現役協力隊に聞いた!人と人を繋ぐ”地域の案内人”のお仕事って?@福井県南越前町
募集終了
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「地域おこし協力隊には興味があるけど、自分には合うのだろうか・・・」と思っていませんか?

こんにちは!福井県地域おこしネットワークの中谷翔と申します。
(みんなには、ショーさんと呼ばれています^^)

さかのぼること、8年前。僕自身もどこにでもいるような会社員でした。その当時、地方に移住して地域と関わりたいと考え、転職を考えていたところ、「地域おこし協力隊」という選択肢を見つけました。そこから縁があり、福井県に移住してから、早8年。地域おこし協力隊として3年間活動した後に、今でも福井県に残り、様々な生業で暮らす「複業スタイル」で生きています。その中で、自分自身の協力隊活動の経験を生かし、福井県内の地域活性化や地域おこし協力隊の活動をお手伝いする福井県地域おこしネットワークでもお仕事をさせてもらっています。

今回は、そんな僕自身が地域おこし協力隊として活動した「福井県南越前町」で新たに地域おこし協力隊が募集されることになりましたので、ご紹介したいと思い、現役で活動する田上さんに話を聞いてきました!

#地域おこし協力隊になってみたい
#協力隊ってそもそもどんな活動をしているの?
#地方移住したいけど、仕事があるかが心配

そんな方に読み進めてもらえると嬉しいです。

今回の記事では、南越前町で活動する現役の協力隊へのインタビューをお伝えしますが、今後卒業生へのインタビュー記事もアップしていきますので、福井県に限らず、協力隊になったらどのように活動して、卒業後はどのように生きているのかが気になる方は、「興味がある」を押してもらえるとお知らせが届きますので、ぜひ押してお待ちください!

【前回の記事】
南越前町の募集について、役場の担当者に聞いてみた!
https://smout.jp/plans/16183

南越前町ならではの活動ができそうと思ったので、ここを選びました!

 私は福井市出身ですが南越前町には縁はさほどなく、良く知っている地域ではありませんでした。神奈川の大学院で建築を学び卒業するタイミングで一度地元の福井県に戻ろうと考え、また、大学院で学んだことを実践してみるために、地域おこし協力隊になろうと決めました。

 地元である福井市に近い嶺北エリアの自治体を検討しました。他の市町の募集もありましたが、まちづくりがある程度進んでいるがゆえに活動が既定路線に縛られることを避け、集落規模の小さなコミュニティから始められる活動を理想としたので、結果として南越前町を選びました。新たに自分の手で一から挑戦してみたいという気持ちが強かったのだと思います。その際に先輩協力隊の活動実績も後押しになりました。なんだか、自分らしくできそうだなという雰囲気があったのです。

<< 自分のスケジュールは、自分で決めることができます >>
南越前町の場合は、週5日8:30-17:00の勤務でした。何事も自分でスケジュールを決めます。
8:30までにタイムカードを通して役場へ出勤します。基本的に役場内に自分のデスクが設けられます。そこからは変則的なスケジュールだったと思います。一日中デスクワークの日もあれば、住民さんとの約束の時間に駆けつけ一日中役場を出ていた日も。そして17時過ぎに役場でタイムカードを通して退勤です。

 社会人になってすぐ地域おこし協力隊になったこともあり、1年目の私はスケジュール管理が特に苦手だったように思います。試行錯誤を経て、年間スケジュール・週間スケジュール・1日スケジュールの管理をこなすようになりました。
 前日の終業前に次の日のやるべきことを洗い出し、何時何分から何時までにあれをして…と、分単位で1日のスケジュールを組むようにしていました。

 1年目は具体的にどう活動しようか手探り状態でした。そんな状態だったので、スケジュールにも割と余裕があって、ふと油断すると今なにすべきなのだっけ?という状態で。これではまずいと、徐々に改善していきました。
 退勤後の時間には、建築士試験の勉強をしたり、ランニングしたり、同年代の友達と過ごしたり、自由に過ごしていました。

