募集終了

子どもたちと共にデジタルスキルを学びながら地域を盛り上げ るコーディネーター の募集

お仕事
公開:2024/09/02 ~ 終了:2024/10/21

最新情報

プロジェクトの募集が終了しました。

2024/10/21

「興味ある」が押されました!

2024/10/21

福島県の最南端に位置する町。人口は5400人弱の小さな田舎町です。

以前は「東北の玄関口」と呼んでいましたが、もっと気軽に出入りができる場所でありたいという想いから「東北の勝手口」とも呼ぶようになりました。首都圏からは遠いイメージのある「東北地方」ですが、最南端の矢祭町なら、東京から車で2時間半、電車でも2時間半でアクセスできます。

矢祭町は林業や農業など、山からの恵みを活かして生活してきたまちです。かつてはこんにゃくの一大産地であり、こんにゃく畑が町を代表する風景でした。林業も盛んで奥久慈材と呼ばれた杉・檜だけでなく、広葉樹を原料とした木炭の生産も営まれて、地域住民の大切な収入源となっていました。現在は鮎やゆずといった産品が特産品として知られておりますが、鉢花やいちごなど県内有数の生産量を誇る新たな産品も増えてきています。

また、平成の大合併の際には「合併しない宣言」を出し、全国の自治体から注目を集めるほどの行政改革を行なっています。例えば、全国からの寄贈図書により開館した「もったいない図書館」は全国でも類を見ない取り組みとして注目されており、「読書の街矢祭宣言」を行い町内の至る所に本の交換スタンドが設置されるなど、本を読むことで豊かな心を育む活動が推進されています。

令和4年にオープンしたJR東館駅の駅舎を改装したコミュニティスペース「ヒガシダテ待合室」では、現役の地域おこし協力隊が地域住民と地域外の人をつなぎ様々なイベントを開催するようになり、コロナ禍で町民同士のつながりが少なくなっていた中で新たなマルシェが住民の有志で実施されるようになるなど、活性化に向けた動きが出てきています。

誰ひとり取り残さない学校教育の推進

矢祭町では子育てをしやすい環境づくりに力を入れており、近隣から子育てをするために矢祭に移住してきたという家族も増えてきています。

教育環境の充実にも力を入れています。2020年に全国の小・中学校の児童生徒一人ひとりにパソコン(タブレット)を配布するGIGAスクール構想がスタートした際には、小・中学校の先生だけでなく、町の電器屋さん、デジタルの専門家が連携して地域で暮らす子どもたちの学びの環境を整えてきました。

その成果もあり、矢祭町では学校で働く先生方がデジタルを活用した授業を多く実施することができていて先進的な教育を受けることができる環境になっています。過疎地域で暮らす子どもたちが取り残されることがないように取り組んできた成果が出ており、福島県内の好事例として取り上げられることが日に日に多くなっています。

また、町では令和5年度に全国初の部活動であるデジタル部を矢祭中学校に設立しました。 現在は部員が12名で、女子生徒が8割を占めます。普段の活動はタブレットを使った動画制作やデジタル画像の作成など自分たちが表現したい作品をデジタルで制作したり、「子どもICTアドバイザー」として高齢者向けデジタル教育の指導役を担ったりしています。

専門家によるサポートも充実させていますが、より生徒たちに近い立場で一緒にデジタルを学びながら今後迎えることになるデジタル社会に必要な環境づくりを一緒に実施してくれるコーディネーターの存在も必要になってきています。

矢祭中学校デジタル部でのワークショップの様子
矢祭中学校デジタル部でのワークショップの様子
矢祭中学校デジタル部の子どもたち
矢祭中学校デジタル部の子どもたち

デジタルスキルを学びながら子どもたちと一緒に地域を盛り上げませんか?

