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「Made in Kobe」の日本ワインを手がける神戸ワイナリーでワイン造りをお手伝い - ワイナリースタッフになる旅 -
近年、世界のワイン愛好家からも注目を集める日本ワイン。皆さんは、その定義を正しく説明することができますか? 国税庁が定める基準によると、国産ぶどうのみを原料とし、日本国内で製造された果実酒を「日本ワイン」と規定されています。
旅のホストである「神戸ワイナリー」は、約40年前から神戸市内でぶどうを栽培し、ワイン造りに取り組む日本ワインを代表する生産者の一つです。温暖で日照時間が長い神戸の環境を活かし、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ、シャルドネなどヨーロッパの伝統的な品種を中心に育てています。
この旅では、ワインの品質を大きく左右するぶどう栽培に欠かせない枝の剪定作業をお手伝いいただくほか、この春からスタートしたばかりの有機JASに認定のある農薬のみを使用した「自然に寄りそうワインづくり」のサポーター向け企画を考えるワークにも挑戦していただきます。
その合間には、施設スタッフの方々とランチやレクリエーションを通して交流を深めていただく時間も設けています。レクリエーションでは、ぶどう畑での作業によって出た本来廃棄される枝を再利用したリース作りを実施。自身で手作りしたリースは、お土産としてお持ち帰りいただけます。
ワインが好きな方はもちろん、ワイン造りに興味関心がある方、ワインを仕事にしてみたい方などにはぴったりの旅となるはずです。
40年続く神戸ワインの歴史と進化
神戸市の西端に位置し、明石市などと隣接する西区。緑豊かな自然環境に恵まれたこのエリアでは稲作や園芸、畜産などの農業のほか、工業も盛んです。
そんな西区の中央付近に位置する神戸市営地下鉄「西神中央駅」からバスに揺られること約10分。神戸ワイナリーのゲートをくぐると、左手にブドウ畑の光景が広がります。
1984年にオープンしたこの施設は、約31ヘクタール(東京ドーム約8個分)もの広さを誇ります。敷地内にはぶどう畑などワインにまつわる施設のほか、バーベキュー場や陶芸館、子どもと遊べるエリアなどがあり、休日にはワイン愛好家だけでなく、子ども連れのファミリーなどでも賑わうと言います。
神戸農政公社がワイン造りを始めたきっかけについて、神戸ワイナリーを運営する神戸農政公社 里山農村地域振興本部 振興部長の建部勝彦さんに尋ねました。「当時の神戸市長の神戸ビーフとともに楽しむワインをつくりたいという想いがはじまりです。農家さんの生産(1次産業)したぶどうを単に醸造(2次産業)するだけでなく、ワイナリーで付加価値をつけて販売(3次産業)する6次産業化としての期待も込めてスタートした事業でした」。
今では、自社畑のほか契約農家さんとともに神戸市の3か所でぶどうの栽培を行っています。販売するワインの種類も数多く、なかにはワイン審査会で金賞を受賞したものや、2019年に開催されたG20大阪サミットの晩餐会でふるまわれたものもあると言います。
また、神戸ワイナリーでしか購入できないワインも手がけるなど、長い歴史に裏打ちされた技術を活かしながら、新たな試みにも積極的に取り組んでいます。
農作業あり交流ありの魅力盛りだくさんの旅
ぶどうの栽培からワインへの加工作業、そして販売や企画までを行う神戸ワイナリー。2泊3日の旅のスケジュールも、ぶどう畑での農作業からワインの基礎講習、企画のアイデア出しと、ひと通りを体験できるものになっています。
まず、初日にはワインの基礎を学べる時間を設けています。神戸ワインができるまでの過程を栽培と醸造の大きく2つの工程に分けて、詳しく説明していただきます。
その後、通常一般のお客さんに案内しているワイナリーツアーを実施。ぶどう畑やワイン工場の見学、そしてワインテイスティングとワインの楽しみ方についてレクチャーいただきます。
2日目は、午前中にぶどう畑での農作業のお手伝いをしていただきます。市内3か所にあるぶどう畑のなかでも、今回は西区の南西に位置する平野町にある契約農家さんの畑での作業となる予定です。19.7ヘクタールの敷地には、メルロやカベルネ・ソーヴィニヨンなど4種類の品種が栽培されています。
枝の剪定作業が行われるのは、年末から翌2月にかけての冬の時期。天候によっては強風などで吹きさらしの日もあるということですので、動きやすさを意識しつつ防寒対策も忘れずに行ってください。また、前日に雨が降ったあとは土がぬかるむため、長靴など汚れても良い履物で参加されることをおすすめします。
農作業のあとは、神戸移住者がオーナーを務める古民家カフェまたはレストランでお昼休憩(ランチ代は参加者負担)。神戸ワイナリーの職員や参加者の皆さんと交流を深めながら、神戸での暮らしなどについて気になることを聞いてみてはいかがでしょうか?
