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高校生がだれかとつながる最初の一歩を、東北の玄関口・白河市で、一緒に創り広げるマネージャー候補を募集します!
東京駅から東北新幹線で約80分。福島県県南地方にある白河市は、東北の玄関口としての歴史と、自然環境の豊かな街です。
わたしたちはそんな白河市を拠点に「わたしと、わたしの大切な人の幸せが実現する未来」をビジョンに掲げて活動する一般社団法人。高校生の地域での居場所である「コミュニティ・カフェ EMANON(エマノン 以下、EMANON)」の運営を通じて、誰にとっても心地よい居場所を目指しながら、高校生の探究学習に伴走し、地域とのつながりをコーディネートしています。
高校生がだれかとつながる最初の一歩、すなわち社会への参画機会を提供する“高校生びいきのカフェ”がここ、EMANONです。
今回、EMANONを拠点に高校生と対話を深めながら、地域の方々や教育関係者とのつながりを深め、「高校生の応援団」の中心人物として、そしてその輪を広げてくださる職員・インターンを募集します。
「高校生びいきのカフェ」EMANONの3つのこだわり
【「高校生びいきのカフェ」EMANONを立ち上げたわけ】
2016年にオープンしたcafé EMANON。立ち上げのきっかけは、東日本大震災でした。
理事長の青砥は福島県出身。当時、都内にいながら、被災した故郷・福島のために何かしたいと思っても、どこに連絡して、どう動いたらいいのかわからないという状況に、無力感を感じたことを覚えています。大学入学まで18年間暮らしていた地域のこと、まちやむらの人を全然知らなかったのです。
福島県は、「県民一人当たりに対する大学定員数」が日本一少なく、高校生の多くは卒業とともに県外に進学します。当時の私のように、福島という地域との接点は、高校生が最後という人も多くいます。
それは、震災後も変わることはありませんでした。地域について知る機会がない。親と先生以外の大人、大学生と話すこともないまま福島との縁が薄くなってしまう高校生がほとんどでした。
高校生が福島を離れたとしても、「地域の人たちが自分を受け入れてくれた」という成功体験を持って飛び立ってほしい。大学や会社といった次のライフステージの挑戦に臨むとき、地域での経験が本人を支えることはもちろん、人生の中でまた地域と関わりたい、地域で何かをやりたいという気持ちが出てきたときにも、高校時代に培ったつながりが生きるはずです。
「高校生が気軽に集まれて、地域を舞台に学んでいける場所をつくりたい」そんな想いから、EMANONをつくりました。
【高校生を応援してきたEMANONが持つ3つの専門性】
EMANONには、3つの機能があります。
1つ目はEMANONの基盤である「居場所機能」。高校生をはじめとした誰もが「自分を受け入れてくれる。ここにいると心地いい」と感じられる、サードプレイスであることを大切にしています。高校生は無料で利用でき、ドリンクは通常の半額で提供。放課後、ここで勉強したり、歳の近いスタッフと雑談したり、時には悩みを相談したりできる場所です。多様なイベントも企画しています。
2つ目は「活動拠点機能」です。EMANONでスタッフと対話したり、イベントに参加した高校生の中には、用意された環境に物足りなくなってくる子もいます。「自分でも何かしてみたい」と考え始めた高校生に「それいいね! やってみよう!」と探究的な学びの機会を提供し、その学びのサイクルが続いていくような支援をしています。
3つ目は「社会関係の橋渡し機能」です。高校生が「自分でも何かしてみたい」と思えても、自分から地域の大人を巻き込んで活動できるスーパー高校生ばかりではありません。EMANONは「やってみたい」を持つ高校生と地域をつなぐコーディネーターとなって、高校生の地域社会への参加機会を設定し、高校生が自分のテーマを深める体験ができるようサポートしています。
3つの専門性と役割分担全体をマネージメントしながら、各現場で汗をかくスタッフがいるのがcafé EMANONです。
「自分自身、高校生時代にこういう機会がほしかった」「いまの高校生と学びや創造を一緒にやってみたい」「未知の地域で新しい挑戦をしたい」そんな方と今回の募集では出会いたいと思っています。
カフェではドリップコーヒーを提供しています
「高校生びいき」は無料で何時間でもいられる場所から始まります
「高校生の応援団」EMANONが仲間と見つめたい未来
【「高校生の応援団」EMANONが仲間と見つめたい未来】
