世界を旅した経験を活かして葛巻へ。寄宿舎で高校生をサポートする元ホテルマンの挑戦!
公開日:2026/09/03 01:25
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2026/09/05「興味ある」が押されました!
2026/09/03ホテル業を経て、世界11カ国を旅した先に見つけた「ハウスマスター」という仕事。葛巻高校の寄宿舎で高校生たちと日々向き合う儘田さんは、地域おこし協力隊として教育に携わりながら、葛巻の暮らしも楽しんでいる。旅で培った価値観、そして子どもたちとの出会いからつながった地域おこし協力隊の仕事について、お話を伺った。
▼ハウスマスターとは?
くずまき山村留学生寄宿舎で暮らす生徒を手助けする仕事です。また、地域のみなさんと交流し、イベントへの積極的な参加を促します。
▼お話しを聞いた方
儘田 洋平 隊員(群馬県安中市出身)
子ども向けキャンプでの感動体験が協力隊へのキッカケに!
▼地域おこし協力隊になる前はどんなことをされていましたか?
群馬県の高校を卒業してから、ずっとホテルを中心にサービス業を続けてきました。前職のホテルではフロントやハウスキーピングなどの業務全般に携わっていました。
一番長かったのはレストランのサービスです。お客さんから注文を聞いて、厨房を通して料理を運ぶ。お客様とのコミュニケーションを通して自分も成長できる仕事でしたね。
ホテルを退職したあと、ずっと行ってみたかったトルコを起点に、2ヶ月かけて11カ国を回りました。アジアとヨーロッパの文化が入り混じっていて、シルクロードも通っている。もともと世界史が好きでしたし自分の価値観を改めて考える機会になりました。
▼地域おこし協力隊の仕事を知ったきっかけは?
従兄弟から「地域おこし協力隊っていう制度があるけど、あなたの性格に合ってるんじゃない?」と言われたのがきっかけです。当時はまだホテルで働いていていましたし、その話は聞き流していました。
でも、「ハウスマスター」という仕事を知ってからぐっと興味が増しましたね。祖父が学校の先生だったこともあり、教育には以前から関心がありました。決定的だったのは、コロナ禍の緊急事態宣言で働いていたホテルが休業になったときに子ども向けキャンプのお手伝いをしたことです。
想像以上に子どもたちが自分のことを慕ってくれて驚きました。帰る日には泣かれて、僕が辞めた後にも「儘田先生はもういないんですか」と電話がかかってきたそうで…(笑)、自分自身も子どもたちと充実した時間を過ごしたことが印象に残っていましたし、やりがいを感じました。
「自分の経験と価値観を届けたい」高校生と向き合う日常!
▼ハウスマスターの仕事の魅力と、内容を教えてください
学校教育とは違う形で高校生と関わりたかったんです。自分の経験や価値観を子どもたちに提供したい。学校以外の場所で、できるだけ密に関われる仕事を探していました。
生徒が学校に行っている時間は、基本的に自分の仕事の時間です。葛巻高校で運営しているnoteというサイトで魅力発信の記事を書いたり、報告書や企画書の作成をしています。
夜は外泊届などのやりとりや、部屋の掃除を手伝ったりもしますよ。いらないものは段ボールに入れて、とか、洗濯物を畳んでおくとか。生活スキルがパーフェクトな状態で寄宿舎にくるわけではないので日々の中で苦手なことや困ったことなどがあるときは、話を聞き、一緒に向き合い解決策を話し合います。
▼仕事の中で悩むのはどんな時でしょうか?
生徒から悩み相談をされたときはこちらも対応に悩みますね。自分の経験から答えられないことや、プライベートな問題へのアドバイスを求められる時があって、自分の一言で生徒の人生が変わってしまうのかもしれないと考えると、かなり慎重になります。
対応に困った時は自分だけで考えすぎないようにしています、生徒のプライバシーに配慮しつつ職場の人や学校の先生にも共有します。教育委員会の方も「寄宿舎の中で困ってることはないですか」と聞いてくれることもあるので、相談してアドバイスをいただいています。
豊かな自然を活かして!葛巻で描く新たなチャレンジ
▼葛巻町の印象は?
葛巻には、外から来た人に興味を持ってくれる方が多い印象がありますね。私は消防団にも入っているんですが、そこで知り合った方もとてもフレンドリーで。群馬の友達が葛巻に遊びに来たときには、「友達も連れておいで」と言っていただいたので慰労会に連れて行ったら、もう大歓迎で(笑)、友達もめいっぱい楽しんで「また葛巻来るわ」って話していました。
▼任期中にやりたいことはありますか?
寄宿舎の生徒と一緒にキャンプをやってみたいなと思っています。くずまき高原牧場で企画された冬キャンプに今年は参加し、イグルーを作ったり、冬の牧場に連れて行ってもらったりと葛巻の冬ならではの経験ができました。これを山村留学生と一緒にやったら面白いんじゃないかなと考えているところです。 生徒から「やりたい!」という声もありますし、葛巻の自然をアウトドアを通して知ってもらう機会にしたいですね。
▼葛巻へ移住を考えている方へメッセージ
自然の豊かさ、地域の方々の温かさはもちろんですが、週末には地元開催のイベントも多く、地方での生活に興味がある方にはほどよい活気もぴったりだと思います。ぜひ葛巻暮らしを一緒に満喫しましょう!
このプロジェクトの地域
葛巻町
人口 0.49万人
葛巻町地域おこし協力隊募集支援事務局が紹介する葛巻町ってこんなところ!
葛巻町は岩手県北部に位置し、北欧を思わせる高原の風景が広がる「北緯40度 ミルクとワインとクリーンエネルギーのまち」です。 乳牛の頭数、牛乳生産量は東北一! 酪農が基幹産業となっているほか、特産の山ぶどうを活用したワインやジュースの生産もさかんで、その品質は高い評価を受けています。また、地域資源を活用したエネルギー自給に取り組み、風力発電、太陽光発電、バイオガス発電などのクリーンエネルギーをいち早く導入してきました。 自然を守り、自然を生かす、「自然との共生」を目指したまちづくりを進めています。 また、町の人口は、令和8年4月1日現在で5,035人。ほかの中山間地域と同様に人口減少が課題ですが、町では医療・教育・福祉などの充実を図り、山村のモデルとなるまちづくりに挑戦を続けています。
このプロジェクトの作成者
運営メンバー全員が、地域おこし協力隊や復興支援員の経験者です。なので、それぞれの経験や知見を活かした活動支援や相談対応をしております。 岩手県内で地域おこし協力隊や復興支援員として活動していた6名のメンバーによって設立した組織です。私たちは「いわての協力隊が活動しやすい環境を作り、それぞれの隊員が幸せに生きる道を見つける」をビジョンに掲げ活動しております。主な業務は岩手県内の地域おこし協力隊同士のつながりの創出や活動支援、相談できる場づくり、市町村への支援などです。