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- 劇場型民俗博物館「スズ・シアター・ミュージアム」の学芸・運営スタッフを募集します!
能登半島の最先端に位置し、本州で最も人口の少ない市「珠洲市」は、豊かな里山里海とともに暮らす人々の知恵や技が今も受け継がれる一方、奥能登国際芸術祭やSDGsの推進など、先進的な取り組みにも挑戦する、なつかしくて新しいまちです。
2021年秋に開催した「奥能登国際芸術祭2020+」では、市内の歴史民俗資料の展示・保存を目的とした博物館機能と、民具等を題材に日本の先鋭アーティストが制作した作品を展示する美術館機能を合わせもつ、劇場型民俗博物館「スズ・シアター・ミュージアム」が誕生しました。
「スズ・シアター・ミュージアム」は、地域文化(歴史、民俗、人類学など)と現代アートが融合した世界に類をみない劇場型博物館です。今後、通年型のミュージアムとして運営していくことなったので、その学芸&運営スタッフ(地域おこし協力隊)を募集します!
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≪スズ・シアター・ミュージアム≫
館長/北川フラム(アートディレクター)
キュレーション・演出/南条嘉毅
民俗文化アドバイザー/川村清志(国立歴史民俗博物館)
民族資料保存・活用アドバイザー/川邊咲子(国立歴史民俗博物館)
「奥能登国際芸術祭」で誕生した、博物館と劇場が一体化したミュージアム
珠洲市では2017年から、豊かな里山里海の自然の中で育まれた文化や暮らしの魅力をアートの力で再発見することを目的に、「奥能登国際芸術祭」を開催しています。
これはトリエンナーレ(3年に1度)形式の芸術祭で、市内全域を会場に、地域の歴史や生活文化、環境的な特徴をよく表す場所で、アーティストがその場に固有な作品を制作・展開します。第2回は2020年に開催予定でしたが、新型コロナウイルス禍で1年延期となり、「2020+」として2021年9~11月に開催されました。
「奥能登国際芸術祭2020+」では、大勢の市民ボランティアを巻き込んで、「大蔵ざらえ」と銘打ち、古い蔵を掃除して先祖伝来の生活の品々(民具)の数々を収集しました。
「蔵ざらえ」は、商店が店じまいするときに使われる言葉ですが、過疎高齢化の進む珠洲においては「家じまい」が進んでいます。そこにはなじみ深い家具や食器、衣食住や祭りに関わる道具、農林漁業や製塩など生業に関わる品々・個人の思い出を綴った日記やアルバムなど、貴重なものが無数にあります。
それらの品々を廃校となった小学校の旧体育館へと運び込み、民俗・人類学的視点から展示紹介するとともに、気鋭のアーティストたちがそれぞれの視点から技能と創造力を駆使して、現代芸術として再生。 各々の作品の中で解釈され、意味づけられることで、民具は生まれ変わりました。 博物館と劇場が一体化した劇場型民俗博物館「スズ・シアター・ミュージアム」の誕生です。
「奥能登国際芸術祭2020+」の会期中には、たくさんの方にご来場いただきました。
市外からの観光客に混じって、地元の方や珠洲市出身で今は別の地域で暮らしておられる方もたくさん訪れて、「これ昔家にあったね」と懐かしむ姿や、地元の高齢者を中心としたボランティアガイドが熱心に作品を説明する姿も見られました。
スズ・シアター・ミュージアムの次の展開を共に考えるクリエイティブな人募集!
このように「スズ・シアター・ミュージアム」は、民具を提供した方、民具に新たな生命を吹き込んだアーティスト、「大蔵ざらえ」に参加したりガイドを勤めたりした地元ボランティアなど、大勢の人々の様々な想いの詰まった大切な場所になりました。
今後、ここをさらに魅力的な施設とするため、これらの人々の想いを汲み取り、関係者と連携を取りながら創意工夫して創り上げていく地域おこし協力隊を募集します。具体的な活動内容は下記のようなことです。
▼活動内容:スズ・シアター・ミュージアムの運営に関すること
・珠洲市内の文化資源に関する調査・保存・活用に関すること
・収集資料の展示・保存・データベース化に関すること
・資料を活用したワークショップ・イベントの企画運営に関すること
・施設や資料の管理・メンテナンスに関すること
現代アートはもちろん、歴史や考古学、民俗学に造詣の深い方にとっても大変興味深い活動内容ではないでしょうか?
珠洲市地域おこし協力隊の募集について(スズ・シアター・ミュージアムの運営)
○応募期限:令和4年6月30日(木曜日)必着
以下の応募書類を持参又は簡易書留により提出してください。
・履歴書(市販のもので可。写真添付必須)
・「スズ・シアター・ミュージアムで自分ができること」をテーマにしたレポート(A4×1枚以内 書式/明朝体、10.5pt)
・ハローワークの紹介状(最寄りのハローワークで発行)
※書類審査の合格者を対象に、面接を行います(7月19日~7月22日頃を予定)。
○募集人数:若干名
○勤務場所:珠洲市奥能登国際芸術祭推進室
○雇用形態:地方公務員法第22条に規定する会計年度任用職員
※任期中に勤務地・雇用形態が変更になる可能性があります。
○勤務時間:原則平日の8:30~17:00(1日 7時間30分)
○雇用期間:令和4年8月15日(予定)~令和5年3月31日(雇用契約は1年単位/最大3年)
○賃金・待遇など:
・月額 200,000円
・時間外割増賃金、期末割増賃金、車両借上料あり
・健康保険・厚生年金保険・雇用保険への加入、労災の適用、年次有給休暇制度あり
○募集対象
・地方公務員法第16条に規定する欠格条項に該当しない方
・三大都市圏等の都市地域から珠洲市へ住民票を異動できる方
・業務で関わる人々との対話を大切にしながら、積極的に活動できる方
・パソコンの一般的な操作ができ、ウェブ等での情報発信・コミュニケーションのスキルを有する方
・普通自動車運転免許(AT限定可)を有し、業務で使用するために借上可能な自家用車を、着任までに所有できる方
・地域文化(歴史、考古、民俗、人類学など)や現代アートに興味・関心があり、関係者とともに創意工夫と実践ができる方
※「学芸員資格を有する」または、それと同等の能力を有する」方が望ましい。
・地域おこし協力隊としての任用期間終了後、珠洲市内で起業または就業し、定住する意欲のある方
・年齢・性別は問いません
▼募集要項(PDF)はこちらからダウンロードできます。
https://www.city.suzu.lg.jp/uploaded/life/5978_7635_misc.pdf
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石川県・能登半島の最先端にある、人口約13,000人の本州で最も人口の少ない市です。
世界農業遺産に登録されている豊かな里山里海の原風景や文化を色濃く残しながらも、「奥能登国際芸術祭」やSDGsなど、先進的な取り組みに挑戦する、なつかしくて新しいまちです。
半島の先端という、決して生活の便がいいとは言えない場所ですが、だからこそ、「ホンモノの田舎である」「なにかできそうな余白がある」ことに魅力を感じて移住する20~30代の若者が近年増えてきています。
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