
自分の手で山を育て、暮らしをつくる「福井県自伐型林業地域おこし協力隊」募集
最新情報
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2025/06/09「興味ある」が押されました!
2025/06/06【募集背景】 いま、山とともに生きる新しい働き方が注目されています。
福井県の山村地域では、人口減少や高齢化が進むなか、森林を守り活かす人材が不足しています。 一方で、コロナ禍をきっかけに都会での暮らしを見直し、「自然の中で自分らしく暮らしたい」「田舎で働きたい」と移住を希望する若者が全国的に増えてきました。
福井県では地域の山を自分たちで管理する「自伐型林業(じばつがたりんぎょう)」が広がりを見せています。 幅広な作業道や大きな重機に頼らず、小規模な道づくりと簡易な機械で身近な山を少しずつ整備し、収入を得ながら地域に根ざすこのスタイルは、自然と調和した暮らしを目指す人たちの新しい選択肢となっています。
令和5年度には、全国初の「自伐型林業大学校」も開校。福井市を中心に、所有林や地域の森を整備する活動が活発になっています。 こうした動きをさらに広げ、林業の未来を地域から支えていくため、今回「福井県自伐型林業地域おこし協力隊」を募集します。
【自伐型林業大学校とは】 全国初の自伐型林業に特化した学びの場として令和5年度に福井県内で開校。 チェーンソーや重機の安全技術、山林の見立てや施業計画の立て方まで、座学と実践を通じて“暮らしにつながる林業”を学べます。 https://zibatsu.net/
【活動概要】 今回募集する「自伐型林業地域おこし協力隊」は、福井市殿下地区を拠点に、森林整備を行いながら地域に根ざした暮らしを実践する仕事です。 林業の技術を学びつつ、副業や地域活動など“半林半X”の働き方にも挑戦。 卒業後の自立を見据えたライフスタイルの構築と、地域活性化の担い手としての成長を目指しましょう!
\林業と副業を組み合わせて、自分らしい働き方をつくる!/
【活動内容】 (1)自伐型林業の現場で技術を学び、実践 受入団体である「こしのくに里山再生の会」の一員として、福井市殿下地区を中心とした現場に入り、自伐型林業の基本からしっかりと学びます。 また、全国初の自伐型林業大学校が実施する研修や、県・支援機関による林業研修にも積極的に参加し、実践と座学を通して知識と技術を高めていきます。 研修の内容やスケジュールは、県や受入団体と相談しながら柔軟に決定していきます。
(2)自伐型林業+αで暮らしをつくる「半林半X」スタイルの実践 任期後を見据えて、林業以外の収入源も組み合わせた「半林半X」の働き方にチャレンジします。 中山間地域の資源を活かした副業や地域活動(例:狩猟や薪、農産加工など)を組み合わせ、自伐型林業だけに頼らない持続可能なライフスタイルを模索していきます。 具体的な副業内容は、県や受入団体と相談しながら決めるため、興味のある分野を活かして自分らしい働き方をつくることができます。 活動を通して得られた実践データはとりまとめ、今後のモデルケースとしてSNS等で発信していくことも期待されています。
※林業に必要な資格(チェーンソーや刈込機、狩猟免許等)の取得費用は県が支援します
【「こしのくに里山再生の会」とは】 今回の活動の舞台となるのは、福井市西部にある「殿下(でんが)地区」。 ここを拠点に活動する受入団体「こしのくに里山再生の会」には、県外から移住してきたメンバーも多く所属します。 林業を起点とした地域づくりに取り組んでおり、冬には狩猟や猪ラーメン店の運営、農家民宿など、それぞれが「半林半X」のスタイルで地域と関わっています。 代表の松平さんも、実は東京から福井にUターンして林業を始めたひとり。 先輩移住者や県の担当者など、頼れる仲間たちがしっかりサポートしますので、福井での暮らしやチャレンジを一緒に楽しみましょう!
【活動イメージ】 未経験の方は、自伐型林業大学校で林業に関する基礎知識を学び、チェーンソーの扱い方などの安全講習を受講することからスタート。 カリキュラムは約3ヶ月で40日間のプログラムです。 受講生は県内外から集まり、自主練習に励む人もいます。 地域おこし協力隊の隊員は、大学校に通っていない間は「こしのくに里山再生の会」で活動します。
【期待する成果】 この活動を通じて最も期待しているのは、自伐型林業と副業を組み合わせ、自立した暮らしを築くことです。 その実践が一つのロールモデルとなり、同じように山で生きる人を増やすきっかけになることを目指しています。 地域の一員として根づき、移住・定住につながる成果を期待しています。
【活躍中の先輩について】 現在地域おこし協力隊2年目の先輩は、元プログラマー。 林業に加え、薪の販売や薪ストーブの代理店などの副業を目指しています。 また、森林整備のワークショップを開いたり、マウンテンバイクのコースを作ろうとしているメンバーも。 地域に必要とされるやりがいを感じながら、自分らしい生き方も見つけられる仕事です。
【活動で大変なところ】 山の仕事は天候や地形に左右されがち。チェーンソーや重機の扱いなど、体力や集中力が求められます。 また、地域で信頼関係を築くには時間がかかり、地道な関わりが大切です。


