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- 地域交通の未来を考える!井波地域の持続可能な交通網づくりシンポジウム
私達、「井波地域の持続可能な交通網づくり協議会」では今年度行った交通に関する活動の報告、「暮らしつづけることができる地域」を作るにはどうすればよいかを地域住民と共有するシンポジウムを開催します。
南砺市井波地域のまちの課題は「公共交通」というアンケート結果が出ています。
・「将来、車が運転できなくなったときに通院や買い物はどうすればよいのか」と心配するシニア
・「電車がないことで進学できる高校が制限されるのではないのか」と不安に思う子どもや親御さん
また井波地域は瑞泉寺や八日町通り、人気のキャンプ場などの観光資源が豊富にありながら、富山県内の主要地域から井波への交通アクセスが弱いことも課題となっています。
本シンポジウムでは、私達が1年間通して議論・調査したご報告と、基調講演では地域モビリティの先進事例、民間ながら新しい公共のあり方を取り組む実践者のお話を伺い、井波地域の住民、公共交通に関心のある方々と時間を共有したいと考えています。
交通僻地である井波地域で、車がなくても誰もが住み続けるまちを創りたい
現在、南砺市全体で公共交通の税負担について、将来的な継続が困難な状況が続いています。そこで、私たちは、井波地域の持続可能な交通網づくり協議会を立ち上げることにしました。
よく、規模を縮小するものだったり、逆に行政に対して追加予算を求めるものだと思われるのですが、そういうことではありません。
井波には住宅が集合している地域の部分もあれば、集落がまばらでいわゆる散居村の部分あもあり、住民は広範囲に居住しています。当然ながら、高齢になれば自動車の運転が困難になり、免許を自主返納する方もいらっしゃいます。また私自身もそうですが、学生時代には方道35分~45分自転車をこいで通学しましたし、社会人になってからは片道60分を自動車で通勤しました。人口減少時代になり、田舎の選択肢はさらに限られてくる、そういった中で、目的を達成する手段としての交通は私たちのこれからの地域のあり方を大きく左右するのではないかと感じています。
まずは、この現実をしっかりと見つめながら、どうすれば井波に住む皆が、交通手段がなくなって孤立したり、住んでいけないということにならずに、同時に空気を運ぶバスのような無駄な運航を、行政だけに押し付けるのではなく、住民が助け合いながら、地域のコミュニティを持続させながら生活を続けていけるようにするために、アイディアを出し合い、新しい技術を取り入れながら、この地域に住み続けることができるようにすることを目的として発足しました。
また、過去には井波の次世代モビリティの企画・実行担当者もSMOUTで募集させていただきました。
地域自治を支える有志と協議会の立ち上げに向けた議論を重ねました
地方での新しい公共交通を実践している地域の視察を行いました
地方での新しい公共交通を考えたい方!
本シンポジウムを通じて以下のような方に出会いたいです。
・電気自動車や新しいモビリティなどによる地域づくりに興味がある方
・バイオマス等の再生可能エネルギーの活用に興味のある方
・自転車やシェアサイクルに興味のある方
・コミュニティバスなど公共交通に興味がある方
・地方で何か新しいチャレンジをしてみたい方・関わりたい方
・社会課題を解決することに生きがいを感じている方
・一流の田舎をめざして生活したい方 など
開催日程:2020年03月08日
所要時間:12:00~17:00
費用:無料
集合場所:井波福祉センター 3Fホール
解散場所:井波福祉センター 3Fホール
1 開会 13:30
2 基調講演Ⅰ 13:40~14:40
講師: 大橋聡司 氏
一般社団法人でんき宇奈月 代表理事
「黒部市宇奈月におけるモビリティの取組みと展望(仮称)」
3 基調講演Ⅱ 14:40~15:40
講師: 鈴木雅剛 氏
株式会社ボーダレス・ジャパン 代表取締役副社長
「新しい視点から地域交通を考える(仮称)」
4.地域のこれまでの取組について 15:40~16:10
5.これからの地域のモビリティ構想について 16:10~16:25
6.閉会 16:30
その他:展示及び試乗体験 12:00~17:00
◆宇奈月温泉低速電気バス EMU 試乗体験
・持続20km以下で走る小型電気バスを、井波福祉センター周辺で試乗する
(※当日は木彫りの里で カレーフェスを開催しています)
◆豊田TORAIKE 試乗体験
・多機能を有する電気自動車を展示試乗してもらう。
<主催:井波地域の持続可能な交通網づくり協議会>
島田優平 0763-82-0124
【シンポジウム中止のお知らせ】
この度主催者側で協議を行い、日々高まる新型コロナウィルス感染症リスクに鑑み、参加者及び関係者の健康・安全面を第一に考慮した結果、3月8日に予定していた本イベント「地域交通の未来を考える!井波地域の持続可能な交通網づくりシンポジウム」を中止することにいたしました。
楽しみにしてくださっていた皆様には申し訳ございませんが、何卒ご理解いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。
今後、関連するシンポジウムやイベント・ワークショップを実施する場合は別途レポート等でご案内いたします。
今年度の最終となる第3回の井波地域の持続可能な交通網づくり協議会(仮称)準備会を開催しました。
今年度先進地視察した内容と学びの確認、来年度に向けた実証実験のアイデアや、新たな公共交通のメンバーの紹介を行いました。
当日の雰囲気は以下、準備会のHPにアップしています。
https://inamimobility.wordpress.com/2020/02/19/gijiroku-03/
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富山県南西部に位置する南砺市井波地域は、南砺市50,000人の人口のうち8,000人がすむ小さな地域です。2004年には井波を含む8町村が合併しました。日本一の木彫りの街として知られるこの町は、近年は旅慣れた外国人たちに注目され、2017年には日本遺産にも指定されています。
人々は、約620年前に開かれた瑞泉寺を大切にし、信仰と歴史と文化により町を切り開いてきました。しかし、その瑞泉寺が200年前に大火災で消失します。まちの人々は、街の象徴を再建しようと、京都から京都の東本願寺より御用彫刻師を迎え入れます。そのたった一人の技術がまちの人々に伝わり、現在は200人もの彫刻師が活躍する"日本一"の木彫りの街となりました。