<< ”協力隊”に過度な期待をさせてしまったことも・・・ >>
地域の方々は、温かく受け入れてくださる方ばかりで、いわゆる村八分的な雰囲気は全く感じませんでした。ただ、協力隊という名前が何か地域を良くしてくれるんでしょ?という先入観を産んでしまうことがあり、過度に期待をさせてしまうようなこともありました。

<< 活動には自由度があるけれど、立場上、不自由を感じることもある >>
活動に自由度はありますが、不自由を感じる時もあります。
 私は自分のやりたかったことを活動として挑戦できたことは自由だったと思います。具体的に活動を進めていく中で不自由さを感じました。活動を進行するのは基本的に役場の職員としてです。個人として自由にではなく、役場の「ルール」の中で「立場」を考えなければなりません。経験の浅い私が困ったのは、予算・公平性だと思います。
 前年度の11月頃に決めた予算の中でしか活動費は使えません。「今年度、これやりたいなぁ」と思っても、今年度の予算の枠組みに当てはまらないときは、来年度に予算をつけてもらうしかありません。かなり計画的に進めないといけないのだと思い知らされました。退任後を見据えた年間計画を立てることが大切です。
 活動をしていく中で、この人の困りごとを解決したい、協力したい!と思うこともあると思います。しかし、ある個人の利益のためだけに活動することはできません。基本的にみなから集めた税金が資金源です。みなのために活動するという考えが行政のベースであることを常に意識しなければなりません。

そういった意味もあり、そのまますんなりと自分の企画が通ることは少なかったように思います。
 自分のやりたい企画をまずは素直に企画書にまとめて、担当職員に見ていただきます。指摘を頂き、企画書を修正する、または別の企画を考えます。行政としてのやり方と、協力隊のやりたいことどちらも大切です。担当職員とコミュニケーションをとって折り合いをつけていくことが重要だと思います。何事もまずは相談から。

<< やりがいは、自分ごととしてなんでも挑戦できること >>
 南越前町は協力隊活動としての意義を満たせていれば、その枠の中で自由に活動できます。自分のやりたいことをストレートにできていた部分がありました。もちろんそうでない部分もあります。

まち歩きをした路地裏で

まち歩きをした路地裏で

説明もしっかりとします

説明もしっかりとします

暮らすために必要な費用は、役場が負担してくれる部分が大きいのも魅了のひとつですね

地域おこし協力隊は、民間企業と比較すると給料が高くありません。しかし、私は単身であったこともあり、特にお金に困っていたことはありませんでした。

南越前町の場合は、給料が高くない代わりに、家賃、光熱費、インターネット代やガソリン代、自動車のリースなど生活に必要なものはほとんど役場の支払でした。
家賃や自動車のリース料は活動費として出してくれる自治体も多いですが、光熱費・インターネット・ガソリン代を経費にしてくれる自治体は、ほとんどないので、南越前町の魅力の一つですね。

<< 移住者同士のつながりが、心強いですね >>
南越前町については、移住者がそんなに多いわけではないですが、移住者同士のつながりがあるので、そういったコミュニティはとても心強い存在でした。同じような時期に移住してきた不安や楽しさを共有できる存在。そこでの繫がりから活動につながること、移住者のサポートにつながることも大いにあります。積極的にコミュニケーションをとるのが良いと思います。

<< 自分なりの形で、任期後も関わり続けたい >>
まもなく、3年間の任期が終わるわけですが、今後も関わりを続けていこうと思っています。これまでの協力隊の先輩は引き続き地域で住まうか、地域を離れて新しい場所に移るかのどちらかだったと思います。私は住むまではいかないけれど、活動を継続し続ける形を模索しています。

