【リモートOK】宮城・気仙沼の伝統工芸「組子細工」を活かした新製品企画&営業担当者募集!

お仕事
公開:2025/12/12 ~ 終了:2026/02/28

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「興味ある」が押されました!

2025/12/13

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2025/12/13

今回ご紹介するお仕事は宮城県気仙沼市に本社を構える株式会社四戸さんです!

創業90年以上、木のドアや障子などの木製建具とフルオーダーリフォームで地域の暮らしを支えてきた地場企業が、気仙沼ゆかりの伝統工芸「組子細工」をプリザーブドフラワーなど異素材と組み合わせたインテリアの製品として現代に生かし、未来に残していこうとしているプロジェクトです。

目指すのは、コースターなどの小物ではなく、10万〜20万円クラスの一点物アートのようなパネルやオブジェを、ホテルや飲食店、オフィスのエントランスなどに届ける“第二の事業の柱”づくり。

地域の伝統技術を守りながら、新しい商品を生み出す事業づくりに、前向きな三代目社長ご夫婦と70代の組子技術職人と一緒にリモート・副業/兼業で関わっていただく「製品企画・営業担当者」を募集します。

3代目となる横山社長ご夫婦の魅力あるインタビュー動画もぜひご覧ください! (上記画像をクリック)

伝統工芸の継承&創業90年の建具店の「第二の柱」づくりの挑戦

宮城県気仙沼市で1933年に四戸建具店として始まった株式会社四戸さん。

木のドアや障子などの木製建具やアルミサッシ、ガラス工事から、リフォーム・リノベーションまで、家づくりの「建物を建てる以外ほとんど全部」を手がけてきた町の建具屋さんです。

2011年の東日本大震災で工場が流失する大きな被害を受けながらも、仮設工場での再開を経て現在の場所に事務所・工場を再建。「30年、笑顔で住み続けられる家」をキーワードに、お客様の理想の暮らしや困りごとをじっくり引き出すヒアリング力を強みに地域から受け入れられてきました。

一方で、気仙沼の人口減少や新築住宅の平屋化・和室減少などにより、木製建具やアフター工事に依存したビジネスをこの先も同じ形で続けることはできない。

そこで光を当てたのが、四戸さんが代々受け継いできた「組子細工」という木工技術でした。

組子細工(くみこざいく)は、細く削った木片を0.1ミリ単位で調整しながら、釘や金具を一切使わずに幾何学模様へと組み上げていく日本の伝統技術。起源は飛鳥〜奈良時代にさかのぼると言われ、法隆寺など古い寺院建築の部材にもその技の源流が見られます。平安〜室町期には書院造の障子や欄間として広まり、江戸時代には寺社や町家の建具需要とともに全国へ。

文様には魔除けや豊穣、長寿といった願いが込められ、建具だけでなく、現代では照明やアートパネルなどインテリアとしても愛され続けています。

なかでも気仙沼の組子細工は、三陸沿岸で活躍した「気仙大工」と呼ばれる大工集団の仕事として育まれてきました。彼らは寺院や民家だけでなく、精緻な建具や細工ものまで手がける多能な職人で、その技は東北各地から東京・大阪の建築にも残っています。

そして、気仙沼の唐桑半島に残る「唐桑御殿」は、遠洋漁業などで成功した漁師たちが建てた豪華な屋敷で、その室内を飾る欄間や障子には、漁に出た男たちの無事の帰港や大漁への祈りを込めた組子細工がふんだんに施されています。

海とともに生きてきた人たちの願いが詰まったこの技を、次の世代にも“使われる形”で残していきたい──そんな思いが、今回のプロジェクトの原点です。

そこで動き出したのが、「組子細工」を軸とした新規事業。

2025年春からスタートし、組子細工とプリザーブドフラワーを組み合わせたサンプル作品の制作までを行ってきましたが、価格帯・サイズ・コンセプトの商品群にしていくのかといった「事業の設計図」を描ききれていません。

そこで今回、 ・社長夫婦や職人から話をとことん引き出し ・製品コンセプトやブランドストーリーに落とし込み、 ・職人と共に製品制作し、 ・ホテルや飲食店、百貨店などのターゲットする顧客に対して製品を持ち込み、 ・反応を聞きながらブラッシュアップしていく そんな“製品企画・営業担当者”をお迎えしたいと考えています。

来年春頃までに今後の進め方や市場のターゲットを整理し、秋には何らかの形で発表できる状態を目指したい、というのが経営陣のイメージです(展示会や発表会の形はこれから一緒に検討していくイメージです)。

「このままだとじわじわ苦しくなる。だからこそ、今のうちに第二の柱を本気で作りたい。」 そんな想いに共感し、一緒に悩みながらも道筋をつくってくださる方を、気仙沼からお待ちしています。

横山社長と二級建築士・インテリアコーディネーターの横山チーフ
横山社長と二級建築士・インテリアコーディネーターの横山チーフ
願いが込められた組子細工
願いが込められた組子細工