オープンから6年。EMANONをベースに、高校生と、地域を離れた大学生と社会人が、自分の課題やつくりたい価値を語り、共感しあう風景が生まれています。ここに来れば、未知の自分やはじめましての誰かに会えるかも。そんな雰囲気が、白河の街にも伝わってきている感触があります。
まだまだEMANONも道半ばですが、全国の地方都市にEMANONのような場が生まれたら……とも夢見ています。「いつも何かが起きている場所」があり、地域のルーキーがデビューし続けている街。その応援を通じて、ワクワクが伝播し、たとえその場に来ない街の人でも暮らしが色づく未来。
EMANONには全国の自治体から問い合わせや視察の依頼も届いています。
「EMANON的な場をつくるには、どうしたらいいですか?」というご質問に、地域特性はありながらも「こうしたらできますよ」と答えられるレシピを形にしたい。と考えています。今回、募るスタッフの方には、高校生や地域の方と関わる現場に立ちながら、「EMANONのつくり方」を、他の市町村や異なる立場の人に伝える役割もお手伝いいただきたいと考えています。
【EMANONの仕事は、高校生と地域の可能性に耳を澄ますことから】
ここからは、現在EMANONのインターンとして働く久保 慶太郎(よしたろう)さん、スタッフとして働く鈴木 冴佳(さえりー)さんに、具体的な仕事内容や、EMANONで働く中で感じたことなどを訊きました。
よしたろうは、神奈川県藤沢市出身。EMANONでインターンをするきっかけは、NPO法人カタリバで高校生の学びに伴走した後、「就職までの一年間をかけて、さらに高校生の想いを言語化し、学びを深める体験機会を提供したい」という想いからでした。
一方、さえりーは福島県白河市に生まれ育ち、高校時代はEMANONに通ってくれていました。大学卒業後スタッフとなり、当時EMANONで進路相談をしていた彼女が、今は相談を受ける立場になっています。
――最初に、どんな仕事をしているか、改めて教えてください。
さえりー
週5日のカフェ営業日にキッチンに立ち、ケーキやドリンクをつくってお客様に提供しています。カフェ担当以外の役割としては、高校生の身近なロールモデルとして高校生の話を聴くことをメインに、イベントを企画したり、EMANONの居心地をよくしようと試行錯誤しています。
よしたろう
EMANONで高校生の悩み相談を受けたり、高校生の学びに伴走する役割に加えて、高校生と地域をつなぐコーディネーター役も担っています。高校生の興味関心や深めたいテーマと、地域のみなさんの「実はやってみたいこと」や「力を貸してほしいこと」を両方じっくり聴き、高校生の学びが深まり、地域の方もよろこんでくれるようなマッチングの仕組みづくりを行なっています。
――仕事をする中で、印象に残っていることはありますか?
よしたろう
ありたい姿や、やってみたいことがある高校生と「どうしたら実現できるか」を考える中で、彼らの表情が変わる瞬間があるんです。高校生自身が「こうしてみよう」と決め、動き出したときのワクワクに満ちた顔、自信が出て、目に力が宿る様子を間近で見られる立場にいられることは、自分にとって幸せなことです。
さえりー
EMANONは「高校生びいき」ですが、いろいろな人が集まる場所。学歴や職歴みたいなスペックは人の一面でしかなく、働き方も生き方も多様でいいんだと実感しました。
私がEMANONで働き始めたきっかけのひとつは、大学在学中に適応障害になり、その先の進路を見失ったことでした。就職や進学という多数派のルートを外れて落ち込んだこともあったんですが、今、EMANONには高校を辞めて、通信制高校に通う子が来てくれていて。いつも楽しそうな彼女を見ていると、自分の価値観が揺さぶられるような気がしますし、今、自分がやりたいことに打ち込んで、その先のことはその時考えてもいい。ゆっくり生きてみようと思わせてくれました。印象に残っています。
――では、どんな人と一緒に働きたいですか?
よしたろう
相手の意見を否定せずに、じっくり聴き合える方だとうれしいですね。自分がEMANONに来て、そう接してもらってありがたかったので。
さえりー
わかります。スタッフの中でも、それぞれやりたいことも価値観もバックグラウンドも違う。だからこそ、一度受け止めて『そういう考えもあるよね』と言える人だと、EMANONがより心地よい場になると思います。
地域の人と高校生とをつなぐ役割がコーディネーターです
自分の在りたい姿で地域にかかわる高校生のプロジェクトが生まれています
地域とつながり、学びを支えるプロジェクトマネージャーを募集します!
