【求人募集2名】地域の未利用資源を循環させる平飼い養鶏事業の立ち上げ

合同会社セリフ代表の羽田です。新規事業の立ち上げにあたって会社設立後はじめての求人募集をおこないます。
2024年4月から西粟倉村で平飼い養鶏に着手し、鶏卵生産を主軸に鶏肉、加工品、体験ワークショップ等を提供します。
小さくて強い農業を実現するための6次産業化や多地域展開に向けて、西粟倉村で土台を築くマネージャー2名を募集します。

◎概要
・地域の未利用資源を循環させる平飼い養鶏事業の立ち上げスタッフを募集
・生産担当と企画販売担当を1名ずつ採用
・給与は月額20-25万円
・2024年7月以降に合流
・興味をお持ちいただけたらまずはざっくばらんにオンラインでお話しましょう!

◎全体像 2024年〜2026年
・西粟倉村内の耕作放棄地でニワトリを平飼いし有精卵を生産販売する。純国産の排卵鶏・後藤もみじを鶏舎5棟で3000羽ほど飼育予定。2024年から1年で鶏舎2棟を新築し1000羽の飼育環境を整備する。
・米ぬかや草刈り時の青草など地域の未利用資源を活用した飼料を自家配合し与える。輸入に依存せず国内および地域内での飼料自給率の向上を目指す。
・鶏舎は村内から伐り出される間伐材で建築し、木材工場で発生する副産物・おが粉(加工くず)や落ち葉を敷料に利用する。鶏糞を肥料化することで野菜を生産販売する。
・また鶏卵や鶏肉を利用した加工品(マヨネーズやスモークチキン等)を開発し、鶏卵と合わせてオンラインストアを中心に販売する。

◎事業展開イメージ
・村内で廃鶏解体ワークショップをパッケージにした1棟貸宿を運営する。夕食はジューシーな薪火BBQ、朝食は卵かけご飯+鶏ガラ出汁のお味噌汁をセルフサービスで提供
・ソーセージやハンバーグ等、鹿肉を活用した加工品の開発販売。くくり罠の猟師でもある羽田が自ら獲った鹿の命を使い切る商品と流通を構築する。卵はもちろん、鶏糞を利用し栽培する野菜と合わせて西粟倉村の季節を届ける定期便を販売する。
・自家消費/小商いとしての養鶏を地域内外で推進し、家庭養鶏キット開発販売に取り組む。自家消費以上の卵を買い取り加工品等に利用する。ニワトリを飼えばコンポストは不要、生ゴミが発生しなくなる!
・中山間地で耕作放棄地化が激増する中、飼料用米や大豆の生産を通して養鶏飼料の地域内自給率100%を実現する
・港町なら定置網で水揚げされる未利用魚、中山間地なら獣肉解体施設で発生する獣肉など、地域ごとの未利用資源を飼料化する平飼い養鶏モデルを多地域で展開する。初期投資500万円・1000羽飼育・売上1500万円/年からはじまるパッケージ構築

◎なぜやるのか?
・親戚がバタリーケージで排卵鶏14万羽を飼育していたが鳥インフルエンザにより全羽屠殺したことをきっかけに動物福祉に基づいた平飼い養鶏をしたいから
・未利用資源と人の生活の間にニワトリが介在し美味しい循環が産まれる仕組みを構築したいから
・耕作放棄地が激増する中山間地で小さくても強い農業を実現したいから
・日本人が年340個食べ、日常に溶け込んだ食材から命を考える機会を届けたいから

◎数字で見る養鶏業
・日本人は年間340個(1人1日1個!)を食べる卵大好き国民。メキシコに次ぐ世界2位。また日本の卵自給率は1960年以来94%と高水準
・日本の畜産業は配合飼料の原料(穀物)を海外に依存しており、配合飼料費は経営費の6割を占める。特に養鶏業は米国のトウモロコシ価格に影響を受けやすい
・国内の飼育戸数2000戸のうち、10万羽以上を飼育する上位20%が国内飼育羽数の80%を占め、年を追うごとに大規模化が進んでいる。平飼い養鶏は100羽飼育の個人事業主から10万羽飼育(従業員60名程度)までさまざま
・バタリーケージ飼育の卵は1個20‐30円程度だが、平飼い飼育の卵は1個50-100円と高単価。排卵鶏は年間300個の卵を産むため、季節での売上変動が起きにくい。農地(鶏舎)面積あたりの売上が高い農業といえる。1反(1000㎡)あたりの売上2000万円が可能
・鶏舎はビニルハウスや単管パイプのセルフビルドで建てることができるため初期費用を抑えやすい。100㎡で100万円〜。また、農業用施設の範疇(200㎡以下)の木造鶏舎なら田畑でも建設可能であり、地目変更の必要もない

ニワトリを飼い始めたら生ゴミが発生しなくなった

合同会社セリフは編集とデザインを切り口に地域企業の新規事業に伴走する会社です。2022年8月に設立しクライアントワークに取り組んできましたが創業時から準備していた自社ブランドの立ち上げに取り掛かります。その第一弾が平飼い養鶏事業です。

西粟倉村に移住した2015年に狩猟免許を取得し、くくり罠猟を始めました。同年、耕作放棄地を借りて夏野菜の栽培を始めました。いずれもお金に依存せず美味しい食料を調達できるようになりたいと考えたことがきっかけです。

