研修プログラムの一つとして、琵琶湖からそよそよと吹く風を感じながら、自分に向き合い、心と身体の声を聴くという体験をしました。ゆっくりと、眼を閉じて深く呼吸をするメソッドでした。忙しい日々に追われていると、知らず知らずに浅い呼吸になりがちです。最初は雑念が頭の中を飛び交うのですが、不思議なことにそれさえも気にならなくなり、だんだんと気分も落ち着いてきます。呼吸に意識を向け、何度も深呼吸を繰り返すことでリラックスできますね。日常生活や仕事の合間にもいつでも、どこでもできる方法なので、是非始めてみようかなと思います。

さて、「琵琶湖の深呼吸」と言って、琵琶湖は１年に１回深呼吸をします。
冬の冷え込みで、表層の水と低層の水が混ざり合うことを全層循環と言い、湖底まで酸素が行き渡る自然現象のことです。深呼吸が行われないと、自然界、湖の環境に影響を与えます。私たち人間だけでなく、湖も深呼吸しているなんて神秘的です。

また、滋賀県の長寿のヒミツの一つとして、スポーツをする人が多い点では、全国上位に入ります。運動の習慣を身につけること、休養とストレスの解消も大事ですね。講師の先生によるとウォーキングだけでも、十分効果はあるそうです。ウォーキングを楽しいと思える工夫も大事なようですが....
滋賀県は、休日も平日も年間を通じて、四季折々のアウトドアやスポーツを楽しめる環境があります。運動や趣味等を通じて、生きがいと楽しさを一杯感じて、健康でいきいきと暮らしたいものです。
また、地元の農家の方のお話しでは、滋賀は、四季の移り変わりがはっきりしているそうです。最近は、温暖化等の影響で、季節感も大分薄らいできていますが、季節を感じながら自然体で過ごせるのは魅力ですね。

今朝は曇っていて、時々小雨模様の空でしたが、研修を終えて空を見上げると虹がでていました。
2015年に滋賀県は、全国初の取り組みとして、「虹予報」を公開しました。観光プロモーション「旅せよ乙女　虹色エモーション（虹エモ）」の一環として、琵琶湖周辺の虹の予報を公開していました。周囲を山で囲まれていて、にわか雨が多いこともあり、滋賀県は虹の確立が多いと言われています。空に虹が架かると、なんだかとても幸せな気持ちになります。以前、伊吹山の麓で「わあー虹が出た」と喜んでいたら、地元の人は「いつも　よー（たくさん）出るよ」とあんまり、驚いた様子がないのに驚いたことがあります。滋賀では、たくさんの「HAPPY」に出会えます！