今まで南越前町で活動してきた地域おこし協力隊は、田上さんで10人目。田上さんが言うように、町に残って暮らしている卒業生もいれば、卒業後も数年はいたけれど離れてしまったと言う卒業生もいます。私(中谷)は10人のうち、自分を含めた9人のことは知っていますが、誰もが「町が嫌だから、卒業後に離れた」と言うよりは、自分自身のライフステージを考えると、もっと適切な場所があったから離れたといった様子でした。
もちろん、任期終了後も南越前町に残ってくれれば嬉しいけれど、協力隊になるのも自己実現のための一つの手段に過ぎません。だからこそ、「絶対に残らないといけない」と思いハードルを高くしてしまうのではなく、まずは活動してみる。そして、自分のやりたいことが実現できそうだったら自分なりの形で関わっていくという流れで良いと思います。

まずは、一歩目を踏み出してみませんか?

我々、卒業生もサポートします!

我々、卒業生もサポートします!

まちあるきのワンシーン@漁港

まちあるきのワンシーン@漁港

オンライン説明会&募集要項

<< オンライン説明会を開催します >>

先日、オンライン説明会を開催しました!
アーカイブ配信をしておりますので、気になる方はご覧ください^^

https://www.youtube.com/live/tEPHgn63A64?si=N31InnNxI6gB1Lsa

説明内容:
・地域おこし協力隊とは
・南越前町の地域おこし協力隊について(南越前町役場 地域おこし協力隊担当/安達さん)
・現役協力隊の活動・暮らし紹介(南越前町地域おこし協力隊/田上さん)※3月26日のみ
・福井県全体での協力隊支援(福井県地域おこしネットワーク)

<< 募集要項 >>
令和6年度の随時募集は終了しました!たくさんの方にご興味をお持ちいただき、感謝いたします!

主催:南越前町役場観光まちづくり課 受託:福井県地域おこしネットワーク
プロジェクトの経過レポート
2024/03/28

オンライン説明会・アーカイブ配信中!

先日、オンライン説明会を開催しました!

下記のアドレスでご覧いただけますので、ご関心がある方はぜひご覧ください。

現役協力隊や卒業生がリアルな話をしています!

https://www.youtube.com/live/tEPHgn63A64?si=N31InnNxI6gB1Lsa

2024/03/26

本日、20時〜21時30分でオンライン説明会を開催します!

3月26日の20時からyoutubeライブ配信にて、オンライン説明会を開始します!

下記のアドレスからご覧いただけますので、ご興味がある方はチラッとお越しいただけますと幸いです。

なお、youtubeライブですので、出入り自由となっております。

視聴用アドレス▼
https://youtube.com/live/tEPHgn63A64?feature=share

2024/03/22

明日、説明会を開催します!

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明日、3月23日の13時30分からyoutubeライブ配信にて、オンライン説明会を開始します!

下記のアドレスからご覧いただけますので、ご興味がある方はチラッとお越しいただけますと幸いです。

なお、youtubeライブですので、出入り自由となっております。

https://youtube.com/live/AFiYIWGZ0DA?feature=share

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福井県
福井県地域おこしネットワークが紹介する福井県ってこんなところ!

#人口が少ない のが強み
なぜなら、福井県民はだいたい「友人の友人」でつながる

#目立ってないのが強み
なぜなら、目立つような新しいことをやっている人が少ないので、今からでも目立つことができる

#実はチャレンジ精神旺盛
なぜなら、ものづくりで生きてきた地域だから。常にイノベーションに取り組んできた

そんな「面白みのある」福井県に足を運んでみませんか?

福井県地域おこしネットワーク
福井県地域おこしネットワーク

福井県内の地域おこし協力隊OB・現役が集まったネットワーク。”協力隊”と言っても、活動範囲は幅広く、それぞれが持っているスキルやアイデアを活かして活動し、連携すると掛け算の効果があるときに連携しています。

私たちはプロジェクトとして、福井県地域おこしネットワークのメンバーが関わるイベント・プロジェクトを紹介していきます^^

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