矢祭町ではこうした現状がある中で、子どもたちと共にデジタルスキルを学びながら地域を盛り上げることをミッションの一つとした、地域おこし協力隊を募集します。まずは、矢祭中学校のデジタル部の生徒たちとの活動を中心に関わって頂きながら、自らも成長していく活動に関わって頂きたいです。

担っていただきたいことの一例はこちらです。

1)矢祭中学校のデジタル部のコーディネーター 2)矢祭町で活躍している人の取材・情報発信 3)町民向けのスマホ相談室の開催(高齢者のデジタルサポート) 4)その他、デジタルスキル獲得に向けた研修参加など

着任後は専門家が研修などを通じて伴走支援を行う体制も整えています。多くの地域で直面している地域おこし協力隊の活動サポートにおける問題を町として改善していくために体制づくりにも力を入れています。

デジタルスキルを身に付けて、地域をもっとよくするにはどうしたらよいのかを考えながら実践を重ねていただくことで3年後には自立・自走できる基盤づくりを応援します。

○今回のプロジェクトを通じて会いたい人はこんな人。 ・子どもと関わることが好きな人 ・高齢者と関わることが好きな人 ・新しい知識やスキルを常に学び続けたい人 ・まちの人の想いに共感を寄せられる人 ・まちの人と一緒に、新たな挑戦にわくわくできる人 ・「なぜだろう?」と疑問を持ったらとことん知りたくなってしまう人 ・人の相談に乗ることが好きな人

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

このような活動は、ほとんどの方が経験したことがないと思います。だからこそ、一緒に悩みながら地域の方々と共につくり上げることができると思っています。着任される協力隊の皆さんの挑戦が、地域の皆さんの新たな挑戦につながることを目指していきたいです。

ご応募お待ちしています。

矢祭中学校デジタル部の様子
矢祭中学校デジタル部の様子
久慈川にかかるあゆのつり橋
久慈川にかかるあゆのつり橋

地域おこし協力隊の募集概要について

雇用形態 : 会計年度任用職員 給  与 : 185,710円~ 福利厚生 : 社会保険、雇用保険、厚生年金加入        家賃その他活動費の一部町負担(光熱水費、引越費用は自己負担)        賞与、年次休暇、特別休暇あり 応  募 : 応募申込書、履歴書、住民票、志望動機を矢祭町役場自立総務課にご提出ください。 詳細は役場ホームページもご覧ください。 https://www.town.yamatsuri.fukushima.jp/page/page001004.html 応募期間 : 令和6年9月2日~令和6年10月21日まで 選  考 : 一次選考 書類選考        二次面接 現地でのインターンシップ研修及び面接 地域おこし協力隊の活動報告の様子のレポートがこちら:https://note.com/irodori_group/n/n9bf25a6c2078

矢祭もったいない図書館
矢祭もったいない図書館
JR東館駅の駅舎を改装したコミュニティスペース「ヒガシダテ待会室」の様子
JR東館駅の駅舎を改装したコミュニティスペース「ヒガシダテ待会室」の様子

矢祭町

このプロジェクトの経過レポート

このプロジェクトの地域

福島県

矢祭町

人口 0.54万人

矢祭町

矢祭町が紹介する矢祭町ってこんなところ!

福島県の最南端に位置する町。人口は5400人弱の小さな田舎町です。

以前は「東北の玄関口」と呼んでいましたが、もっと気軽に出入りができる場所でありたいという想いから「東北の勝手口」とも呼ぶようになりました。首都圏からは遠いイメージのある「東北地方」ですが、最南端の矢祭町なら、東京から車で2時間半、電車でも2時間半でアクセスできます。

矢祭町は林業や農業など、山からの恵みを活かして生活してきたまちです。かつてはこんにゃくの一大産地であり、こんにゃく畑が町を代表する風景でした。林業も盛んで奥久慈材と呼ばれた杉・檜だけでなく、広葉樹を原料とした木炭の生産も営まれて、地域住民の大切な収入源となっていました。現在は鮎やゆずといった産品が特産品として知られておりますが、鉢花やいちごなど県内有数の生産量を誇る新たな産品も増えてきています。

また、平成の大合併の際には「合併しない宣言」を出し、全国の自治体から注目を集めるほどの行政改革を行なっています。例えば、全国からの寄贈図書により開館した「もったいない図書館」は全国でも類を見ない取り組みとして注目されており、「読書の街矢祭宣言」を行い町内の至る所に本の交換スタンドが設置されるなど、本を読むことで豊かな心を育む活動が推進されています。

令和4年にオープンしたJR東館駅の駅舎を改装したコミュニティスペース「ヒガシダテ待合室」では、現役の地域おこし協力隊が地域住民と地域外の人をつなぎ様々なイベントを開催するようになり、コロナ禍で町民同士のつながりが少なくなっていた中で新たなマルシェが住民の有志で実施されるようになるなど、活性化に向けた動きが出てきています。

このプロジェクトの作成者

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