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- 【欲しい情報が見つかる】令和2年度オンラインワークショップレポート【憧れの田舎暮らし】
こんにちは!
南砺市移住コーディネーターの松本です。
今回は令和2年度に開催したオンラインワークショップの内容をお伝えしたいと思います。
新型コロナウィルスの感染防止のため県境を越えた移動が難しくなる中、皆さんの移住計画に役立つ「ネットにも本にも書いていないリアルで面白い情報」を発信し、座談会形式で交流を深めることを目的にワークショップを開催しました。
【オンライン座談会】夢のガーデンライフの始め方【無農薬野菜で独立する方法】
ゲスト:粟土舎(無農薬トマト農家)粟野 秀氏
開催日時:2021年2月19日(金)20:00〜21:00
開催場所:Zoom
募集人数:5名
参加人数:6名
内容:南砺市に家族で移住し、無農薬栽培のトマト農家を営む粟野さんが参加者からの質問に答えていく座談会
<粟野さんのお話まとめ>
・無農薬米で新規就農者になりたかったけど農地確保と資金面から米農家での起業は断念。小規模の耕作地でも作れる単価の高い無農薬野菜(トマト)を栽培することにした
・南砺市に移住した理由は、トマト育成に適した気候だったから
・本で勉強したり、無農薬栽培農家と情報交換することで栽培技術を磨いている。南砺市には自然農や無農薬栽培に取り組む農家仲間が複数いるので交流しやすいし、家族ぐるみでお付き合いしている
・作物を生で出荷するだけでなく、加工し高単価な商品として流通させる工夫が必要
・トマトの販売だけでは収入が足りないが、南砺市(北陸)は冬季のみの短期の仕事(スキー場や除雪等)があるので、それらを農業と組み合わせて一家を支えている
<参加者の声>
・農業はお金と土地が無いとできないと思っていたが、小規模農業でもほかの仕事を組み合わせることで暮らしていけることが分かり、挑戦してみたくなった
・無農薬栽培や自然農に憧れているが、情報をどこで探せばいいか分からなかった。実際にやっている農家さんと知り合いになれることは貴重なので、こういう座談会をこれからも開いてほしい
「粟土舎」の粟野さん。農薬、化学肥料、除草剤は一切使用せず、土・水・風を基とした周りの自然環境を大切にしている。
【またぎ座談会】俺マタギだけどなんか質問ある?【猟師になった移住者たち】
ゲスト:利賀村の兼業猟師 木田 昇二郎氏
開催日時:2021年3月12日(金)20:00〜21:00
開催場所:Zoom
募集人数:5名
参加人数:6名
内容:南砺市に家族で移住し、猟師・ゲストハウス経営・彫金師・建設業従業員という多業種を組み合わせて生活する木田さんが参加者からの質問に答えていく座談会
<木田さんのお話まとめ>
・牛や豚などの大規模畜産が自然に大きな負荷をかけていることから、より低負荷で身近な「ジビエ肉」を食べることを家族で選択した
・狩猟で金銭を稼ぐことを目的にするハンターは、殺した動物を山野の中に放置することが多い。自分は命を奪うことに責任を持ちたいので、金銭目当てで狩猟はせず、肉や毛皮、骨まですべて家族で頂き、活用している
・動物の他にも、山には山菜や宝石の原石、樹木、雪など、人間の暮らしに役立つ資源が沢山ある。それらを活用し、季節の変化に合わせて自分の生業を変えることで、自然と共存しながらのびのびと子育て生活を楽しむことができる
<参加者の声>
・猟師を専業にすることをイメージしていたが、木田さんの話を聞いて考えを改めた。季節に合わせて色んな仕事ができる環境は魅力的だし、ストレスが少なそうだと思った
・肉だけでなく、毛皮や骨までアクセサリーにしてしっかり活用しているのがすごい
・木田さんの子どもたちが自然や命を身近に感じながら成長していて、そんな環境で子育てができることがうらやましいと思った
・コロナが収まったら木田さんのゲストハウスに遊びに行きます!
【今後について】
今年度の座談会式オンラインワークショップは、閉会時刻になっても参加者さんから話したいことがまだまだ出てきて、時間延長して大いに盛り上がりました。
どちらのワークショップも、参加者さんは「自然と共存しながら自立して生活する術」について関心が高く、農業や狩猟を行いながら暮らす若い家族のリアルな声に、共感いただけたようです。
また、この後も継続してつながりたい・情報交換できる機会がほしいというご要望を多数いただきましたので、今後も引き続き、南砺市で特色ある田舎暮らしを送る移住者と交流できる機会を作っていけたらと考えております。
これからも、ご期待ください!
レポートを読んで南砺のことをもっと知りたいと思ってくれた方は是非「興味ある」を押してくださいね!
兼業猟師の木田さん。自然に負荷をかけずに暮らしたいと思い、狩猟免許を取得した
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富山県唯一の世界遺産「相倉・菅沼合掌造り集落」と、富山県随一のアクセス困難秘境「演劇の聖地利賀村」を擁する南砺市。
人口約5万人がグラウンド1枚(13,000㎡)あたりの土地につき1人の割合で住んでいます。
夏は暑く、冬は寒く、北陸のイメージ通り雪が多いですが、その分道路除雪の技術もピカイチで、冬季の路面は県内のどこよりも整っているのが密かな自慢です。
自然が厳しい分、人は優しく、世話焼きで、我慢強い性格です。
除雪で培った「お互い様」の精神で、ご近所同士助け合うのが当たり前の暮らしです。
富山県南砺市に暮らす移住者です。
兵庫から南砺市に移住して25年。
(株)まとめる専門家というまちづくりの会社をやりながら、新しいことを地域でやりたい人を全力でサポートしています。
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