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【いわて地域おこし協力隊】三陸をつなぎ人を呼び込む「三陸ジオパーク地域コーディネーター」
三陸海岸には、5億年をかけて作り出された美しい景色があり、その景色の成り立ちの中で生まれてきた固有の暮らしや文化があります。
そんな豊かな特徴を持った岩手県の三陸沿岸地域は「日本ジオパーク」のひとつ。景色を楽しみながらその成り立ちや文化にふれることができる学びの場として活用し地域活性化を目指すのが「三陸ジオパーク」の取り組みです。
東日本大震災からの復興ただなかの2013年に認定された三陸ジオパークは、まだまだたくさんの可能性を秘めています。各地のジオパークの取り組みをバックアップし、魅力ある取り組みを横展開していくために、地域の人たちとともに知恵を絞るコーディネーターの役割が重要です。
このコーディネーターの募集は、岩手県として初めて導入する地域おこし協力隊の1期生になります。広大な三陸ジオパークの地域の人たちのもとへ足を運び、多様で奥深い歴史や文化にふれることのできるお仕事です。三陸の人や食を愛する皆さんのご応募をお待ちしております!
三陸が一体となり人を呼び込む機運は上昇中! コーディネート役が急務!!
岩手県の三陸沿岸地域は、日本ジオパーク委員会により「三陸ジオパーク」に認定されています。そのエリアは総面積6,014㎢、南北220km、東西約80km、海岸線は300kmの広がりを持つ北上山地とその太平洋沿岸地域。構成する市町村数が3県16市町村という、名実ともに「日本一大きなジオパーク」です。
ジオパークは、直訳すると「大地の公園」。もちろん、三陸地域には北山崎や浄土ヶ浜、龍泉洞といった一級の景勝地があり、見ごたえ十分ですが、これらを見るだけではなく、5億年というとう時間をかけて形成された景観の成り立ちを知り、それが生活や文化、歴史とつながっていることを学べる場所です。そして、これらの資源を生かして地域経済を活性化させようという「地域開発プログラム」がジオパークなのです。
三陸地域の活性化のためには、沿岸の市町村、民間団体が連携して地域の魅力を発信し、観光客を呼び込んでいくことが重要です。東日本大震災の後、三陸復興国立公園や環境省が進めるロングトレイル「みちのく潮風トレイル」が整備され、地域を縦断する自動車専用道路「三陸沿岸道路」も開通するなど、三陸を縦につなげて連携し、人を呼び込もうという機運は高まっています。こうした中、三陸が「大地の成り立ち」というキーワードでまとまり、一体となって取り組むことのできるジオパークの重要性は増しています。
とはいえ、何しろエリアが広大です。連携を深めていくためには多くの課題があります。もっと地域に出向いて、ジオパークの理念を共有し、各地の取り組みを支援し、よい取り組みをほかの地域に展開し、三陸ジオパークを育てていきたい――。そのための仕組みがとても重要です。私たち三陸ジオパーク推進協議会事務局の一員として、三陸地域振興の共通テーマである「ジオパーク」を生かした地域づくりを地域住民と共に考え、コーディネートできる人材が必要です。
宮古市田老地域での三王岩でのガイドの様子
ショッピングモールでのジオパーク活動の様子
つながりを生かしジオパーク目線で課題に向き合い、地域とともに解決をめざす
*業務の概要
着任当初は、三陸ジオパーク推進協議会事務局長以下スタッフと一緒に、人を知ることから始めます(ネットワークが一番大事です!)。人とのつながりを生かし、広大なエリア内にあるジオパーク目線で地域課題を把握し、外からの視点による再認識やアイデアによって、住民の皆さんと一緒に解決に向けて取り組んできましょう。
*業務の詳細
①関係者との関係構築(人に会う)
②地域課題の把握、ジオパークを切り口とした解決策の検討
③課題解決ワークショップの支援(基本は各地の取組の縁の下の力持ち的な役割)
④普及啓発活動の企画運営(ウェブサイトのコラム執筆など)
⑤WEBサイト、SNSによる発信
*求められる資質や資格
①人に興味があり、人の話を聴くことが好きな人(最重要!)
②積極的に地域とかかわる姿勢を持てる人
③普通自動車運転免許(AT限定可)を有していること
修学旅行生のガイドツアーの様子
市町村長のガイドツアーでの集合写真
岩手県として初の地域おこし協力隊。Uターン、Iターンの皆さんの力を三陸に!
