募集終了

屋久島の美しい自然と建築で暮らし、共にコモンズをつくる。|Årc yakushima

お仕事
公開:2025/04/21 ~ 終了:2025/05/18

最新情報

プロジェクトの募集が終了しました。

2025/05/18

「興味ある」が押されました!

2025/05/18

世界遺産30周年を迎えた屋久島に、12室の宿泊棟とコワーキングカフェを併設したアート&リトリート空間「Årc yakushima」を2024年5月にオープンしました。

組織設計のノウハウと、社会と自然に開かれた建築をかけあわせ、都市と地域の新たな関係性を生み出すコモンズ(共有の資産)として、ここを育てていこうとしています。

屋久島の美しい自然とÅrcの建築の中でていねいに暮らし、その暮らしをゲストとシェアしたり、Årcが目ざす姿へと進化していくために、中心となって共につくっていってくれる方を募集しています。

▼ Årcのホームページです。 https://www.arc-yakushima.com/

共にどんな場所を育てていきたいのか?

▌皆で共有し、誰しもに開かれた空間を目指して

Årcの基盤となっているフィロソフィーは「Commons」。この言葉は、言い換えると「共有の資産」です。これは、ある特定の誰かのものではなく、関わる者皆で所有・管理をしながら誰でも利用できる開かれた場所だと捉えています。本施設は単なる宿泊施設ではなく、東京などの都市に住む人々が共同出資し、Co-Ownerとして経営や場づくりにも参画しながら、自らももうひとつの通い住まいとして利用します。様々な形で関わりながら、時間をかけて創り上げていくことを目指して設立に至りました。

また、Co-Ownerだけではなく、島に住む地元の人、旅行で屋久島を訪れている人にも利用や場づくりに加わってもらい、誰もが「自分の場所」と感じられるような場所を育てていく。この施設を通して多くの人が関わり合うことで、共有の資産に近づくと考えています。

▌屋久島での1.5拠点生活

もう一つの願いとして、「都市に生きる人々が、何にも囚われずに自然体である」ということを構想しています。無意識の中で、何かの役割を背負っていたり、自分を大きく見せたり、小さく見せたり。屋久島に来て、都市での生活の中でいつの間にか積み重なっていた荷物を下ろして、自然と調和し、自然体の自分を感じる。そしてその自然体の自分をまた都市に持ち帰り、周囲の人にも影響を与える。そんな循環を巡らせていきたいと考えています。

移住や二拠点生活となると、時間がかかったり、費用がかかってしまったりと、実現に向けたハードルが高くなりがちです。一方で多拠点生活となると、なかなかその場所を「自分の場所」として捉えにくかったりもします。Årc yakushimaは、Commonsとしてこの空間をみんなで共有し、いつでも帰ってこられるような場所として、1.5拠点生活を営んでいきたいと考えています。

▌自然体の表現者として生きる

Årcのコンセプトワードは、「自ら然(ら)しく、表現する」です。囚われのないありのままの自分で表現したいものを表現すれば、それはアートである。そんな考えを前提に持っています。ですが、表現したいことと経済合理性は関係がなく、お金が生きる拠り所となりがちな都市環境において、アーティストとして生きることは困難です。

そのため、Årcではアーティスト・イン・レジデンスを提供し、屋久島でリサーチや創作活動を行うアーティストの支援をします。

また、Årcの建築や内装設備はモノトーンで統一されており、支援するアーティストの作品の展示や、舞台として、あえて色を持たせないことをデザインしています。

DIYした焼杉の外壁には、関わった人たちのメッセージが刻まれています。
DIYした焼杉の外壁には、関わった人たちのメッセージが刻まれています。
美しい自然や建築、セレクトされたモノとともに、Årcでの暮らしが営まれます。
美しい自然や建築、セレクトされたモノとともに、Årcでの暮らしが営まれます。

都会的な感覚も活かし、ローカルで営む、「間」のプレイヤー。

Årc yakushimaは、もともと東京屋久島計画というプロジェクトとして動き出し、「都市と屋久島の間」となる場所を目指しているところがあります。

※東京屋久島計画の詳細はこちら: https://note.com/shift_x/n/n087d8e855e9e

なので、私たちは屋久島の自然や暮らしに親しみつつも、テクノロジーを積極的に取り入れようとしていたり、新しい組織・経営のやり方をしていたり、都会的な感覚を活かしながらÅrcを営んでいます。

そして、Årc yakushimaを美しい場所にしていくのはもちろんなのですが、この先の展開として、世界のどこか新たな土地で、新たな「コモンズ」をつくっていきたいとも考えています。