これまでの経験を活かし、組子細工文化を未来へつなぎたい方へ

この募集は、次のような思いを持つ方とご一緒したいと考えています。

1)伝統工芸「組子細工」を、未来に残していきたい 気仙沼の組子細工は、唐桑御殿の建具などに代表されるように、漁に出る男たちの無事の帰港や大漁を願って受け継がれてきた技術です。細かな木片を釘を使わずに組み上げるこの技は、担い手の減少もあり、今まさに次の世代へどう橋渡しするかが問われています。四戸さんの新規事業は、組子とプリザーブドフラワーなど新たな要素を掛け合わせ、一点物のインテリアとして現代の生活空間に届けることで、この技を“使われる形”で残していこうとする挑戦です。

2)90年続く三代目の地場企業の「第二の柱」をつくりたい 創業から90年以上、木製建具とリフォームで地域の家を守ってきた四戸さんですが、人口減少や住宅ニーズの変化が進むなかで、三代目社長ご夫婦は今の事業だけに頼らない新たな柱づくりを本気で考えています。組子インテリア事業は、その象徴となる取り組みです。単発の新商品開発ではなく、「どんな市場で、どの価格帯で、どんなストーリーを持ったブランドにするか」を一緒に設計していくポジションになります。

3)前向きな経営者夫婦と組子職人と、世の中にまだない製品を生み出したい 皆さんは、外部の視点を歓迎し、「自分たちより一段上の目線やお金の感覚を持った人と、遠慮なく意見を交わしながら進めたい」と話してくださっています。言われたことをこなすのではなく、「こういう売り方なら成り立つのでは」「このサイズと価格帯で試してみよう」といった提案を重ねながら、一緒に“世の中にまだない組子プロダクト”を形にしていく役割です。

4)リモート×副業・兼業で、柔軟に関わり方をデザインしたい 副業・兼業の業務委託&リモート中心に必要に応じて対面会議で、定例ミーティングや企画・資料作成を進めつつ、必要に応じて現地訪問や顧客同行を組み合わせていくイメージです。

週数時間から十数時間程度のコミットでスタートし、プロジェクトの進捗や相性を見ながら柔軟に見直していくこともできます。「地方の伝統工芸・中小企業の挑戦に関わりたいけれど、移住やフルタイムは難しい」という方にとって、ちょうど良い距離感で関われる機会になるはずです。

このような思いに共感し、気仙沼の海や唐桑御殿に受け継がれてきた物語を、組子インテリア商品という形で次の世代につなげていきたい方と、ご一緒できたらうれしいです。

(会社概要) ・企業名:株式会社 四戸(しのへ) ・企業名(カナ):カブシキガイシャ シノヘ ・創業:1931年 ・資本金:1,000万円 ・従業員数:約8名(役員3名、正社員5名(事務2名、職人1名、工場2名) ・売上内訳:   商品別:木製建具・サッシ工事:70%、ガラス工事:20%、内装工事:10%   販路別:工務店経由(個人住宅・学校関係・工場等)60%、直接営業40%   エリア別:気仙沼市80%、陸前高田市・一関市20% ・企業Webサイト:https://4nohe.co.jp/

気仙沼の唐桑地区に現在も残る唐桑御殿
気仙沼の唐桑地区に現在も残る唐桑御殿
唐桑御殿の木の障子に使われる組子細工
唐桑御殿の木の障子に使われる組子細工

募集要項

※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。

就業場所
株式会社四戸(宮城県気仙沼市瘻槻181)を拠点とするプロジェクトとなります。  実際の業務は、ご自宅などからオンラインでの企画・調整・資料作成、顧客訪問先での活動などを組み合わせる形を想定しています。
業務内容

組子細工×異素材(プリザーブドフラワー等)を用いた法人向けインテリア商品の新規事業立ち上げに関する業務全般。

具体的には: ・現状のサンプルやアイデアの整理、製品コンセプト・価格帯・ターゲット市場の方向性づくり ・ホテル・飲食店・百貨店・オフィスなど、法人向けインテリア市場の調査と顧客候補のリストアップ ・サンプル作品を用いた顧客候補へのヒアリング・提案・フィードバック収集 ・得られた声をもとにした商品・ラインナップのブラッシュアップ提案 ・唐桑御殿など、気仙沼に残る組子文化のストーリー取材・整理 ・プロジェクト全体の進行管理(社長・チーフとの定例ミーティング、簡単な計画・タスク管理)

必須経験やスキル

・ホテル・飲食店などの商業施設向けのインテリアの業界に関わっていたご経験 ・新製品の企画・制作・営業のご経験

給与

・時間単価×稼働時間、または月額固定 ・ご希望の時間単価はご提案ください

雇用形態・勤務時間

業務委託契約(準委任)

募集者 / 主催者
株式会社四戸
募集者 / 主催者の
住所
宮城県気仙沼市瘻槻181
募集者 / 主催者の
連絡先
求人企業(代表):0226-22-3281 / 問い合わせ窓口(JOINS株式会社): 050-1741-3768 / cs@joins.co.jp

株式会社四戸

このプロジェクトの地域

宮城県

気仙沼市

人口 5.42万人

気仙沼市

JOINSお仕事サポート担当が紹介する気仙沼市ってこんなところ!

