「馬のまち」栗東だけじゃない!歴史とロマン香る「栗東歴史民俗博物館」
公開日:2026/08/20 07:55
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2026/08/21「興味ある」が押されました!
2026/08/21みなさんは、滋賀県に数多くの文化財があることをご存じですか?
文化庁が公表している都道府県別の指定等文化財件数では、滋賀県は東京都、京都府、奈良県に次いで全国4位。県内では、地域の歴史や文化に触れることのできる博物館も数多くあります。
そんな滋賀県の南部に位置する栗東市にも、地域の歴史を知ることのできる「栗東歴史民俗博物館」があります。栗東市役所から車で約5分と、市街地から気軽に訪れることのできる博物館です。
館内を巡ってみると、山中に残る巨大な石仏や地域で今も大切にされている仏像、かつて全国で活躍した栗東ゆかりの鋳物師など、知らなかった栗東の姿が次々と見えてきます。
今回は、栗東歴史民俗博物館を巡りながら、栗東に受け継がれてきた歴史や文化をご紹介します😉🎶
栗東の歴史を知る旅へ。まず出迎えてくれるのは…?
栗東歴史民俗博物館は、名神高速道路栗東インターチェンジのすぐ南にあり、平成2年(1990年)に開館した博物館です。地域に残る歴史的・文化的な資料を収集・保存し、栗東の歴史や文化を今に伝えています。
そんな博物館のエントランスホールに入ると、まず目を引くのが大きな石仏!
こちらは「狛坂磨崖仏(こまさかまがいぶつ)」の実物大の複製品です。本物は栗東市南部の金勝山中にあり、高さ6.3m、幅4.5mもの巨大な花崗岩に複数の仏像が刻まれています。
狛坂磨崖仏は、奈良時代後期に彫られたとの説が有力とされていますが、その詳しい来歴には今もなお謎が残されています。長い年月を経た現在も山の中にただずむ、栗東の歴史を感じられる文化財のひとつです。
金勝山を含む滋賀県南部の山々は「湖南アルプス」と呼ばれ、花崗岩がつくり出す独特の景観や、琵琶湖まで見渡せる眺望を楽しめるハイキングスポットとしても親しまれています。
博物館で狛坂磨崖仏の大きさを体感すると、「山の中にある本物も見てみたい!」と思ってしまうかもしれません。博物館で栗東の歴史に触れたあと、実際にその舞台を訪ねてみるのも面白そうですね🎶
エントランスホールから第一展示室へ進むと、「栗東の歴史と民俗」をテーマに、古代から近代にいたる栗東の歩みや、四季のうつろいの中で営まれてきた民俗文化を紹介する展示が続きます。
その中でぜひ注目していただきたいのが、滋賀県指定有形文化財の「広目天立像(こうもくてんりゅうぞう)」です。
この仏像は、もともと金勝山へ向かう山道の登り口付近に位置する荒張・走井の地域でまつられていたもので、栗東歴史民俗博物館の開館以来、地域からお預かりする「寄託資料」として収蔵・展示されています。
しかし、単に博物館に収められた「昔の文化財」というわけではありません。
今でもお盆の時期になると、地域の方々がお参りに来られるそうです。
博物館の展示室にありながら、今も地域の人々の信仰とつながり続けている広目天立像。長い歴史を持つ文化財が、現在の暮らしの中でも大切に受け継がれているーーーそんな「生きた文化財」に出会えることも、栗東歴史民俗博物館の魅力のひとつです😌
鐘に鳥居も!?栗東に残る「辻村鋳物師」の足跡
栗東歴史民俗博物館を巡っていると、もうひとつ栗東の意外な歴史に出会うことができます。
みなさんは「鋳物(いもの)」と聞いて、何を思い浮かべますか?
鍋や釜などを想像する方も多いかもしれませんが、実はお寺でおなじみの“あのアイテム”も鋳物で作られています。
それが「梵鐘(ぼんしょう)」、お寺の鐘です!