\協力隊の先にある、次のステップ/
【活動によって得られるノウハウ】
<<林業に関する技術>> チェーンソーの扱い方、間伐や伐採の手法、林道づくり、安全管理など、現場で必要な知識や技能が体系的に身につきます。 自伐型林業大学校のカリキュラムや各種研修を通じて段階的に習得できます。
<<自然と共に暮らす力>> 地域の気候や風土に応じた暮らし方、薪づくりやジビエの活用など、里山ならではの生活技術が身につきます。 農業や狩猟などと組み合わせた“半林半X”の生業の作り方も学べます。
<<地域と信頼関係を築くコミュニケーション力>> 地域住民や行政、団体と対話しながら活動を進めていく中で、相手に寄り添い、信頼を得るコミュニケーション力や協働スキルが養われます。
【地域おこし協力隊3年間のロードマップ】 <<1年目>> ・「こしのくに里山再生の会」の一員として、日々の林業活動に参加。 自伐型林業大学校の研修カリキュラムや、県・支援団体による講習会にも参加し、基本的な技術を身につけます。 また、活動拠点となる福井市殿下地区での暮らしに慣れ、信頼関係を築いていきます。
<<2年目>> 林業技術の習得を続けながら、山の恵みを活かした副業(例:ジビエ、薪販売、農家民宿など)や地域活動に挑戦。 SNSやイベント等での情報発信や自伐型林業大学校の運営補助、移住希望者へのサポートなど、次世代育成にも関わります。
<<3年目>> 自伐型林業+副業の両軸を軌道に乗せ、協力隊卒業後に向けた実践を進めます。 林業の担い手として、地域でのフィールドを確保し、市町との連携やコーディネート業務にも関わります。
【地域おこし協力隊卒業後について】 卒業後は、自伐型林業の担い手として地域に定住し、「半林半X」のスタイルで生計を立てる道が開かれています。 木材販売やジビエ加工、地域資源を活かした起業など、自分らしい仕事づくりに挑戦することも可能です。 また、自伐型林業大学校のサポートや新たな希望者への指導など、次世代を育てる立場として活躍する道もあります。 県としても起業支援や定住促進など、卒業後の活動をしっかりサポートしていきます。3年間の挑戦を、次のステップにつなげていきましょう!


募集要項
※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。
・自伐型林業の実践 ・中山間地域の資源を活かした副業や地域活動の実践 ・情報発信や自伐型林業大学校の運営補助
(1) 普通自動車運転免許を有し、日常的な運転に支障のない方 (2) 林業および自伐型林業に興味を持ち、年間を通じ森林内での活動ができる方 (3) 自伐型林業団体や地域住民など関係者と積極的なコミュニケーションがとれる方 (4) SNSなどのWEBを活用した情報発信に取り組める方 (5) 自伐型林業協力隊終了後、県内で自伐型林業を中心に自活していく意思のある方 (6) 中山間地域の活性化に向けた様々な取組みを提案し、実践できる方
※未経験の方もご応募いただけますが、以下のような経験・スキルをお持ちの方は、活動の幅がより広がります。 ・林業や農業などの一次産業に携わった経験 (伐採、間伐、チェーンソー・刈払機の使用経験など) ・地域おこし・ボランティア・NPOなどでの地域活動経験 ・DIYや小屋づくり、軽トラ運転、薪割りなど、田舎暮らしに活かせるスキル
月291,600円(月20日稼働の場合) ※毎月の活動状況を確認の上支給します。 ※賞与及び手当等の支給はありません。
自伐型林業地域おこし協力隊として福井県知事が委嘱します。 (福井県と業務委託契約を締結していただきます。福井県との雇用関係はありません)
【活動日数】 年間の活動日数は240日(目安として月20日を12か月)を上限とし、初年度は採用日から年度末までの日数に応じて調整します。
【活動時間】 1日の活動時間はおおむね7時間を基本とします。ただし、活動内容等により時間等を調整できるものとします。
住所
連絡先
【その他】 活動に必要な経費等は予算の範囲内で県から支給します。 【活動経費として対象となるもの(例)】 ・委嘱期間中の住居に係る家賃(福井県の住居手当に準じる(上限あり)) ・事業に係る自動車の燃料費、リース費(上限あり) ・活動に必要な資機材(作業道具、労働安全装具、書籍、消耗品等)に要 する経費 ・事業に係る損害保険・賠償責任保険料 (ただし、国民健康保険料や国民年金保険料等は自己負担) ・研修等に要する経費 ※活動に必要な資機材の購入や研修等に要する経費への支出にあたっては、事前に森づくり課と協議を行います。 ※上記以外で活動に必要な経費等は、別途森づくり課と協議の上決定します。
【活動経費として対象とならないもの(例)】 ・事業収入を伴う経費 ・土地、建物の購入費 ・高額な物品(備品)購入費
【募集要項】 https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/wakatei/r7chiokosougou.html
福井県 農林水産部 森づくり課 森林活用グループ
このプロジェクトの地域

福井市
人口 26.03万人

福井県定住促進課が紹介する福井市ってこんなところ!
こしのくに里山再生の会が拠点とする福井市殿下地区水谷町の入り口の真向かいに、ホタルが飛び交う滝があります。 滝の脇には一本桜があり、花が咲くころには隠れた撮影スポットに。 ここではテントサウナを楽しむことができます。
このプロジェクトの作成者
福井県の移住、地域おこし協力隊担当です! 福井県ってどこ?と思う方もいるかもしれませんが、自然だけでなくて面白いことをやっている地域や、人、魅力的な資源がたくさんです😊 各種セミナーも随時開催しているので、地方移住に興味がある方はぜひ一度ご参加ください!