ぶどう山椒の発祥地を未来へー現場を支える関係人口の存在ー

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2026/05/17

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2026/05/15

大粒で香りの強い山椒の品種「ぶどう山椒」。和歌山県北部にある有田川町清水地域はその発祥地ですが、生産者の平均年齢が80歳を超えているともいわれ、産地消滅の危機にひんしています。特に収穫繁忙期を農家間の共助で乗り切る同地域では、豊作時に人手不足となり、収穫しきれなくなると場合、実が残ることによる木へのダメージも危惧されます。そこで地元団体・一般社団法人しろにしが立ち上げたのが「ぶどう山椒収穫レスキュー」です。

同企画は収穫ボランティアを募り、農家を支援するもので、2023年のスタート以来毎年関西圏を中心に関東からも参加者があり、昨年は80人超が産地をレスキューしています。参加者はぶどう山椒を食材として扱う料理人やメーカー関係者のほか、観光やワーケーションと併せて地域を楽しみ、移住に至った参加者もいるそうです。レスキューの受入れを行うぶどう山椒農家の方に食材としての魅力について尋ねました。

星付きの料亭から引き合いのある和のスパイス「ぶどう山椒」

東京から地元・有田川町清水地域へUターンし、ぶどう山椒農家となった「きとら農園」園主の新田清信(しんだ・きよのぶ)さん。結婚を機に帰郷を決めた際、何で食べていこうかと考えていたところ親戚から山椒農家をすすめられ、就農を決意。移住前から園地の整備を進め、2011年に就農しました。 「就農した当初は山椒の値段が大変安い時期だったので、やっていけるだろうかと心配しました。幸いなことに徐々に値段が上がっていったので、事業としての見通しがたつようになりました」と新田さん。

価格が安定し、独自の販路開拓にも関心をもちつつあった時にぶどう山椒の人気ぶりに驚いた出来事があったそうです。 「2018年にフランス・パリでの商談会に参加する機会があり、現地のシェフやパティシエが香りに感動している様子から食材としてのぶどう山椒の魅力を認識しました。当時は山椒といえばウナギというイメージでしたが、フランスではチョコレートにあわせるなど、想像のつかない使い方を検討されており、可能性の広がりを感じました」

当時は独自の販路をもたず、自社での加工も行っていなかった新田さん。 その後、収穫した山椒の直販をはじめ、ネットショップも活用しながら実山椒と粉末状にした粉山椒、それに希少価値の高い花山椒の販売をはじめました。 直販を始めると取引先から生の声がきけることもあって、ぶどう山椒の食材としての魅力を実感することが多いそうです。 「実山椒は定番の佃煮を製造する事業者に加え、ビールや焼酎、ジンの原料として、酒造メーカーとも取引があります。粉山椒はウナギ料理店や日本料理店のほか、和菓子店や中華料理店、ラーメン屋にも卸しています。珍しい使い方だと、上島珈琲店でラテへの後がけとして期間限定でぶどう山椒を使ってもらい、人気商品になったと聞いています」

ぶどう山椒農家として、着々と成果を積み重ねながら、「ぶどう山椒収穫レスキュー」の受入れ農家としても活動する新田さん。6月7日には京都市で開催されるイベント「ぶどう山椒研究会」へも登壇されます。 「参加された方には、ぶどう山椒の食材としての魅力をお伝えできれば。当園の山椒を七味の素材として使っているスパイスメーカーの方もお越しになるので、農家目線とメーカー目線など色々な視点でぶどう山椒の話を楽しんでいただけると思います」

7月からはじまるぶどう山椒収穫レスキューについては 「過去参加された方では、収穫作業を体験される中で香りや味に感動いただきリピーターになってくれている方もいます。山椒の1日あたりの収穫量が限られていること、乾燥させると大きさが3分の1になることなど、現場でしかわからないことも知ってもらえればと思っています。初心者の方には採取用のはさみも準備しているので、一度本場のぶどう山椒を体感してほしいですね」と話してくださいました。

ぶどう山椒収穫の繁忙期である夏季の清水地域は、川遊びやキャンプ客で賑わい、泉質が評判の「しみず温泉」や棚田百選選出の「あらぎ島」など、観光も同時に楽しめる時期です。ぜひイベントやレスキューに参加いただき、本場の風を感じてください。

新田さんがゲストとして参加する京都市開催のイベントのお申し込みはこちら https://budosansho-kenkyukai01.peatix.com/view ぶどう山椒収穫レスキューへの参加はこちら https://shironishi.jp/engagement/sansho_rescue ※応募する方はこの記事の「興味ある」ボタンをクリック!

きとら農園の粉山椒
きとら農園の粉山椒
山椒収穫体験の様子
山椒収穫体験の様子

このプロジェクトの地域

和歌山県

有田川町

人口 2.48万人

有田川町

有田川町が紹介する有田川町ってこんなところ!

清流 有田川が育む山椒とみかんの郷

まちの西部は全国的にも有名な「有田みかん」の産地で、まち一面にみかん畑が広がっています。都市圏へのアクセスのよい平野部はカフェやベーカリーなど起業の盛んな地域です。 水に恵まれ、醤油蔵や酒蔵、クラフトビール醸造所が活躍しています。

東部には、日本の棚田百選に選ばれた「あらぎ島」があり、その周辺地域は、「国選定重要文化的景観」に選定され昔ながらの風景を守っています。 世界からも脚光も浴びる和のスパイス「ぶどう山椒」の発祥地です。

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