いつも笑顔でパワフルに過ごしている印象の茜さん。移住してから、2児のママになるまで、様々な活動の火付け役になっています。

そもそも南三陸に移住したきっかけって何？
大会実行委員長を務める、南三陸アルティメット大会って？
子どもができてから立ち上げたみなはぴってどんな団体？

今回、茜さんの思いやストーリーを取材してきました。

Q.南三陸との出会いは？

茜さん：南三陸町に初めて訪れたのは、高校の有志で行った漁業支援ボランティアの時でした。東日本大震災が起きて以来ずっと、現地に行き、何かできることをしたいと思っていました。大学進学後も高校の卒業生たちとグループを作り、年に2回ほど現地を訪れて活動を続けました。当時は復興の途中で、訪れるたびに町の景色が変わっていて。この復興の過程を自分の目で見たいなという気持ちが次第に強くなっていきました。

Q.南三陸に移住しようと思った理由は？

茜さん：東京で学生生活を送っていると、南三陸町のことや、そこで見聞きしたことを、忘れたくないと思っていても難しくて。それがすごく嫌で、都会で普通に過ごしている自分に違和感を覚えていました。就職活動のとき、農業に関わる仕事をやりたいと思ったので、南三陸も選択肢に入れて仕事を探しました。周りには心配や反対もされましたが、地域に貢献したいという気持ちが強かったので、南三陸に移住して就職することを決めました。

Q.あるスポーツ大会を南三陸で始めた経緯は？

茜さん：移住した年に町の海水浴場が復活するということで、ビーチアルティメット大会を開催しました。アルティメットは、私が大学時代に取り組んでいたスポーツです。南三陸町で出会った友達が興味を持ってくれて、「南三陸でやろうよ！」と後押ししてくれたことが、大会開催のきっかけです。大学時代に大会の事務局運営の経験もあったので、実行委員長として大会を開催。町内外から多くの人が参加してくれて、大成功を収めることができました！

Q.大会は今でも続いているんですか？

茜さん：初開催をきっかけに、「南三陸ビーチアルティメット大会」は毎年9月に開催していて、今年で8回目（※コロナの影響で２回中止）になります。大会前日の前夜祭では、地元の美味しいごはんを楽しんでもらいながら、他チームの方や町の人たちと交流できる場を作っています。移住したら「南三陸町の食や人の魅力を伝える場を作りたい」って思っていたので、アルティメットを通じてそれが実現できていることが本当に嬉しいです。

Q.南三陸で子育てして気づきがあったとか？
結婚して子どもが生まれてから、町の子育て環境に課題を感じました。ママ友たちと子育てアンケートを実施し、町に提出してみましたが、なかなか変えることは難しく…。しかし、私たちの働きかけを知ったNPO法人ウィメンズアイが協力してくれて、子育てニーズの調査や子育てセミナーを共に開催しました。それをきっかけに、ママなどの有志による「みなはぴ」の活動がスタートしました。

Q.みなはぴでは、どんなことを実現したい？
私は「町のママたちがもっと楽しく子育てできるようになったらいいな」と思っています。みなはぴの活動が、子育てに役立ったり、この町で子どもと一緒に楽しく過ごせる時間が少しでも増えるきっかけになれば嬉しいです。町外から来た私だからこそ、町に対して意見を言ったり、新たな視点を持ち込んだり、できることがあるなと。まずは自分たちができることを「やってみる」。そんな気持ちで、これからも活動を続けていきたいですね。

ーーーーーーー

南三陸ビーチアルティメットもみなはぴも、茜さんの熱意や思いに共感したたくさんの仲間と共に、意欲的に活動中です。
これまでの活動はもちろん、今後、開催されるイベントの情報等もぜひチェックいただきたいです！

「自分にできること」を活かすことで、地域を活気づけ、さらに盛り上げていく茜さん。今後の活動にも目が離せません。

▽南三陸ビーチアルティメットの情報

今年の9月に8回目の南三陸ビーチアルティメット大会が開催予定！
自由に観戦もできるので、東北唯一のビーチアルティメット大会を見にきてください✨👀

🥏大会情報
第8回南三陸ビーチアルティメット
日時：2024年9月16日（月・祝）
場所：サンオーレそではま海水浴場（宮城県南三陸町）
開催形式：5人制、ミックス部門(女性2名以上)
募集チーム数：8チーム（先着順）

※最新情報はInstagramにて「＠minasan.ult」で検索

▽みなはぴの情報はこちら

Instagramにて積極的に情報を発信中！
▶︎赤ちゃんから小中学生まで楽しめる情報
▶公園や遊び場、お店の紹介
▶町内、近郊のイベント情報

※活動様子はInstagramで「＠minahappy_minamisanriku」で検索