募集終了

【社員募集中】包丁の消費文化を塗り替えろ!「幸せなものづくり」 タダフサ

最新情報

プロジェクトの募集が終了しました。

2022/03/04

経過レポートが追加されました!「\オンライン企業合同説明会を開催中!/」

2021/11/13

◎イベントの開催目的 地域移住や転職を考えているが、コロナ禍で中々進まない昨今。地域の様々な仕事や暮らしをオンラインでも体感して頂ける機会をご用意しました。ものづくりのまちとして栄えた地域で、どんな会社が、どんな思いで、そしてどんな暮らしをしているのか。仕事と暮らしフェアを通して、ぜひ一度三条市の事を知って頂けたらと思います。

◎申し込みURL: https://peatix.com/event/3046271/view

※お申し込みの前に必ず「興味ある」ボタンのクリックをお願い致します。

◎出演企業のご紹介 イベントで登壇される企業をご紹介させて頂きます。 今回は株式会社タダフサさんになります!

◎企業詳細 株式会社タダフサ(以下:タダフサ)は、代表の曽根さんの祖父が1948年に興した会社で、創業約70年の老舗だ。元は大工道具の曲金(まがりかね)を作る腕利き職人だった祖父は、問屋から依頼を受け、独学で包丁作りを始めた。その後、包丁メーカーとして曽根さんの父へと引き継がれ、年商一億円規模の会社に成長してきた。

包丁の消費文化を塗り替えろ!「幸せなものづくり」 タダフサ

つくり手の心がきちんと伝わり、つかい手がそこに魅力を感じ、製品を正当な価格で買うことができる。 幸せなものづくりとは、きっとそうあるべきだ。

新潟県・三条市の包丁メーカーであるタダフサの三代目曽根忠幸さんは、中川政七商店の中川政七さんと共に新ブランド『庖丁工房タダフサ』を立ち上げた。 想いや技術をつかい手に正しく届ける仕組みを作れば、安価な大量生産をせざるを得ないものづくりの現場の状況は変えられる。 結果として、5年前に比べ、売上を約2倍に伸ばし、今では三条のものづくりを引っ張る存在としての立ち位置を確固たるものにした。

燕三条地域全体へプラスの影響力を伝播させていくことになるものづくり企業の挑戦

900種類の包丁から絞り込まれた「基本の3本、次の1本」

工場で目をつけたのは、これまでタダフサが作ってきた、信じがたいほど豊富な包丁の種類だった。 あらゆるニーズに応えて、包丁をつくり続けてきた結果、タダフサの包丁のバリエーションは実に900種類にまで及んでいた。 「そんなに種類があっても、売上の80%を担っているのは全体の約20%の商品でした。いくつもある包丁の種類の中には、1年に1本しか売れないものもありました(笑)」

この構造の影響で、必然的にタダフサの工場内にはあらゆる包丁の在庫が眠ることになっていた。 中川さんの指導のもと、思い切ってほとんどの在庫を捨て、受注生産にシフトチェンジすることに。 全く作らないのではなく、めったに注文の来ない包丁は出来上がるまで待ってもらう事で、作業の効率化を図った。

こうして、900種類の包丁の中から、問屋向けに常時生産する商品を70種類に絞った。

「ウチでは、板前さんや漁業関連の人たちが使う刺身包丁や出刃包丁など、専門的な刃物も豊富に作ってきました。ところが、1本の刺身包丁を使い切るのに30年くらいかかるんです。根強いリーピーターさんがいても、次に売れるのは30年後って、かなり先ですよね…(笑)」

そこからさらに一般の消費者向けに7本に絞った包丁で、新ブランド『庖丁工房タダフサ』がスタートした。

合言葉は「基本の3本、次の1本」。 三徳包丁・ペティナイフ・パン切り包丁の「基本の3本」を揃え、料理の腕が上がったら、さらにより細かく用途が分かれた4種類の包丁から「次の1本」を選ぶ、といった購買の流れを想定した商品構成だ。

この、商品数の絞り込みの他に、『庖丁工房タダフサ』を展開する上でポイントとなったのは、「いかにして、包丁を研ぐ意識を習慣化するか」だった。 包丁で一番重要なのはもちろん切れ味の良さ。 職人に言わせれば、どんな包丁も研がなければ切れなくなるのは当たり前だ。

しかし、現代の一般家庭では「包丁を研ぐ」といった習慣はあまり根付いていない。おそらく、ステンレス製の研がずに済む包丁が多く流通しているからだろう。

そこで、『庖丁工房タダフサ』ではパッケージにある工夫を凝らすことにした。

つかい手が研ぐことができないなら、つくり手がメンテナンスをすればいい。 購入時のパッケージをそのまま使って、もう一度タダフサの工房に送れるような「通い箱*」の形状にした。

*通い箱…製造元から得意先に注文の品物を入れて届けるのに使う箱のこと。工場間の行き来に使用されることも多い。

さらに、包丁がどんな状態になれば研ぐタイミングなのかを分かりやすく示すため、「研ぎ頃」という概念をつくり、リーフレットを作成。 これを包丁のパッケージに同封した。

この施策が、タダフサの包丁作りへの想いを伝えることにつながり、消費者も魅力を感じて商品を買ってくれるという「幸せな関係」を生みだした。

タダフサの工場内では、愛用者から届いた包丁が「研ぎ」の工程を待ち、並ぶ姿が日常化した。

パッケージや売り出し方に工夫を加え、消費者が面倒に感じていた「包丁を研ぐ」行為を価値あるサービスに昇華させたことで、『庖丁工房タダフサ』のファンはその後も、順調に増えていった。

◎タダフサを一緒に会社を盛り上げてくれる仲間を募集しています! https://www.tadafusa.com/archives/241

◎続きはこちらから読みください。 https://sanjo-school.net/spblog/?p=526 ※上記をクリックする前に「興味ある」ボタンのクリックをお願い致します。

◎本記事は、三条ものづくり学校の取材した記事になります。

このプロジェクトの経過レポート

このプロジェクトの地域

新潟県

三条市

人口 9.12万人

三条市

三条市 地域経営課が紹介する三条市ってこんなところ!

ちょうどいい田舎、三条市。 新潟県三条市は、新潟県のちょうど真ん中に位置するものづくりの街。 人口は約10万人の都市で、中心市街地にいけばスーパーやコンビニが揃っており 少し車を走らせると山や自然が豊かな下田地域にもいける都会と田舎の側面を持つ地域。 ものづくりの技術は世界から認められており、グッドデザイン賞を受賞していたり、 アウトドア用品の有名ブランドのほとんどは実は三条市が本社だったりします。 三条市をもっと知りたい方は、こちらの記事もご覧ください! https://sanjo-city.note.jp/

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

▼移住定住促進サイト「三条で暮らす。」 https://sanjo-city.note.jp/p/iju

人口約10万人の地方都市・三条市は、鍛冶技術の伝統を受け継ぎながらも、時代に合わせて革新を続けてきた打刃物の技が光る「ものづくりのまち」です。新幹線が止まる燕三条駅から車で約30分走ると、自然豊かな地域・下田郷が広がります。地方都市暮らしも、田舎暮らしも叶えられる一石二鳥なまちです。

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