栗東歴史民俗博物館のロビーには、6点もの梵鐘が展示されています。これらを手がけたのは、現在の栗東市辻にルーツを持つ「辻村鋳物師(つじむらいもじ)」と呼ばれる職人たちです。
辻村鋳物師の活動は戦国時代の終わりごろには確認され、その後、江戸時代になると全国各地へと進出。江戸時代の百科事典『和漢三才図会』にもその名が登場するほど、当時の日本を代表する鋳物師として知られていました。
地元の辻村に残って活動した鋳物師も多く、栗東市やその周辺には現在もさまざまな作品が伝えられています。館内では梵鐘のほかにも、鰐口(わにぐち)や鍋、釜など、辻村鋳物師が手がけた鋳物を見ることができます。
そして、辻村鋳物師の足跡は博物館の中だけではありません。
栗東市辻にある井口天神社には、なんと鋳物で作られた銅製の鳥居があります。
この鳥居は元禄7年(1694年)、辻村から江戸へ進出して活躍した「釜七」こと田中七右衛門と、「釜六」こと太田六右衛門が中心となり、江戸・深川で鋳造されたものです。
さらに鳥居の左右の柱には、各地で活躍していた氏子をはじめ、229名もの寄進者の名前が刻まれています。
かつて全国へと活躍の場を広げた辻村鋳物師たち。そのつながりを今に伝える鳥居が、現在も彼らのふるさとである栗東に残されています。
残念ながら、栗東市辻で辻村鋳物師の流れをくむ鋳物業は昭和30年代後半を最後に途絶え、現在は操業されていません。しかし、各地へ進出した鋳物師の末裔の中には、現在も辻村鋳物師とのつながりを伝える方々がおられるそうです。
博物館で出会った一つの梵鐘から歴史をたどってみると、その先には栗東から全国へと活躍の場を広げた職人たちの姿が見えてきました。
博物館を訪れたあとは、まちに残る辻村鋳物師の足跡を探してみるのも面白いかもしれませんね😆❗
家の中に牛小屋!?「旧中島家住宅」で昔の暮らしを体験
博物館の展示を楽しんだあとは、ぜひそのまま帰らずに駐車場の近くにも注目してみてください。
そこにあるのはーー昔ながらの大きな古民家。
車を停めるときに「なんでここにお家が!?」と気になった方もいるかもしれません。
こちらは、国の登録有形文化財にも登録されている「旧中島家住宅」です。
もともとは現在のJR栗東駅の北東に位置する霊仙寺(りょうせんじ)にあった住宅で、所有者から寄贈を受けたのちに解体調査が行われ、平成5年(1993年)に博物館の敷地内へ移築復元されました。建物の構造や建築手法から、明治初年ごろに建てられたと考えられています。
中へ入ると、土間と居室が広がり、当時の暮らしを感じることができます。居室には「オクノマ」「ディ」「ナンド」「ダイドコ」とそれぞれの役割の異なる4つの部屋があり、「田」の字のように配置されています。
そして、家の中を見学していると気になる場所がもうひとつ。
なんと、家の中に牛小屋があります!