三陸のリアス海岸に抱かれた港町・気仙沼。マグロやカツオの水揚げで名を馳せる“海の都”は、海と生きる歴史から育った、面倒見がよくオープンな気風が魅力。太平洋沿岸のため夏は涼しく冬は穏やかで、降雪も少なめの暮らしやすい気候です。

東京からのアクセスは、東北新幹線で一関→JR大船渡線で約3時間台。車なら東北道~一関IC経由で三陸道を使い約6時間前後。池袋発の夜行バス「けせんライナー」も約7時間と選択肢が多彩。

人口は約5.6万人(2025/4)。県内35市町村の中でも上位規模(試算で8位)で、推移は緩やかな減少傾向です。

住まいは賃貸の平均家賃が約5.05万円。購入は新築戸建て相場が約2,890万円、手頃な中古戸建ては平均約750万円(いずれも直近3か月の掲載物件ベース)。

暮らしの基盤も充実。市内には「イオン気仙沼店」などの大型店、総合診療を含む診療科を揃える「気仙沼市立病院」、小中学校も各地域に点在。

移住支援はワンストップ窓口「MINATO」が伴走。地方創生移住支援金(世帯最大100万円・単身60万円/要件あり)、空き家取得・改修補助に加え、3泊以上で宿泊費を日額6,500円支援する“お試し移住”も。内湾の交流拠点「ship(スロースクエア内)」や地域おこし協力隊など、新参者が溶け込みやすい場が整っています。

夏の「気仙沼みなとまつり」や港町グルメ、海釣り・里山歩きも日常に。お試し移住者からは「気さくに巻き込んでくれるまち」との声も。セカンドキャリアの舞台に、海のそばの等身大の暮らしを。

―――――――― 参照Webサイト一覧 ・気仙沼市公式サイト「移住・定住支援制度」(更新日:2025/7/10) ・気仙沼市公式サイト「住まい(空き家バンク等)」 ・気仙沼市移住・定住支援センター MINATO ・NAVITIME「東京(JR)⇄気仙沼 ルート検索」 ・ワーケーションズ「スクエアシップ(アクセス・利用案内)」 ・気仙沼市公式サイト「小学校一覧」「中学校一覧」 ・気仙沼市立病院 公式サイト/診療科案内 ・イオン東北「イオン気仙沼店」 ・アットホーム「気仙沼市の家賃相場」 ・アットホーム「気仙沼市の新築一戸建ての価格相場」 ・アットホーム「気仙沼市の中古住宅の価格相場」 ・気仙沼市「住民基本台帳に基づく人口・世帯数(2025年4月1日)」 ・宮城県公式ウェブサイト「市町村概要みやぎ」 ・気仙沼市魚市場「全国屈指の水揚量『海と生きる』」 ・気仙沼観光サイト「第73回みなとまつり」 ・気仙沼市資料PDF「気象(冬は暖かく夏は涼しい/降雪少)」 ・JALふるさとむすび「お試し移住『スローシティ気仙沼』」 ・note「気仙沼市お試し移住体験(移住者の声)」

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

SMOUTの運営チームとタッグを組み、地域おこし協力隊やローカル起業に加わる地域で働く選択肢として、地域の企業への転職やリモート副業をサポートする「地域企業のお仕事マッチングサポート」を行っています。 https://lp.smout.jp/job-matching-joins

お仕事の面をJOINS、お仕事が決まったあとのその地域への移住・二地域居住などの暮らしのサポートをSMOUTが行わせていただきます。

本サービスの特徴は、特に50-60代の皆さまの地域に貢献する仕事や暮らしをしたいという想いにお役に立つことです。人手不足が加速が進む日本の地方の地域では、年齢にとらわれずに、必要な人材を採用したい企業が増えています。

これまでの皆様のご経験を活かしてもらう上で、地域の企業が求めていることは、「手足を動かせる筋力」と「多様なメンバーとも分け隔てなく関係を作れる柔軟性」。

JOINSは、ただお仕事をご紹介するだけでなく、皆さまのこれまでのエピソードをお伺いして、企業へ魅力を発信するサポートも行わせていただきます。

(JOINS株式会社概要) ミッションに共鳴してくださった長野県の地方銀行である八十二銀行グループを初めとして、主に、地方の企業の方から出資を得て事業運営をしています。

事業内容: 地方中小企業と都市部人材のマッチング

設立:2017年6月21日 資本金:2億7,774万円(準備金含む) 役員: 代表取締役 猪尾愛隆 社外取締役 鈴木栄

主な株主: 八十二キャピタル株式会社(八十二銀行グループ)、株式会社山陰合同銀行、京都キャピタルパートナーズ株式会社(京都銀行グループ)、株式会社ドーガン・ベータ、マネックスベンチャーズ株式会社、ダブルシャープ・パートナーズ株式会社、HOXIN株式会社、一般財団法人社会変革推進財団、三菱UFJキャピタル株式会社、創業者、個人株主等

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