空き家のセルフリノベーションにチャレンジ!築150年の古民家でカフェをオープンします!

読みもの

公開日:2025/02/10 00:37

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「興味ある」が押されました!

2025/03/19

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2025/03/10

2023年5月に、愛荘町の地域おこし協力隊員として着任した横田 裕美(よこた ゆみ)さんは、いつかカフェを開くことが夢だったそうです。そして、地方への移住にも興味があり、ご自身の新しいチャレンジの場として愛荘町への移住を決意。活動の中で出会えた愛荘町内の空き家をセルフリノベーションし、2025年2月にカフェをオープンすることが決まりました。オープン前から活動を応援してくださる地域の方々からも楽しみだという声も多く、DIYのお手伝いを申し出てくれる方もいたのだとか。

町に寄り添うことを意識しながら活動を続ける横田さんが、どのようなカフェをオープンされるのかご紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。

人の優しさに触れ、助けられながら完成させた古民家カフェ

茨城県出身の横田さんは、愛荘町の地域おこし協力隊になる前までは、東京の茶葉メーカーに勤めていました。ハーブティーやコーヒーについて学び、お茶の魅力を伝える講座を開催されていました。移住後もその経験を活かし、オーガニックハーブティーがメインのカフェオープンに向けて、空き家探しをしながら地域の方々に知ってもらうためにさまざまな活動をしていました。

横田さんはどのような経緯で空き家をみつけて、カフェをすることになったのかを紹介します。

▼地域資源を活かしたプロジェクトでのアプローチ もともと地方への移住には興味があり、起業家をサポートしてくれる中間支援団体(一社 Next Commons Lab)のホームページを見ていました。そして、地域おこし協力隊を募集していると書かれた愛荘町の記事を見つけ、「まちをつくるCAFÉ&BOOKS」というプロジェクトに応募。お茶についての知識があったことと、カフェをいつかしてみたいと思っていたこともあり、チャレンジしてみようと思いました。

今回ご縁のあった建物は築150年の古民家です。空き家バンク等もありましたが、なかなか物件を待っていても見つからず、町内を歩き回って自分で探していました。その時に「この建物って空き家なんだろうか?」と気になる物件をみつけ、地域コーディネーターを経由して家主さんを紹介していただきました。お借りすることが決まってからは、できるだけ今あるものを活かした状態でカフェにしたいと思い、内装部分を8ヶ月ほどかけてセルフリノベーションしています。時折、地域の方々から興味を持ってお声がけいただくこともありました。「何かできることはないか?」というご厚意に、お手伝いをしていただいたり、愛荘町はなんて人が優しいんだろうと心が温かくなりました。

明るい雰囲気になるように砂壁をはがし漆喰壁に。
明るい雰囲気になるように砂壁をはがし漆喰壁に。
建具の柿渋塗をお手伝いに来てくれた地域の小学生。
建具の柿渋塗をお手伝いに来てくれた地域の小学生。

「本と喫茶Simple」が2025年2月中旬にオープン!

愛荘町の東側、東近江市に近いところにある古民家をセルフリノベーションし、2月中旬にカフェ「本と喫茶Simple」をオープンされる横田さん。お店の雰囲気やコンセプトを伺いました。

▼古いもの×新しいものを活かせる空間にしたい 築年数が150年ととても歴史のある建物なので、できる限り昔の趣ある雰囲気を壊さないようにリノベーションしています。壁や建具の塗り替え、修繕、障子の張り替えなどを行いました。内装などは"こうしたい"という自分のこだわりを押し出すのではなく、お客様が気兼ねなく来てもらえるような空間にできればいいなと思いながら、手探りでリノベーションを進めました。

コンセプトは「飾らない自分で居られる隠れ家カフェ」。お店の名前「本と喫茶Simple」は、シンプルに美味しいお茶やコーヒーを愉しんでほしい、そんな想いからつけました。自分の体調や気分に合わせてお茶を選んでもらったり、ゆっくりする時間のお供に本を手に取ってもらったりと、お店の楽しみ方はさまざまだと思います。

▼カフェをオープンしてからチャレンジしたいこと 着任当初からハーブティーやコーヒーの魅力を伝える講座やイベントでやマルシェでの出店を町内外で行ってきました。カフェに対しても嬉しい反響をいただいています。オープンを楽しみにしていると言ってもらえることも多く、私自身もワクワクしています。カフェオープン後は「本と喫茶Simple」で、特技のある人たちが集まって、何かワークショップのようなものができればいいなと思っています。また、提供するハーブティーや焼菓子の取り扱いを増やすこともやりたいことの1つです。いずれは、滋賀県産の素材を使ったメニューも揃えたいですね。

■「本と喫茶Simple」 住所:〒529-1212 愛荘町元持388-1 お休み:不定休 駐車場:4台店

▶Instagram https://www.instagram.com/books_cafe_simple?igsh=dTZpNWg5dnZxMGwx

地域の方々を魅了する横田さんの活動や、「本と喫茶Simple」についてもっと知りたいと思った人は、ぜひ「興味ある」ボタンを押してくださいね。質問も受け付けていますので、お気軽にご連絡ください!

最後までご覧いただきありがとうございました。次回の投稿までは、これまでに紹介した愛荘町の他の記事をご覧になってお待ちください!

「本と喫茶Simple」の外観。趣のある門がお出迎え。
「本と喫茶Simple」の外観。趣のある門がお出迎え。
セルフリノベーション後の店内。和室でも椅子で過ごせます。
セルフリノベーション後の店内。和室でも椅子で過ごせます。

このプロジェクトの地域

滋賀県

愛荘町

人口 2.14万人

愛荘町

愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ!

愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ! 平成18年に2つの町が合併してできた現在の愛荘町は、今年で19年目を迎えます。琵琶湖に流れる川の上流・湖東地域に位置しており、鈴鹿山系からの豊かな清水と自然に恵まれ、古くから水との関わりが深いまちとして発展してきました。

町の東側には、聖武天皇の勅願で行基が開山した湖東三山の一つである金剛輪寺があります。昔から四季折々の雰囲気を楽しめるスポットとして地元の方々をはじめ多くの人に愛され続けている場所です。また、近世には中山道66番目の宿場として愛知川宿が栄え、後の明治には郡役所や警察などの官公署が置かれ、近江鉄道が開通するなど、古くから地方の中心としても栄えてきました。

国の伝統的工芸品に指定されている「近江上布」を中心とした麻織物や、瓶のなかにてまりが入った不思議で美しい滋賀県の伝統的工芸品「愛知川びん細工手まり」など、愛荘町でしか見られない手仕事ならではの「ワザ」が光る工芸品を見られるのも特徴です。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

愛荘町は2町が合併して今年で19年目を迎えます。琵琶湖までは車で約25分。軟水の湧き出る水の美味しい町です。