
世界でも珍しい“音浴”をテーマにした博物館を活性化!音楽×観光×地域づくりの担い手募集
最新情報
プロジェクトの募集が終了しました。
2023/08/31経過レポートが追加されました!「8/18(金)にオンライン説明会を開催します!」
2023/08/15長崎県西海市大瀬戸町雪浦。木々のトンネルのような並木道を通り抜け、携帯電話の電波が途切れとぎれになったころ、鳥の声とレコードの音だけが聞こえる「音浴博物館」に到着します。
「そう、こんな所で働いてみたかった!」万人がそう思う施設ではないかもしれません。ただ、刺さる人にはグサッと刺さる唯一無二の思いがここにはあります。
世界的にも珍しい“音浴”をテーマにした「音浴博物館」。
ここは、“音の文化”を閉じ込めた博物館で、SP盤・LP盤、ドーナツ盤など約16万枚の音源、さらには発明家・トーマスエジソンが作った蝋管式蓄音機といった世界的に希少なものも展示されています。それぞれの時代の“音を浴びる”ようにレコードや100年ほど前の蓄音機や大型のモニタースピーカーまで音楽を試聴できるのが特徴です。
協力隊のミッションは、この博物館の活性化。
携帯電話の電波も届かない森の中で、「音浴博物館」のこと、自分のこれからのことを考えてみませんか?
雪浦の人が、土地が呼んだ「音浴博物館」を次のステージへ
「給料に関係なく、誰かのためになる仕事がしたい。地域に関わる仕事がしたいと思っていました」と話すのは、2019年より3代目の館長を務める現館長の中村昌彦さん。
「音浴博物館」ができた経緯をこう話します。
「ここは、熱い思いと多くの奇跡で誕生しました。初代館長で収集家の栗原榮一朗が集めたものを使って、中山間部と都市部との交流事業を展開するために大瀬戸町(現在の西海市)が約1億円の補助金で古い公共施設跡を改修した建物です。
岡山県倉敷から栗原さんが初めて雪浦に来たとき、栗原さんの人柄、そして栗原さんが持ってきた蓄音機とレコードの音に雪浦の人たちはすっかり魅了されたと言います。よし、「やろう、やろう!」とみんなで盛り上がったとか。
とはいえ、一個人の所蔵品を展示する施設のために大したお金は掛けられない。町を巻き込んで進め実現させた。きっと他の県や町なら今は無かった。そんなこと、雪浦じゃないとできなかった。面白がって、みんなで協力してものごとを進める器の大きさがあるんです」。
2016年には、運営する任意団体をNPO化し、西海市が展開する「大瀬戸やすらぎ交流拠点施設」の指定管理者として受託。
現在、「音浴博物館」は雪浦地区自慢の博物館となり、「BRUTUS」や「& Premium」などの人気カルチャー誌や専門誌などに紹介されるまでに成長しました。音楽評論家で作詞家の湯川れい子氏からは「世界に誇れる素晴らしい博物館」と、いう高い評価も得ています。
このようにユニークな歴史を持ち、世界でも稀な“音浴”をテーマにした博物館ですが、集客力の弱さやPR不足などの課題を抱えています。そこで、一緒に知名度を上げて「音浴博物館」を次のステージへ押し上げる仲間=協力隊を募集。
「音浴博物館」の成り立ちからも“地域とのつながり”が大切なキーワード。中村さんは、「地域と連携しながら、雪浦全体が一緒に盛り上がっていけたら」と期待します。


