「挑戦し続ける高校」で一緒に成長しませんか? 大崎海星高校魅力化(公営塾)スタッフ募集!
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2025/01/22「興味ある」が押されました!
2025/01/22瀬戸内海のちょうど真ん中に位置する離島の自治体、広島県豊田郡大崎上島町にある大崎海星高等学校は、数年前まで生徒数減少による統廃合の危機に直面していました。そんな高校が、今では生徒数が右肩上がりに増加し、全国各地から入学希望者が訪れる高校へと変貌を遂げています。
その理由は、高校と地域、自治体が一体となった「大崎海星高等学校魅力化プロジェクト」にあります。慣例として閉鎖的な環境にある高校が「地域に開かれた学校」として門戸を開け放ち、様々な人材が高校へ入り込むことで、教育環境を整える公営塾の運営や、地域の資源を生かした地域学の実施、全国から入学する生徒を引き受ける教育寮の設置など、これまでの高校になかった様々なプロジェクトを推進してきました。
今回は、「大崎海星高等学校魅力化プロジェクト」で、一緒に最先端の教育づくりに挑戦してくれるスタッフを募集します。
地域資源を活用した「ここでしか学ぶことのできない」教育
このプロジェクトが発足したきっかけは、高校が存続の危機に直面したことです。平成26年2月に広島県教委から「今後の県立高校の在り方にかかる基本計画」が発表され、平成29、30年の2年連続で全校生徒数が80名未満の高校は統廃合も含めた検討を行うということになりました。当時の大崎海星高等学校の全校生徒数は67名。このままでは、地元から公立高校がなくなるかもしれないという危機感が高校や地域、自治体を動かし、プロジェクトがスタートしました。
高校は地域に門戸を開くことで、地域をフィールドとした学びの場の創出を目指し、地域の事業者や高校OBが中心となってこの動きに呼応しました。自治体はプロジェクトを取り仕切る地元出身のコーディネーターを配置するとともに、教育環境を整える公営塾の運営や、地域の資源を生かした地域学の設計・実施、全国から入学する生徒を引き受ける教育寮の設置を推進。公営塾や教育寮には外部から人材を登用するなど、先生だけではなく、様々な大人たちが生徒と関わることによって、「ここでしか学ぶことのできない」教育を作っていきました。
その結果、平成29年には88名、30年には101名と全校生徒数が増加し、存続の危機から脱出。今では全国各地から入学希望者が訪れるまでになっています。しかし、大学入試の改革など教育業界は大きな変換期を迎えており、地方の小規模校である我々は、いつ時代の波にのまれるかわかりません。
だからこそ、我々プロジェクトメンバーは立ち止まることなく、地方の末端ともいえる瀬戸内海の離島から常に新しいチャレンジを試みています。
このプロジェクトでは、こんな人との出会いを求めています。
■求める人物像 ・行動力があり、新しい環境でも積極的に活躍できる方 ・生徒たちと一緒に学び、「面白がる」感覚を大切にできる方 ・令和7年度は、理系科目の学習指導が出来る方、また、プロジェクト主導、プロジェクト伴走の経験のある方を特に歓迎します。
■具体的な役割 ・大学、短大、専門学校、就職試験、各種検定試験に向けた指導 ・生徒一人ひとりに寄り添う学習指導 ・生徒たちが未来を描き、自信を持って進むためのキャリア支援 ・生徒たちの「やりたいこと」を実現するための計画づくりや進行サポート
私たちが支援する生徒たちは、「やりたいこと」を見つけ、それに向かって行動しています。求められるのは、プロジェクトの進め方や、関係者との信頼関係の築き方を教え、伴走すること。あなたのこれまでの経験と行動力が、生徒たちの未来を変える原動力になります。
詳しくは大崎上島町のホームページをご覧ください。
■令和7年度募集要項 https://www.town.osakikamijima.hiroshima.jp/material/files/group/20/miryokuka_202501.pdf ■おためし地域おこし協力隊 ※正式に応募する前に実際に大崎上島に来てみませんか? https://www.town.osakikamijima.hiroshima.jp/soshiki/kikaku/169/7373.html
※応募の際はぜひ「興味ある」ボタンも押していただけると嬉しいです!
募集要項
大崎上島町 企画課 企画調整係
このプロジェクトの地域
大崎上島町
人口 0.72万人
大崎海星高校魅力化プロジェクトが紹介する大崎上島町ってこんなところ!
大崎上島町は瀬戸内海の中心部に位置する、人口約6,700名の離島の自治体です。瀬戸内海特有の温暖な気候を生かした柑橘類の栽培や造船業が盛んです。本土とはフェリーで約30分ほどであり、広島空港が近いため、東京からも約3時間ほどで訪れることができます。 人口減少や少子高齢化が進む町ですが、Iターン者からの人気は高く、5年間で約100名以上が転入し、実質社会増加率は広島県内第1位(過疎指定市町村)となっています。 また、離島にもかかわらず3つの幼稚園、3つの小学校、中学校、高等学校、高等専門学校、特別支援学校、県立の中高一貫校「広島叡智学園」といった多くの教育機関が点在しており、これらの教育資源を生かした「教育の島」として、各種事業・政策を実施しています。
このプロジェクトの作成者
地域おこし協力隊としての高校魅力化プロジェクトスタッフは大崎海星高校と一緒に「教育と地域」のに特化にした活動をしています。
大崎海星高校では、教育内容の魅力化の取り組みとして、地域の素材を活かし、教科書の中だけでは学ぶことができない新しい時代を切り開く力を身につけるため、幼小中高と系統的に学ぶ「大崎上島学」を実施しています。
現実の世界を知り世界の潮流を読む「潮目学」、自らの価値観や信念、特徴を知り、方向性や志を立てる「羅針盤学」、志と夢を高校で実現させるためのリーダーシップとスキルを学ぶ「航界学」。これら3つの学びを通して、時代の潮流を読み、自ら磁石で方向性を決め、世界を航る「航界術」を学ぶのが「大崎上島学」です。
また、公営塾「神峰学舎」では、教科指導のみならず、キャリア教育にも取り組み、生徒達の自律学習を支援しています。
教科指導は、学校と協同でカリキュラムを作成して生徒達の学習をサポートし、キャリア教育「夢⭐︎ラボ」では、将来の目標探求や学習意欲向上、志の育成に取り組んでいます。
これらの活動に参画しています。
また、親元を離れて高校に通う生徒のために、教育寮「コンパス」があります。そこのハウスマスターは、生徒たちが安心して高校生活を送ることができるように日々生活面からもサポートしています。
海星高校魅力化プロジェクトのスタッフは、これからも大崎海星高校と地域と行政と協力協業しながら、島の未来創造に日々取り組んでいます。