この地域では、農作業などで活躍する牛を家の中で飼うことは珍しいことではなかったそうです。旧中島住宅では米屋を営んでいたこともあり、店舗や作業場を確保するためか、一般的な住宅とは異なる位置に牛小屋が設けられていました。
昔のお風呂(五右衛門風呂)や生活道具なども見ることができ、一歩足を踏み入れると、当時の栗東の暮らしへタイムスリップしたような気分を味わえます。
旧中島家住宅では、この建物を活用した体験イベントも開催されています。
そのひとつが「かまどめしを炊こう!」🍙
昔ながらのかまどに薪をくべて火をおこし、ごはんを炊き上げます。薪の火で炊いた、つやつや、ほかほかのかまどめしは格別なのだそう。
建物を見るだけでなく、当時の暮らしの一部を実際に体験してみるのも楽しそうですね🎶
また、栗東歴史民俗博物館では常設展示だけでなく、さまざまな企画展や展示も開催されています。
現在は「『近江栗太郡志』100年ー地方史の記憶を未来へー」、ミニ展示「豊臣政権を支えた栗太武士 宮城豊盛」、ロビー展示「市制施行25周年・栗東市のあゆみ」が開催されています。
なかでも「『近江栗太郡志』100年ー地方史の記憶を未来へー」では、栗太郡の歴史を紐解くうえで欠かすことのできない地誌『近江栗太郡志』の刊行100年を記念し、その編纂に携わった人々や、地域の歴史を未来へ残すために積み重ねられてきた取り組みを紹介しています。
開催期間は令和8年(2026年)8月30日(日曜日)までです。
巨大な石仏から、地域でも今も大切にされている仏像、全国へ活躍の場を広げた鋳物師、そして昔の人々の暮らしまで。
博物館をめぐってみると、普段何気なく見ている栗東のまちの中にも、長い年月をかけて受け継がれてきた歴史や文化があることに気づかされます。
博物館で歴史を知ったあとに栗東のまちを歩いてみると、いつもの景色も少し違って見えるかもしれません。
この夏はぜひ、栗東歴史民俗資料館で栗東の歴史に触れてみてはいかがでしょうか👀✔
このプロジェクトの地域
栗東市
人口 7.05万人
滋賀県栗東市企画政策課が紹介する栗東市ってこんなところ!
〇交通の便の良さ 栗東市は、国道1号・8号が横断し、名神高速道路のインターチェンジが2箇所あるなど、交通の要衝として栄えています。加えて、JR栗東駅から京都まで約30分、大阪まで約60分と大都市へのアクセスの良さが魅力です。 〇魅力的な住まい 近隣市に比べて賃貸価格、土地価格が安く、理想的な住まいに住むことができます。 また、賃貸は、ファミリー向けの広い物件が多いのが特徴です。 〇子育てがしやすい なんと合計特殊出生率が本州1位! 1学区ごとに児童館が整備されているのは、近隣市でも珍しく、子育て世帯向けに様々な施策・支援を行っており、子育てしやすい環境です。 〇過ごしやすい気候 積雪が少なく、冬でも比較的気候が安定しています。 〇馬好きの方には最高の地 日本に2箇所しかない競走馬の調教施設があることから、「馬のまち」としても知られています。
このプロジェクトの作成者
栗東市は、滋賀県の南部に位置し、市の北部は平坦地、南部は緑豊かな山地に囲まれています。 程よく自然を感じられ、田舎すぎず、都会すぎず、静かでおちつきのある環境です。 20代の転入者が多く、全国屈指の合計特殊出生率を誇る、若い世代に選ばれているまちです。
【若い世代に選ばれている理由】 〇交通の便の良さ 栗東市は、国道1号・8号が横断し、名神高速道路のインターチェンジが2箇所あるなど、交通の要衝として栄えています。加えて、JR栗東駅から京都まで約30分、大阪まで約60分と大都市へのアクセスの良さが魅力です。 〇魅力的な住まい 近隣市に比べて賃貸価格、土地価格が安く、理想的な住まいに住むことができます。 また、賃貸は、ファミリー向けの広い物件が多いのが特徴です。 〇子育てがしやすい なんと合計特殊出生率が本州1位! 1学区ごとに児童館が整備されているのは、近隣市でも珍しく、子育て世帯向けに様々な施策・支援を行っており、子育てしやすい環境です。 〇過ごしやすい気候 積雪が少なく、冬でも比較的気候が安定しています。 〇馬好きの方には最高の地 日本に2箇所しかない競走馬の調教施設があることから、「馬のまち」としても知られています。