（経験不問・お試し機会付き）壮大な自然暮らしと最端のIT化した建設施工スキルが身に付く仕事

伝統的な助け合いと世界的なスノーリゾートが同居する小谷村

小谷村は、長野県最北西部に位置し、標高3,000メートル級の北アルプス（白馬連峰）東麓の人口約2600人の山村です。日本有数の豪雪地帯であり、冬には深い雪に覆われる一方、山麓には栂池高原・白馬乗鞍・コルチナといった大規模スキーリゾートが広がり、上質なパウダースノーを求めて世界中から多くの観光客が訪れます。

厳しい自然環境を生き抜く知恵として、現在でも、地域の寄合や共同作業（雪かきや祭りの準備など）を通じた協力し助け合う気質が残っており、各集落の獅子舞、中谷大宮諏訪神社の「奴踊」、正月行事の「どんど焼き（歳の神）」など、村内各地に民俗芸能や祭事が受け継がれています。

また、鎌倉時代から、日本海側の糸魚川から内陸の松本へ塩や海産物などを運ぶ千国街道（塩の道）が村内を通り、多くの外の人が村を通り、その宿場や交易で栄えた場所でもあります。

そうした背景からか、山あいの村ながら現在でも、外部の人を受け入れる柔軟さがしっかり根付いており、Iターンの有志が過疎化で中断していた盆踊りを復活させた際も、地域の高齢者が懐深く受け入れ、共にやぐらを組んで30人規模の盆踊りを実現するなど、新旧協働の微笑ましいエピソードが生まれています。*1 

村役場も、移住者の受け入れには積極的で、古民家を改修した清潔な「おためし移住住宅」を用意し、畑仕事や集落活動への参加、地域住民との交流などの機会も用意されています。*2

小谷村の地域課題と向き合ってきた株式会社北野

小谷村は約8000人だった1960年をピークに人口減少が始まっており、最重要課題の一つは人口減少・税収減を前提とした社会インフラの維持です。

美しい自然と豊かな伝統文化に恵まれる一方、土砂災害や豪雪災害のリスクもある地域のため、地域の人々の安心・安全のために、人口減・税収減の中で、道路・橋梁・上下水道・公共施設などのインフラを維持管理していくことが必要となっています。

その役割の一部を担ってきたのが株式会社北野です。

同社は1938年に創業した小谷村に本社を置く従業員約15名の総合建設会社です。創業以来一貫して地域密着型の建設工事を手掛けてきており、主な受注先は国土交通省・長野県・小谷村といった官公庁。村内の道路整備や河川改修、砂防工事（山腹崩壊防止）、地すべり・雪崩対策、治山工事、林道開設、農地造成、除雪業務、下水道整備などを数多く施工してきました。

これまでも、積雪期の除雪業務は、昼夜を問わずオペレーターが出動し、高齢化で自宅周辺の雪かきが困難な世帯にとって欠かせない存在であるほか、土砂崩れや河川氾濫、地震被害などが発生した際、株式会社北野は地域の緊急出動部隊としていち早く復旧作業に当たるなど、有事の時の「地域の守り手」の役割を担っています。

外部の最先端のノウハウをどんどん取り入れている柔軟でオープンな会社

現在代表を務める40代の太田喜彦社長は3代目。高校卒業後、土木を東京で学んだのち、松本市での2年間の修行を経て、小谷村に戻り同社に入社。現場での経験を経て代表へ就任しました。

太田社長が注力してきたことは、人口減少していく世の中の流れを踏まえて、これまで3人でやってきたことを2人でやれるようにするというような省人化です。

社内チャット、勤怠管理、施工管理などにクラウドツールを導入し、施工業務についてもレーザースキャナーによる測量から３次元データの処理、３次元設計データの作成、ICT建設機械などを導入した施工を行っています。

いち早く導入した甲斐があり、現在は15名でも20名いた時と同じ売り上げを維持できています。

社員の働きやすさも大事に。

「人数も少なくて柔軟な会社だからやりたいことにチャレンジさせてもらえている。また、夏の土用の丑の日にはうなぎが振る舞われたり、誕生日にはケーキを用意してくれたりして、うちの奥さんにも「いい会社でよかったね」と言ってくれている」とお話しされるのは同社で工事部課長を務める高原さん。関西から移住し、同社で働き始めて25年経ちます。

「スキーが趣味なので、シーズン券を買って、休みの日はスキーをして過ごしています。関西や東京から遊びにくる友人にはこっちの生活いいよ、おいでよ、とよく言っています。「ちょっと田んぼの畦道直しておいたよ」って近所の方とやりとりできる感じが、田舎で仕事することの良さですかね」という穏やかな笑顔が印象的でした。

同社は年間休日125日・完全週休二日制を導入やスキルアップや資格取得の費用の会社負担、書籍購入費用の負担など様々な福利厚生制度も用意。その取り組みが、長野県から「職場いきいきアドバンスカンパニー（ワークライフバランスコース）」や「社員の子育て応援宣言企業」に認証されています。

株式会社北野のこれからの挑戦と必要な仲間

「そんな大きな挑戦など大それたことは考えていません。やはり村も人口は減っていくので、これまで行ってきた省人化、1人あたりできることを増やしたいくことに磨きをかけながら、これまでの村に必要な仕事をしていきたいと思っています。」と語るのは太田社長。

そして、仲間として加わって欲しいのは、こうした最新のITツールを活用した建設工事の施工を担う土木施工管理技術者、土木施工スタッフ、建設ディレクター・施工管理のバックオフィスの3つの役割を担ってくれるメンバーです。

経験は不問、先輩社員の指導のもと実務経験を積んでいただき、資格の取得も会社としてサポートもあるほか、今後、日本中で需要が増す、IT化された最端の建設の施工管理や施工の経験・スキルを身に付けていただけます。

小谷村と株式会社北野での暮らしと仕事のお試し機会付き

とはいえ、やってみないと地域や会社に馴染めるかはわかりませんよね。 今回、お試しで、小谷村に数日暮らしていただき、仕事も体験いただく機会もご用意いたします。

ぜひ、気軽にお問い合わせください。

（会社概要） 社名：株式会社北野 所在地：長野県北安曇郡小谷村大字中小谷丙2071-3 代表取締役：代表取締役　太田 喜彦 設立：1978年（創業1938年） 資本金：2000万 従業員数：約15名 Webサイト：https://ktnet.co.jp/ 事業概要：総合建設業（建設工事の施工管理・請負）、不動産賃貸業