2020年に自宅でニワトリの飼育を始めました。4年間で名古屋コーチン、岡崎おうはん、烏骨鶏、アイガモと40羽以上を飼育してきました。有精卵を孵化させ、ヒヨコを育て卵を収穫し、卵を産まなくなったメスや肉が付いたオスは屠殺して肉を食べる…というサイクルを回しています。
スーパーマーケットで卵を買うことは一切なくなりました。我が家のニワトリが産む卵が一番美味しいからです。

ニワトリを飼い始めたことで我が家では生ゴミが発生しなくなりました。キャベツの芯や魚の内臓もニワトリにとってはごちそうだからです。鹿の端肉はもちろん、草刈りで発生した青草すら食べてくれます。近所の米農家さんが「くず米をあげるからニワトリの餌にしなさい」とおすそ分けしてくれるようにもなりました。
人間が食べない生ゴミや未利用資源を食べることでニワトリは美味しい卵を産んでくれます。なによりホームセンターで手に入る配合飼料を与えるよりも、自然の恵みを凝縮した卵の方が臭みがなくすっきりした味わいで美味しいのです。

収穫する卵はニワトリが食べたものに影響を受ける

収穫する卵はニワトリが食べたものに影響を受ける

有精卵から孵化させた名古屋コーチンの雛

有精卵から孵化させた名古屋コーチンの雛

求める人物像

1350人600世帯の村で生活し、設立して間もない零細企業での新規事業立ち上げに向いている人、向いていない人がいます。

◎向いている人
・将来独立したい人
・相談上手な甘えん坊さん
・仕事/生活、ON/OFFを問わず、自分をさらけ出せる人

△向いていない人
・失敗したくない完璧主義者
・コスパ/タイパ大好きマン
・人に深く踏み込まれるのが苦手な人


心苦しいのですが、充実した研修体制や福利厚生があるわけではありません。お給料も十分ではありません。朝令暮改も多々あります。でも、わたしたちは失敗しないことよりも進んで手を挙げチャレンジすること自体が尊いと考えています。

田舎で悠々自適なスローライフを送りたい人はご遠慮ください。ハードワークが前提です。お金を稼ぐことに興味がない人はご遠慮ください。稼げる農業を実現するために事業を立ち上げます。

農業や事業立ち上げ経験の有無は問いません。新卒/中途も不問です。大切なのはwhat(何をやるか)やhow(どうやるか)ではなくwhy(なぜやるのか?)だと考えています。あなたが何を大切にしているのか、どんな人生を送りたいのか教えてください。

今後田舎で激増する耕作放棄地を舞台に養鶏事業に取り組む

今後田舎で激増する耕作放棄地を舞台に養鶏事業に取り組む

落ち葉やおが粉で敷料をつくりニワトリが心地良い環境をつくる

落ち葉やおが粉で敷料をつくりニワトリが心地良い環境をつくる

地域おこし協力隊制度を活用した採用を検討

◎職種
・生産担当 1名
 養鶏事業の生産管理を担当。自家配合飼料の製造、給餌、鶏卵の収穫等
・企画販売担当 1名
 鶏卵や加工品等の自社商品の企画開発/販売/出荷等

◎採用条件
・運転免許取得者(軽トラの運転が発生するためMT必須)
・正社員もしくは業務委託としての雇用
*総務省・地域おこし協力隊制度を活用した採用も検討しています

◎給与
月額20-25万円

合同会社セリフ
プロジェクトの経過レポート
2024/02/27

【現地案内OK】西粟倉村への移住+就職に興味をお持ちの方へ

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今回のプロジェクトは地域おこし協力隊制度を活用した求人のため、西粟倉村への移住が必須です。
移住に伴う求人のため、西粟倉村の雰囲気や取り組みをより深く知りたいとの声をいただいています。
その声を受け、西粟倉村まで足を運んでくだされば代表の羽田が村内の取り組みを2時間程度ご案内いたします。
現在は人口1350人に対し人口の20%以上が移住者で地域おこし協力隊は現役で40名弱が活動しています。

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西粟倉村
羽田 知弘が紹介する西粟倉村ってこんなところ!

岡山県北・西粟倉村は人口1350人の小さな村です。過去15年で移住者が増え現在は200人ほどが生活しています。また新たに生まれた事業体は50以上あり売上規模の合計は23億円以上とも言われています。ゆくゆくは自ら事業を起こし独立したいと考えている方には刺激的な環境だと感じています。

羽田 知弘
合同会社セリフ
まちづくり会社や木材商社を経て、㈱西粟倉・森の学校(現:㈱エーゼログループ)に参画。事業部長としてマーケティング/セールス、集客施設の立ち上げ/運営、製品開発、人材採用育成等の業務に携わる。2022年に合同会社セリフを創業。㈱トビムシのコンサルタントとしても活動する。 1989年生まれ愛知県津島市出身。左きき。左サイドバック育ち。三重大学卒業。岡山県北・西粟倉村在住。くくり罠の猟師。趣味はトレイルランニングと狩猟採集・農耕・養鶏。1350人の西粟倉村に移住して9年が経ちました。
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