EMANONのスタッフには、特権があります。
高校生が、EMANONでの対話や体験を通して自分を知り、社会を知り、「自分が深め、表現したいテーマ」を見つける瞬間に立ち会えます。そして、テーマの実現に向けて、夢中で動く高校生の近くで伴走できます。すべてが未知数である高校生が生み出す、予測不可能な未来に自分たちまでワクワクできるのです。
さらに、高校生の学びに伴走することで、未知の自分、そして知らなかった地域の魅力に出会えます。高校生から学ぶことも数多く、時には、自分の足りないところにも気付かされます。
わたしたちは、高校生のどんな話もじっくり受け止め、「面白そう! やってみようよ」とワクワクできる方、目の前の人の可能性を信じ、予測不可能な未来を楽しめる方と一緒に歩んでいきたいです。
最後に、さえりーが話してくれたエピソードをご紹介します。
私が、EMANONの常連になったきっかけがあるんです。
放課後、友達とEMANONに行くと、なぜかカボチャが置いてあったんです。それを見て「(ハロウィンの)ジャック・オー・ランタンつくりたい』と何の気なしに言ったら、室長(青砥)が「いいね、やってみなよ」と、必要な道具を次々に出してくれて、その場でつくることになったんです。あれ、なぜ今カボチャくりぬいてるんだろうと思いつつ、完成してよろこんでいたら、EMANONのシェフが、カボチャの中身でスープをつくってくれていて。今でも、スープが入ってた器まで鮮明に覚えています。「ここに来ると、何か起きる」って体感したことが、今につながっている気がします(笑)。
【労働条件】
①企画・マネージャー職 / 契約社員
・週5日/1日8時間勤務
・月額基本給176,000〜225,000円(経験に応じて待遇決定、昇給あり)
・試用期間のみ月額基本給166,000〜215,000円
・完全週休2日制/有給休暇あり(労働日数により有給休暇付与日数が変動)
・雇用保険・労災保険・社会保険加入
・勤労態度によって更新・正社員登用あり
②スタッフ職 / 契約社員
・週5日 / 1日8時間勤務
・月額基本給150,000円〜215,000円(経験に応じて待遇決定)
・(試用期間:月額基本給140,000円〜)
・完全週休2日制/有給休暇あり(労働日数により有給休暇付与日数が変動)
・雇用保険・労災保険・社会保険加入
・勤労態度によって更新・正社員登用あり
③スタッフ職 / アルバイト・パート
・週3日程度 / 1日8時間以内で勤務
・本採用後 / 時給900円〜(試用期間:時給860円〜)
・完全週休2日制 / 有給休暇あり(労働日数により有給休暇付与日数が変動)
④スタッフ職 / インターン
・週3日程度 / 1日8時間以内で勤務
・本採用後 / 時給900円〜(試用期間:時給860円〜)
・完全週休2日制/有給休暇あり(労働日数により有給休暇付与日数が変動)
・移住・住み込み可能な社宅貸与可・居住地在学地との交通費補助あり
※試用期間1ヶ月
※時間外・休日労働の場合は、別途割増賃金を支給します。
※基本給は年齢や職務経歴に応じて定めます。
※加入保険は労働条件によって異なります。
スタッフ、インターン、地域の人、高校生が混じり合い、創造する職場です
事務作業オフィス用の建物(コワーキングスペース)もあります
【イベント紹介】10/5 東京開催 「カフェ本町Q番地」
福島県白河市で、移住者や地元出身者が交流しながら、それぞれの「やってみたいこと」でつながる「カフェ本町Q番地」。10/5は東京にて開催します!マイプロジェクト株式会社 Founder 兼 代表の須子善彦さん、コミュニティ・カフェEMANONを立ち上げた代表・青砥和希が登壇いたします。
詳細は以下のページからご確認ください!
https://junbishitsu.jp/archives/2070
【イベント紹介】8/10 カフェ本町Q番地~探究したい大人のためのコミュニテイ~
福島県白河市で、移住者や地元出身者が交流しながら、それぞれの「やってみたいこと」でつながる「カフェ本町Q番地」。”Q”には、「探究」や「9」の意味が込められており、お仕事や余暇での「探究」をより深め、より楽しむための交流&学びの場を「本町9番地」のカフェEMANONで開催します。
詳細は以下のページからご確認ください!
https://junbishitsu.jp/archives/1993
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「東北の玄関口」白河市。
東京から最短70分。首都圏への通勤も可能な地方都市です。
城下町の歴史と、施設の充実した文化とを感じられるまち。
人間関係も狭すぎず広すぎない、ちょうど良い距離感を作れる場所です。
市内外の様々なひとが訪れるコミュニティカフェや、「ただいま」「おかえり」が響き合うゲストハウスを運営している私たちだからこそ感じている白河のポテンシャルをお伝えします。
白河市の移住コーディネーターも務める一般社団法人 未来の準備室の代表・青砥の白河市紹介記事はこちら!
https://www.shirakawa-iju.jp/interview/aoto/
白河駅から徒歩1分にゲストハウスも運営中。車がなくても訪問・生活可能です。
ぜひ一度、白河の街にお越しください。お試し宿泊も歓迎です。
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今回はマネージャー・スタッフ・インターンの募集ですが、副業や関係人口、移住先としてのお問い合わせも随時歓迎しています。
東京から約80分、福島県白河市でコミュニティや教育の事業に取り組んでいます。
高校生びいきのカフェ「コミュニティ・カフェ EMANON」
何度でも戻ってくるゲストハウス「Guest House Blance」
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