抱える課題、ミッション、ゆくゆくは館長として活躍できる未来も
「一番は知名度UPに向けて一緒に取り組んでほしい。体験型ミュージアムのコンセプトを生かしながら色合いを広げてくれる人が来てくれたら。収益はその先についてくると思っています」
<協力隊にお願いしたいミッション> ●「音浴博物館」の運営・管理スキルの習得 ●「音浴博物館」の集客コンテンツづくり(イベントやツアー企画) ●「株式会社 ゆきのうら」などと連携した集客コンテンツづくり ●PR・営業(NSでの情報発信や旅行代理店へのセールス等)
もちろん、これを協力隊ひとりで行っていくわけではありません。館長の中村さんを中心に、「音浴博物館」や博物館がある雪浦地区の地域商社「株式会社ゆきのうら」の仲間と一緒に進めていきます。
<協力隊任期後のイメージはこちら> ●音楽×観光×地域づくりという独自のキャリア形成 ●実践的な観光、集客、経営のスキルが身に付く ●館長補佐、副館長、ゆくゆくは館長になれる可能性も
「音浴博物館」で働くことの楽しみは、山・海・川と三拍子揃った自然も。プライベートな時間は自分の趣味を楽しむ時間に思いっきり使ってください。
雪浦地区の情報サイト「ゆきのうら.net」 https://yukinoura.net/


音浴博物館の後継者を目指す!地域おこし協力隊募集
報酬や勤務時間等を記載している「募集要項」は、以下のページからご確認ください。 ※本プロジェクトの採用支援を担当している長崎県地域おこし協力隊ネットワークのサイトが開きます。
▶︎募集要項等 <長崎県西海市>世界でも珍しい“音浴”をテーマにした博物館を活性化!音楽×観光×地域づくりの地域おこし協力隊募集 https://ngs-cnw.com/nagasaki-edit/posts/saikai-recruitment-postinfo5
▶関連記事はこちら <長崎県西海市>自分自身も周りの人も大切にできる、心身すこやかな暮らしを…。地域に根付く老舗酢造、先輩協力隊員インタビュー https://ngs-cnw.com/nagasaki-edit/posts/saikai-recruitment-keyperson-interview5
★応募のご希望やご質問は、「応募したい」ボタンからお願いします! 応募に関する問い合わせはもちろん、地域おこし協力隊や移住に関する質問もお気軽にどうぞ! 本採用は、日本一の協力隊のサポーターを目指す協力隊OGOBによる組織「長崎県地域おこし協力隊ネットワーク」がサポートしています。


募集主:西海市政策企画課/企画・設計・執筆:一般社団法人長崎県地域おこし協力隊ネットワーク
このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

西海市
人口 2.41万人

西海市役所 政策企画課が紹介する西海市ってこんなところ!
【西海市の概要】 ●日本の西のはしっこ。海辺暮らしが楽しめる半島 ●はしだからこそ「視界いっぱいに海!」の景観スポット多数 ●待機児童ゼロ!独自アプリなど子育て支援充実 ●買い物は車で約15分。コンビニもあります ●長崎県の二大都市・長崎市と佐世保市へは車で約1時間 ●「西海クリエイティブカンパニー」「ホゲット」など若手経営者も活躍
【西海市の暮らし】 ●アウトドアやキャンプ、釣りが趣味の方には最高〜! ●海の幸も山の幸も新鮮で美味! ●半自給自足の暮らしを実践できます ●車は必須。地域の寄り合いは適度でOK ●子育てにぴったりの自然環境
このプロジェクトの作成者
西のはしっこのまち、西海市です。
"西の海"と名付けられている通り、ここは日本の西のはしっこにある、海に囲まれた田舎町です。
【地域】 特色豊かな5つの町があります! ●西海町…5町の中で最も農業従事者が多く、みかん・豚・大根(ゆでぼし大根)などの生産が盛ん。 ●西彼町…みかん・いちご・米などの農業のほか、大村湾のカキ・なまこ・真珠養殖などの漁業も盛ん。 ●大島町…かつては炭鉱で栄え、現在の基幹産業は造船業。アジ・イサキの一本釣りやワカメ養殖などの漁業も盛ん。 ●崎戸町…捕鯨、炭鉱、製塩と基幹産業が移り変わり、イセエビなどの漁業も。江島・平島も同町に属す。 ●大瀬戸町…農業はみかん・びわ。漁業はマダコ・イサキなど。また、松島には火力発電所が所在。
【アクセス】 ●長崎市から車で約1時間 ●佐世保市から車で約55分 ●福岡から車で約1時間30分