すさきまちなか学舎は須崎市の商店街に位置します。商店街といっても、アーケードのある、様々なショップや飲食店が立ち並ぶ商店街とは違い、”昔”とても栄えた商店街です。

海が近くて、路地が多く、暮らしている方は昔からそこで生活している人たち。いわば須崎の古き良きを知れる場所でもあります。しかし、2011年の東日本大震災以降、南海地震による津波の大きな被害が想定されるこの地は、転居する人が多く、また若い世代は戻って来ないといったことから空き家・空き店舗が増えました。

そんな商店街ではありますが、ここにいる私たちはとても魅力的と感じています。開いている店は少ないけれど、何かチャレンジできそうな場所。人は歩いていないけれど、近年ギャラリーやゲストハウスといった施設が続々とできていること、そして、それに関わる若者が増えてきたことなど、まだまだこの商店街を明るくできるのではと考えています。

すさきまちなか学舎がオープンした経緯はそんな中での空き家対策の一環でもありました。空き家だった医院は大規模改修がなされ、その後、防災を事業とする団体が管理運営を行い、1階はカフェを営業されていましたが、今年の3月に再び空き家となりました。

この施設を私たちの手で活気ある場にすべく、指定管理者に手を挙げ、シェアオフィスの運営を提案。これまで起業の相談なども受けてきた私たちにとって、相談者と実際の場所をすぐに結び付けられる絶好の場ではないかと思いました。

そのような経緯から、この【すさきまちなか学舎】シェアオフィスの運営がスタートし、現在入居者を募集しています。

プロジェクト募集では以下のような方を求めています！
・起業したい人
・事務所を持ちたい人
・チャレンジショップに興味のある人
・須崎市にサテライトオフィスを置きたい企業
・サークルや教室活動をしている個人・団体

私たちは”何かやりたい”という人とも出会いたいと考えています。自分の想いをまだ形に、文字にできていなくても、現状にモヤとってしていてもOK、地域と関わることがしたいなとぼんやり考えている方でもOKです。ぜひ、この施設を訪れ、「自分ならここで何が出来るかな」と考える機会になればと思います。

＜シェアオフィスの概要＞
オフィスとなる個室は、すさきまちなか学舎2階に5室あります。1室は現在入居が決まり、行政書士の方が事務所を開かれました。残る4部屋、あなたならどの部屋を選びますか？

●家賃5,000～20,000円（広さによって異なります）
●水光熱費込み
●トイレ・キッチンは共有
●自由に改装可（退去時は原状復帰）
●インターネットや電話等の引き込み工事や通信費用は各自負担