近江商人のまちで、あたらしい挑戦を。 -地域おこし協力隊 Part9-

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公開日:2026/03/31 07:09

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2026/03/31

近江八幡市地域おこし協力隊の國本生子です。

琵琶湖に恋した私が移住を決意するまでのお話です。

神戸の通信会社に勤務する日々の中で、ふと「退職後はこれまで培った知識や経験を地域の為に役立てたい」と思うようになりました。そんな折、公益財団法人淡海文化振興財団の「おうみ未来塾」に出会い、約1年半にわたり地域プロデューサー育成プロジェクトに参加しました。新快速で神戸から滋賀県各地へ通ううちに、「いつか滋賀に移住したい」という思いが次第に膨らんでいきました。

まさに「住めば琵琶湖」という言葉の意味を、心から実感するようになったのです。 ちょうどその頃、インターネットで見つけたのが「近江八幡市地域おこし協力隊募集」の記事でした。おうみ未来塾で協力隊の活動を学んだり、塾生の中にも現役の協力隊員がいたことから不安はありませんでした。何度か訪れていた近江八幡のまちにも魅力を感じ、思い切って応募しました。こうして、琵琶湖への想いが私を移住へと導いたのです。

着任から1年…

●着任後すぐの仕事 着任後、最初に担当した仕事は、国際芸術祭BIWAKOビエンナーレ事務局の会計業務でした。 着任が1月だったこともあり、年度末の精算作業の真っただ中。慣れない作業に、心が折れそうになることもありました。

しかし、このイベントが各団体からの委託金や助成金、協賛金など、多くの支えによって成り立っていることを知り、その作業の重要性を実感しました。

そして「BIWAKOビエンナーレ2025」が、9月20日に開幕。 国内外から約70組のアーティストが参加し、多くのボランティアの方々も関わってくださいました。さまざまな地域や国の人々との交流は、私にとって貴重な体験となりました。

●新たな一歩 そんな忙しい日々の中、文化会館リニューアルイベントで「ワークショップをしてみないか」とお声がけをいただきました。

迷いもありましたが、思い切って手を挙げ、初めてのランプシェードづくりのワークショップに挑戦しました。

当日は予想を大きく上回る参加者が集まり、材料を何度も追加購入に走るほどでした。参加者の皆さんの笑顔に出会えたことが、何よりの喜びでした。

振り返れば、この小さな挑戦こそが、その後の活動の基盤となる大きな一歩だったように思います。

ビエンナーレの合間にも、二度のワークショップを開催しました。限られた時間の中での準備は体力的にも大変でしたが、地域の方々とゆっくり向き合えた時間は、かけがえのない経験となりました。

ワークショップで制作した作品
ワークショップで制作した作品
BIWAKOビエンナーレのレセプションで司会を務めました。
BIWAKOビエンナーレのレセプションで司会を務めました。

近づく夢の実現

●夢が少しずつ形に 私の名刺には、こんな夢を書いています。

「琵琶湖の見える古民家をDIYし、アーティストと地元の方々が集う、サロン兼アトリエをつくること。」

その夢に一歩近づく出来事がありました。 ビエンナーレの会場の一つだった町家を、活動拠点として活用させていただけることになったのです。

思い切って所有者の方にご相談したところ、「有効活用してくれるなら」と快く承諾してくださいました。

こうして4月から、この町家を拠点として活動を始めることになりました。 名前は「Iris(イリス)工房」。Irisはギリシャ語で「虹」を意味します。

ひとりひとりが自分の好きな色を持ち寄り、それらが重なり合って虹になるように。 みんなでつくり、育てていく場所にしたいという思いを込めました。

ここでは、地元の方々はもちろん、市外・県外、さらには海外の方々とも一緒に、ワークショップやトークイベントなど、さまざまな企画を考えています。

また、フリースペースとしての貸し出しも予定していますので、興味のある方はぜひご相談ください。

さらにもう一つの取り組みが、ストリートピアノの設置です。 設置場所を探していたところ、このIris工房に置くことが決まりました。

どのようなアートを施すのか、これから皆さんと一緒に楽しく考えていきたいと思っています。

●恋した琵琶湖 私を移住へと導いてくれたのは、大好きな琵琶湖でした。 そして、地域プロデューサーとしての学びを与えてくれたのが「おうみ未来塾」です。

その塾生の、琵琶湖を愛する仲間が集まり、「翔んでびわ湖」というグループをつくりました。現在は、「大人のうみのこ」の実現に向けて活動を続けています。

昨年は「大人のびわ湖エコスクール沖島体験会」を開催しました。 通船ではなくチャーター船で沖島へ渡り、エコスクールや島内を巡るツアー、帰りには船上からの沖島巡りも実施しました。

参加者の皆さんとともに、沖島の魅力を存分に楽しむことができました。 この活動も、これからも続けていきたいと思っています。

●来年度に向けて 来年度は、この「Iris工房」を中心に活動が広がっていく予定です。 定期的に小さなイベントやワークショップを開催し、秋頃には地域の皆さんと一緒に「小さなアート展覧会」ができたらと考えています。

どうぞ皆さまも、ぜひ一度「Iris工房」に遊びにいらしてください。

琵琶湖
琵琶湖

このプロジェクトの地域

滋賀県

近江八幡市

人口 7.87万人

近江八幡市

近江八幡市が紹介する近江八幡市ってこんなところ!

本市は、湖上の交通路と陸上交通路の要衝地として発展し、各時代の重層的で多様な歴史文化が現在のまちの趣や品格を形成しています。 戦国時代に楽市楽座令が布かれた地域として、古くから商人の往来があり、本市は、外から多くの人々を受け入れてきた長い歴史と、各地からの物資や情報が集積する地としての性格を有しています。また、本市は、外から人・物・情報を受け入れるだけではなく、江戸時代から他国で商いを行う(行商、出店)、旅行者としての長い歴史も有しています。 本市には、琵琶湖の豊かな水及び土壌のもとで長年受け継がれてきた伝統野菜や湖魚を使った伝統的な郷土料理、市内各地で様々に発展してきた集落の生活文化、火祭りをはじめとした特色ある祭礼及び年中行事、内湖、湖上交通等に支えられたヨシ製品などの産業・生業が、暮らしの中に脈々と息づいています。 また、八幡商人の倫理及び道徳をはじめ、ウィリアム・メレル・ヴォ-リズの活動にも見られる「社会貢献」の精神風土が現在も大切に受け継がれています。

このプロジェクトの作成者

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近江八幡市といえば、多くの映画ロケ地にもなる「八幡堀」、織田信長の居城であった「安土城址」、風情ある西の湖の水郷景観に、琵琶湖唯一の有人島である「沖島」など、歴史と文化、そして自然が調和したとても風光明媚なまちです。 ですが、近江八幡の本当の魅力はそこで暮らす、関わる「人」にあります。「三方よし」で知られる八幡商人(近江商人)や、名誉市民第1号でもあるウィリアム・メレル・ヴォーリズの社会貢献の精神は脈々と受け継がれ、今なお市民活動がとても盛んな地域です。 とても熱意のある、とてもおもしろい人たちがこのまちにはいます。そんな人たちと一緒になってまちを盛り上げる仲間に加わってもらえませんか!?

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