を受けて終わるものではありません。ときには家を訪ね、家族や地域の人からも話を聞き、必要な支援につなげていきます。中には支援を拒む人もいますし、ようやく家に上げてもらえたと思ったら、また距離を置かれることもあります。だからこそ、一度で解決しようとせず、細く長くつながり続ける姿勢が求められます。冬の雪の話題や、地域のイベントへの誘いなど、ちょっとしたきっかけから関係が動くこともあります。信濃町の福祉は、制度だけではなく、人との関わりの中で少しずつ前に進んでいく場面が多くあります。人と対面で話すことが好きで、信頼関係を時間をかけて築いていける方に向いている仕事です。
③ 地域に入り込み、自分の役割を探していける人 今回の募集では、福祉分野の知識や経験は必須ではありません。その代わり、地域に入り込み、現場で学びながら自分の役割を探っていく姿勢が求められます。社会福祉協議会では個別相談だけでなく、体操教室や文化講座、お茶会などの地域福祉活動も行っており、信濃町の福祉の幅広い領域に触れることができます。その中で、自分は高齢者の相談が向いているのか、障がい福祉や地域づくりのほうに関心があるのか、少しずつ見えてくるはずです。人の家で出されたお茶を笑顔で受け取れるような、相手の暮らしや価値観を頭ごなしに否定しない柔らかさも、この仕事では大切です。まずは自分がまちを知り、地域に溶け込みながら、「あの人なら聞いてくれるかも」と思ってもらえる関係を築いていける方と出会えたらうれしいです。


募集要項
※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。
・福祉ソーシャルワークに係る活動 本人や家族からの相談受付、対応 町内福祉事務所等と共同し、介護・医療・福祉分野の生活相談 地域包括支援センターや社会福祉協議会等との連携・調整
・地域活性化に資する活動 地域の福祉ニーズ把握、不足するサービスの提案 サービス提供者のネットワーク構築
・その他、自己成長活動 相談支援専門員、社会福祉士などの資格取得に向けた活動 自治会や地域行事等への参加 活動報告書の提出、年間計画書や報告書の作成
<必須用件> ・三大都市圏や条件不利地域以外の都市地域に現在住所がある方 ・採用後、信濃町に移住し住民票を異動できる方 ・任期終了後も信濃町に居住する意向のある方 ・地方公務員法に基づく欠格事由に該当しない方 ・普通自動車免許を有する、または取得予定の方 ・パソコンの基本操作およびSNSの活用ができる方
<求める人物像> ・ソーシャルワークのミクロからマクロまで地域デザインしたい方 ・福祉や地域共生社会に関心がある方 ・地域住民や関係機関等と柔軟なコミュニケーションが取れる方 ・人と接することが好きで、話をしっかり聞ける方 ・信濃町に定住して福祉プロジェクトを継続する意思がある方 ・町内の福祉関連事業所への就業を希望する方 ・ソーシャルワークの経験がある方
月額 290,000円(賞与無し)
<雇用形態> 信濃町の会計年度任用職員(年度ごとに再任用判断、最長3年間)
<勤務時間> 8:30~17:15(休憩1時間)(1日7.75時間) ・活動内容に応じて勤務時間調整可 ・月17日勤務(131.75時間/月)
住所
連絡先
・住居 町が用意します。基本的に家賃は無償です。 光熱水費は自己負担 転居に係る旅費や経費は自己負担 ・活動経費 公用車貸与(通勤・日常生活用は自家用車) パソコン貸与(持ち出し不可) 社会福祉士・精神保健福祉士の資格取得費用の一部補助 活動に必要な消耗品費や研修費は町が負担(予算範囲内) ・社会保険 健康保険(共済保険) 厚生年金保険 雇用保険 非常勤職員等公務災害補償 または 労災保険加入 ・副業(兼業)可(ただし町の承認が必要) ・その他 携帯電話・インターネット等の通信費は自己負担 社会福祉士の受講資格取得が活動時間内で可能(短大または4年制大学卒業が条件)
信濃町役場 総務課 まちづくり企画係
このプロジェクトの地域

信濃町
人口 0.68万人

信濃町総務課まちづくり企画係が紹介する信濃町ってこんなところ!
信濃町は長野県北部、新潟県との県境に位置する人口約7,000人の町です。黒姫山と妙高山に囲まれ、野尻湖をはじめとする豊かな自然環境が広がっています。長野市からは電車で約40分ほどとアクセスも良く、近年は自然の中で暮らしたいと考える移住希望者からも注目されています。特に冬はスキーリゾートとして人気があり、車で10分ほど走ればスキー場へ行くことができる環境です。夏は湖や山でのアクティビティ、秋は紅葉など、四季の変化を身近に感じながら暮らすことができます。 この町の大きな魅力は、自然の豊かさだけではなく、人の近さと温かさにあります。役場職員をはじめ、地域の人たちがフレンドリーで協力的で、困ったことがあれば公私ともに気にかけてくれる風土があります。雪国ならではの助け合いの文化も根づいており、暮らしの中で人とのつながりが自然と生まれていきます。自然の美しさに惹かれて来た人が、最終的には「ここに住む理由は人との関わりだ」と感じる。そんな地域です。

