(1)募集人数
いわて地域おこし協力隊 三陸ジオパーク地域コーディネーター 1名
(2)着任予定日
令和5年夏~秋頃を想定(時期については応相談)
(3)岩手県との雇用関係の有無
岩手県との直接の雇用関係はなく、「いわて定住・交流促進連絡協議会任期付職員」として任用します。(詳細は(8)雇用
形態をご覧ください)
(4)応募資格
現在三大都市圏又は地方都市等に居住し、着任後に住民票を宮古市に異動し、着任できる方等(詳細及びその他の条件は
募集要項を御確認ください。)
(5)主な勤務地
「三陸ジオパーク推進協議会事務局」(岩手県宮古市五月町1-20県宮古地区合同庁舎2階)
※活動範囲は青森県八戸市から宮城県気仙沼市まで
(6)勤務時間
午前8時30分から午後5時15分まで(1時間休憩あり)
(1日あたり7時間45分、1週間あたり38時間45分勤務)
(7)休日・休暇
週2日、年末年始(12/29~1/3)、国民の祝日
※土日祝日においてもイベント、出張対応等の勤務が生じる場合があります。
休暇として、年次休暇、病気休暇、特別休暇があります。
(8)雇用形態
①雇用形態:「いわて定住・交流促進連絡協議会任期付職員」(いわて地域おこし協力隊)として採用(岩手県は「いわ
て地域おこし協力隊」として委嘱)
②期 間:任期は1年以上、3年以下 年度単位の更新
③雇用先:いわて定住・交流促進連絡協議会
(岩手県盛岡市内丸10番1号 岩手県ふるさと振興部地域振興室内)
(9)給与
報酬月額: 200,200円
賞与・昇給: なし
(10) 兼業
地域おこし協力隊の活動の妨げにならない範囲で認めます。
※事前に協議会の許可が必要です。
(11) 待遇・福利厚生
①通勤手当:有(協議会規程により支給。上限32,000円)
②家賃補助:有(協議会規程により27,000円を上限に家賃の概ね半額程度補助)
③加入保険:健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険
④時間外手当:支給しない
⑤休日勤務の取り扱い:振替休日にて対応
⑥活動車両:協議会で車両をリースして各所属へ配置予定(業務での使用に限ります)
⑦パソコン:協議会から貸与
詳しくは https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/chiiki/chiikizukuri/1045630/1065083.html
から募集要項をご確認ください
開催日程:2023年06月15日
所要時間:19時~20時(募集説明会後に個別相談会をいたします)
費用:無料
最小催行人数:15 人
集合場所:オンライン会議システムZoom(説明会では、ビデオや音声をオフにしてご参加いただけます)
解散場所:
19:00 はじめに、地域おこし協力隊制度の説明
19:10 担当者による募集概要や業務内容の説明
19:30 ゲスト地域おこし協力隊とのトークセッション
※質疑応答を含む
19:55 アンケートのお願い、終わりに
20:00 個別相談会(希望者のみ)
参加申込はこちらのリンク先からお願いします。
https://forms.gle/mpYVk6iV7PvQ2QNz7
※参加申込の際は、ぜひ「興味ある」または「応募する」ボタンを押して下さい。
一緒に働く仲間をご紹介します!
今回募集している「三陸ジオパーク地域コーディネーター」は、着任後、岩手県の沿岸部宮古市を拠点に、三陸ジオパーク推進協議会事務局とともに活動していただきます。
事務局を代表して、事務局長の土澤智さん(写真一番左)からメッセージをいただきましたので、ご紹介します。
「東日本大震災以降、ずっと三陸沿岸にかかわっており、今年で沿岸勤務も10年目。この間2台の車を乗り継ぎ、走行距離は30万キロから先は数えていません(しかし、移動は自動車専用道中心、雪もほとんど降りませんのでご心配なく)。
三陸には豊かな文化とそれを育んだ地球科学的価値があります。この魅力を生かしたまちづくりを、この日本一広大な地域で行うのはとてもチャレンジングですが、大いなる可能性とやりがいに満ちています。
ぜひ挑戦してください!」
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岩手県は、本州の北東部に位置し、東西約122㎞、南北189㎞の南北に長い形をしています。北海道に次ぐ広大な面積を有し、緑豊かな奥羽山脈や北上高地、母なる北上川、きらめく三陸の海など豊かな自然に恵まれています。
活動の拠点となる宮古市は人口は約48,000人で、県庁所在地である盛岡市の東側にあり、本州最東端に位置しています。県内の市町村の中でもっとも広く、内陸部は緑豊かで広大な山々に囲まれ、沿岸部はリアス海岸を有し太平洋に面しているという恵まれた自然環境にあります。
岩手県を代表する景勝地である浄土ヶ浜は、美しい景色を撮影したり青の洞窟ツアーに参加したりと、毎年多くの人が訪れる観光地となっています。
また、夏は「やませ」の影響で比較的涼しく、冬は県の内陸部に比べて降雪量が少ないため、過ごしやすい環境となっています。
(参考)
宮古市移住定住情報ポータルサイト「住めば宮古」https://sumebamiyako.net/
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