午後は神戸ワイナリーに戻って、ぶどう畑で切った枝を使ってリース作り。リースを上手く作るには枝選びが重要ということなので、職員さんにポイントを聞いてみると良いでしょう。
最終日は、「自然に寄りそうワインづくり」の企画出しに取り組んでいただきます。このプロジェクトは、有機JASに認定のある農薬の使用をはじめ、ヤギを除草に活用したり、剪定作業で出た枝を炭にして畑にまくカーボンニュートラルを導入したりと、環境に配慮したワイン造りを行うもの。
このプロジェクトに賛同するサポーターへのリターンは、現在名前入りのオリジナルラベルを付けたワインのプレゼントや収穫体験への招待などが並んでいます。このほかに、参加者の皆さんが思う魅力的なアイデアを自由に考えていただきます。
午後には発表の時間も設けていますので、この旅の集大成となるようなアイデアを披露ください。
所要時間:3日間
費用:無料
定員:5 人
最小催行人数:1 人
集合場所:兵庫県神戸市西区押谷町高和1557-1
解散場所:兵庫県神戸市西区押谷町高和1557-1
【1日目】
13:00 集合 神戸ワイナリー 事務所に集合
13:00 オリエンテーション
・参加者の自己紹介
・神戸ワイナリーの説明
13:30 座学
・ワインに関する基礎講習
・ワイナリーツアー
16:00 終了
【2日目】
9:00 集合 神戸ワイナリー 事務所に集合
9:00 移動 車で平野地区にあるぶどう畑へ
9:30 農作業のお手伝い 枝の剪定作業
12:00 移動 神戸移住者の先輩が営む飲食店へ
12:30 昼食
14:00 移動 神戸ワイナリーへ
14:30 レクリエーション
・剪定した枝を用いたリース作り
・職員さんから仕事のやりがいや苦労エピソードなどを聞く
16:00 終了
【3日目】
9:00 集合 神戸ワイナリー 事務所に集合
9:00 ワーク 「自然に寄りそうワインづくり」サポーター向けリターンのアイデアを考える
12:00 休憩 ※昼食は各自持参ください
13:00 発表 午前中に考えたアイデアを発表
14:30 最後のまとめ 体験の感想・質疑応答
15:00 終了
※天候の影響による行程の変更や、ワークの内容について変更する場合がございます。
【その他の情報】
・滞在費補助・前後のSNS発信について
滞在費補助として、近畿(大阪府・京都府・奈良県・和歌山県・滋賀県)在住の方は1泊3,000円、近畿外在住の方は1泊5,000円を支給します。ただし、参加前後にそれぞれSNSでこの体験についての意気込み・感想を発信すること、神戸市内に宿泊すること、事後アンケートに回答することを条件とします。
・お試し移住・就労体験機会の創出 コロナ感染拡大期の対応
神戸市、あるいは、参加者の在住地が、まん延防止等重点措置、緊急事態宣言の対象地域となった場合、受入を停止し、解除後に延期といたします。
・神戸市の関係人口創出事業のため、体験は一人一回までとさせていただきます。
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神戸市は、151万人が住む日本を代表する政令指定都市です。
海と山に囲まれた自然環境が豊かな街として、多くの人に知られています。
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