【地域おこし協力隊活動紹介】山口壮太さん
公開日:2024/12/22 23:59
地域おこし協力隊で来られて、1年半の山口壮太さん。多賀町のお隣、彦根市の出身です。滋賀県立大学の学生だった頃から、子どもの居場所作りをテーマに研究されていたそうです。その時からアルバイトで大滝地区の子どもの居場所作りに関わってこられました。 現在、おおたき・ものづくりラボを小学生向けに、月1回開催しておられます。また、毎週水曜日に中学生対象の勉強会をされています。
地域資源を子どもに伝える取り組み
おおたき・ものづくりラボでは、子ども達に地元多賀町産の資源を活用したものづくりワークショップをしています。 森林面積が80%を超える多賀町ならではの取り組みで、環境を知ってもらう事や、地産木材を活かし、触れることができる機会、体験、居場所を地元の子ども達に提供されています。また、活動拠点の近所にある山林組合さんの協力を得た活動もしています。これまで、時計、羽子板、しゃもじなどを作ってきました。木の貯金箱作りも人気でした。 地産木材だけでなく、多賀町産の食材を使った食文化を知るワークショップも開催。地元の年配の方に講師になってもらい、お菓子作りなどをされています。毎回参加申し込みの希望者が多く抽選になるほど人気があります。 これらのワークショップは、地元大学の学生が多く関わってくれています。なかなか、地元在住の若い人たちの関わりが少なく、今後アイデアを持ってやりたいことが実現できる場所として、関わってくれる参加者が増えることを望んでおられます。 ものづくり・ラボを体験してくれた子どもたちが、数年後、地域に戻って関わってくれることが期待できそうな取り組みです。
活動に関わってくれる人 募集中!
大滝の地域資源を活かして、 子どもたちの育ちを支える場、 安心して好きなことを楽しめる場づくりに関わってくれる人。 定期的に活動に関わってくれる人を募集されています!!
多賀町まちづくりネットワーク
このプロジェクトの地域
多賀町
人口 0.73万人
龍見 茂登子が紹介する多賀町ってこんなところ!
飯盛木(いいもりぎ・いもろぎ)は、江戸時代、桃山時代に制作された多賀大社参詣曼荼羅にも描かれています。 写真手前の木が女飯盛木、左奥が男飯盛木です。中山道高宮宿から多賀大社一の鳥居をくぐり、多賀大社への参詣道、ひらけた田んぼの真ん中にある多賀大社ご神木の存在は現在も圧倒的です。樹齢300年以上で、滋賀県の天然記念物にも指定されています。 「お多賀杓子」しゃもじの物語がこのご神木にあります。昔、元正天皇が病気になられたときに、強飯とこの木で作った杓子を献上したところ、病がたちまち平癒したと伝えられています。ご飯を盛った木、「お多賀杓子」は「おたまじゃくし」の語源にもなっています。
このプロジェクトの作成者
香川県東かがわ市生まれ 高校卒業後、県外の大学に進学 大学卒業後、東京で就職。 転職後、京都市内に住む。 結婚して、京都府木津川市に住む。 その後、天理市、奈良市に住み、 現在パートナーの実家がある滋賀県多賀町に住んで16年になります。 多賀町の自然の美しさに感動し、草花の種類の豊富さに驚き、越して来たころは植物図鑑片手に植物の名前を調べ歩きました。 2014年頃より、多賀町の民俗聞き取り調査に参加。 主に食文化について調査しています。 2019年、多賀町中央公民館オープン時に、地元の郷土料理を展示してふるまうイベントを主催。 2019年4月より、「多賀の食べるをつなぐ」をコンセプトにYOBISHIプロジェクトがはじまりました。 現在YOBISHIプロジェクトの代表をしています。 YOBISHIよびしとは、多賀町の方言で親戚やご近所さんを呼んで行事の時などにおもてなしをすること。 多賀町に伝わる郷土料理の聞き取り調査をして、レシピ化する活動をしています。聞き取った内容は、noteに綴り公開。また、動画撮影をしてYouTubeで少しずつ公開しています。 イベント情報はYOBISHIのInstagramアカウントで発信中。 年数回イベントに合わせて、町内全戸に「よびし通信」を発行。