【滋賀県長浜市のお寺紹介】長浜別院大通寺【映画のロケ地・聖地巡礼】

【桃山時代の美しい建築】 　本堂や大広間は伏見城の遺構とされ、国の重要文化財に指定されています。桃山建築の華やかさが感じられる貴重な建物です。 　脇門（薬医門）は長浜城の大手門を移築したもので、本能寺の変の矢や銃弾の痕が残り、歴史の深さを実感できます。 　総欅造り（そうけやきづくり）の山門は荘厳で、境内に入ると静かな時間が流れます。

　ちなみに、長浜市では「ケヤキ」が市の木に指定されています。 　余呉町坂口の菅山寺の大ケヤキや、高月町柏原の八幡神社の野神ケヤキなど、歴史的・文化的に価値のあるケヤキの巨木が長浜市にはあります。

【名勝指定の庭園】 ・含山軒庭園 　 伊吹山を借景にした枯山水庭園で、盛砂や亀島が織りなす静かな美しさが魅力です。 ・蘭亭庭園 　 池と反橋、老松が調和した池泉庭園。穏やかな雰囲気で心が落ち着きます。

　 私が行った際は青々とした緑色でいっぱいでしたが、季節によって春の桜や秋の紅葉など四季折々の風景が楽しめそうだなぁと感じました。

【貴重な文化財と障壁画】 　含山軒や蘭亭には、狩野山楽・山雪、円山応挙による障壁画があり、芸術的価値が高いです。 　井伊直弼の七女・砂千代姫の調度品や、滋賀県指定文化財の南北朝時代の梵鐘など、歴史的な展示物も見どころです。

【歴史と地域とのつながり】 　1602年に本願寺12世・教如上人（きょうにょしょうにん）により創建され、湖北の浄土真宗の中心として栄えました。彦根藩・井伊家との縁も深いお寺です。

　映画「男はつらいよ」だけでなく、2023年公開の映画「レジェンド＆バタフライ」のロケ地としても知られています。

　長浜市指定文化財になっている新御座という部屋で、信長、家康、光秀の3人が会話をするシーンが撮影されたそうです。 　この映画では、織田信長を木村拓哉さんが演じられました。 　お寺の中にも、カッコいい映画のポスターなどが展示されておりました。

　歴史好きの方だけでなく、映画の雰囲気を楽しみたい方にもおすすめです！

〒526-0059 滋賀県長浜市元浜町32-9 https://maps.app.goo.gl/Bo34cprfhABMr1jQ9 JR長浜駅から徒歩15分程、黒壁スクエアからすぐです！

　広々とした境内には鳩が飛び交い、のんびりと穏やかな時間が過ごせます。 　長浜に来られた際には是非寄ってみて下さい😊