新たにジョインしてもらうメンバーには、ローカルでゆっくり暮らしたり、ゲストと楽しく過ごしたりということももちろん共有したい。それとともに、都会で得たスキルや知識を活かしたり、ローカルから新しい価値を都会で生きる人たちに発信できる場所を、共に育ててくれる人を私たちは求めています。

Årcは東京屋久島計画というプロジェクトとしてスタートしました。
Årcは東京屋久島計画というプロジェクトとしてスタートしました。
他の街に住む十数名のCo-Ownerたちと協同組合型で経営されています。
他の街に住む十数名のCo-Ownerたちと協同組合型で経営されています。

募集要項

※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。

業務内容

あなたの意思やスキルによって、お任せする内容は変わってきますが、下記のような業務があります。

● チェックイン時の案内 ● 予約管理や電話やメール等での問い合わせ対応 ● ゲストとのコミュニケーション ● カフェでコーヒーを淹れる ● 館内美化(清掃は基本的には専属メンバーが行います) ● 物品のセレクト、購入 ● 庭や畑など屋外環境づくり ● 地域との関係性づくり ● SNSでの日々の営みの発信 ● 改善や新規企画の提案・推進 など

将来的には、Årcの拠点責任者や、新たなコモンズ拠点や他事業の立ち上げを担ってもらうこともありえます。

必須経験やスキル

● 基本的なビジネススキル: PCでのドキュメント作成、メール、報告や相談、調整など、社会人として基本的な業務をこなしてきた経験がある

● SNS運用: Instagramの投稿について慣れている

● 英会話: 日常会話レベル(英語で意思疎通し、生活や観光のサポートができる)

● コミュニケーション: 誰に対してもフラットな関係性で話し、聴くことができる

あれば歓迎する経験やスキル

● デザイン(ドキュメント、WEB、プロダクト、空間など) ● コミュニティマネジメント

給与

「給与は自分で決める」というのが基本方針です。

Årcでは各々の「オーナーシップ」が物事を進める原動力であり、喜びにつながるものであり、大切にていきたいと考えています。そのため、報酬を与えられ、指示命令によって動かされるのではなく、自らの意思を尊重し、対話をした上で、報酬を決めています。 PL・BSの公開など、経営状況もオープン化されています。

雇用形態・勤務時間

● 雇用形態: 契約社員または業務委託(相談の上で決定。正社員や役員登用の可能性もあります)

● 勤務時間: 7:00~20:00のうち8時間を目安

● 休暇: 週5日勤務を目安としつつ、長期休暇で1ヶ月旅に出たりなど、メンバーで相談しながら柔軟な対応も可能です。

募集者 / 主催者
Årc yakushima(SHIFT-x, Ltd.)
その他

● 住環境: 専用の個室(4畳)には、TEMPUR®のマットレス・ピロー、エアコンが設置されています。共用スペースやセレクトされた各種備品も利用可能です。

● 副業: 可能です。

Årc yakushima(SHIFT-x, Ltd.)

このプロジェクトの地域

鹿児島県

屋久島町

人口 1.17万人

屋久島町

村上 卓が紹介する屋久島町ってこんなところ!

屋久島は、心を深く動かす力のある場所です。美しい森、川、海、空がすぐそばにあり、天気や時間によって常に表情が変わる自然のダイナミズムに、日々心を打たれます。そして、そこに暮らすひとびとは温かく、土地や自然を大切にしながら、しなやかに生きています。世界自然遺産という著名な観光地でありながらも、静かな日常が流れるこの島には、自分のペースで丁寧に働き、生きる力を育む土壌があります。

Årcのある南部は、自然と共にひとの温もりが感じられる場所です。温泉が点在し、海や星を眺めながら心身を癒せる贅沢な時間が日常にあります。年間を通して暖かく、穏やかな気候です。移住者も多く、地域は開かれた雰囲気があり、多様な価値観のひとが暮らしていることも魅力です。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

SHIFT-x, Ltd. CEO Årc yakushima Co-Owner 組織・人財開発コンサルタント 米国CTI認定プロコーチ(CPCC)

山口県生まれ。大学卒業後は、大学で分子生物学の研究員として働きましたが、キャリアを大きく変え、人財育成や組織開発のコンサルティングを専門としていくこととなりました。

その発展から、海外を舞台とした学びと変容の旅「Transformative Trip®」を手掛けるようになり、オレゴン州ポートランド、デンマーク、カンボジアの農村などの地域で得た気づきから、コミュニティや暮らし、プレイスメイキング、建築に関心を持つようになりました。

コロナ禍での海外プロジェクトの停止をきっかけに、屋久島でのプロジェクト「東京屋久島計画」が動き出し、「Årc yakushima」のコモンズをつくる営みがはじまりました。