募集終了

【お試し滞在費ゼロ】250年の歴史を受け継ぐ里山で、地域の未来を一緒につくる仲間を募集!

イベント・体験
公開:2025/07/10 ~ 終了:2025/07/31

開催日程:

2025/08/31 15:00 ~ 2026/03/31 14:59

最新情報

プロジェクトの募集が終了しました。

2025/07/31

「興味ある」が押されました!

2025/07/31

熊本県玉名市石貫(いしぬき)。ここには、江戸時代から250年にわたって地域に寄り添い、庄屋や村長として地域の課題解決に取り組んできた家があります。そして今、その流れを受け継ぐ形で始まったのが、“あたらしさと”というプロジェクトです。

『庄屋の家に生まれて─地域に寄り添い続けて250年、営みの先に見えた“あたらしさと”』 https://note.com/atarashisato_jp/n/n95ae93023e09

地方移住や地域活動と聞くと、行政やNPOの主導を思い浮かべる方も多いかもしれません。 けれど、“あたらしさと”は一人の個人が、自らのルーツと地域の未来をつなぐために始めた、小さくも本気の取り組みです。

大切にしているのは、「迎え入れる」ではなく、「一緒につくっていく」という関係性。 あなた自身の視点で、地域の一員として関わってくれる仲間を募集します。

日々の暮らしから、地域の未来に関わる

ここでの暮らしは「地域づくり」と聞いてイメージするような堅苦しいものではありません。 大切にしているのは、「暮らしの延長線上で、地域に関わる」というスタンス。まずは日々の体験から、少しずつ地域のことが自分ごとになっていく、そんな自然な関わり方です。

例えば、地元の休耕地を活用し無農薬・無肥料でお米を育てたり、地元の素材を使って米粉の菓子を作ったり。 夏には子どもたちを対象にした「さとのスクール」という自然体験プログラムも実施していて、川で魚を探したり、木や石を使った工作をしたり──ここでしかできない遊びや学びが広がっています。 https://atarashisato.jp/news/id-1214/

こうした活動に参加する中で、地域に昔から受け継がれてきた知恵や文化、暮らしの豊かさに自然と触れることができます。

また、地域資源の保全や活用にも目を向けています。 この地域には、日本で初めて史跡登録された「装飾古墳」が点在していて、その管理を長年地元の方々が担ってきました。 https://www.city.tamana.lg.jp/q/aview/401/11810.html しかし、そうした地域活動も高齢化により今後の継続が難しくなってきており、新たな担い手が必要とされています。

さらに、私たちの暮らす地域を流れる菊池川流域は、絶滅の危機にある淡水魚「タナゴ」が6種全てが記録されるなど、希少な生物の生息域となっています。 その豊かな生態系を守るために、地元高校生や市民、WWFジャパンが連携した保全活動も始まっています。 https://www.wwf.or.jp/activities/activity/5619.html 8月には、この自然の価値を広く知ってもらうためのフォーラムも開催予定です。

とはいえ、最初から地域の課題にどっぷり入る必要はまったくありません。 まずは一緒に何かの地域活動を手伝ってみたり、空いてる時間に農作業をしてみたり──そんなふうに、ゆるやかに関わりながら、気づいたら地域の一部になっている。 無理なく、いつの間にかこの場所に馴染んでいる、そんな感覚を大切にしています。

ここには用意された“体験”ではなく、自分の視点で「やってみたくなる」ようなテーマや余白があります。 歴史も、自然も、人のつながりも、その全てがこの土地の魅力です。

玉名市環境整備課主催の子供たちとの川環境調査にも協力しています
玉名市環境整備課主催の子供たちとの川環境調査にも協力しています
石貫穴観音横穴の保全に向け、玉名市文化課と会話を進めています
石貫穴観音横穴の保全に向け、玉名市文化課と会話を進めています

暮らしの中から、地域と関わってみたい人へ

いきなり本格的に関わるのはハードルが高い…という方のために、私たちは「さとのCo-living」という滞在スタイルを提案しています。 https://atarashisato.jp/project/co-living/ 家賃・光熱費ゼロで1ヶ月間滞在可能、週3〜4日程度プロジェクトや地域のお手伝いをしてもらう代わりに、自由時間も確保できる“里山型ワーキングホリデー”のような仕組みです。 地域の自然や文化にふれながら、日々の暮らしを通してゆるやかに地域とつながっていく“おためし田舎暮らし”の機会です。 まずは滞在し、地域の人々や環境に触れることから、未来の「自分らしい暮らし」のヒントを見つけていただけたらと思っています。

こんな方に、ぜひ来ていただきたいと思っています。

■ 歴史や文化を大切にした暮らしに惹かれる方 玉名には、日本で初めて史跡登録された装飾古墳や2000年の歴史ある稲作文化、日本最古といわれる藍染め絞り木綿「高瀬しぼり」の文化も、今も細々と受け継がれています。地域の歴史や文化に興味があり、未来に向けて関わってみたい方にぴったりです。

■ 生き物や自然が好きな方、自然環境に関わる仕事に関心のある方 多様な自然環境が広がる玉名市における希少な生きものについて、WWFとも連携した保全活動が始まっています。暮らしの中に豊かな自然があるこの地域で、自然と共に生きる感覚を味わってみたい方におすすめです。

■ 地域とともに何かを始めたい方 ここでは、ただのボランティアではなく、地域課題に“自分らしく”関われる余白があります。古墳の維持管理やイベントの企画運営、地域行事のお手伝いなど、多様な関わり方を一緒に考えながら試すことができます。

■ ゆるやかに「関わり」をはじめたい方 週に数回、活動のお手伝いや作業に参加しながら、空いた時間で自分のやりたいことにも取り組めます。いきなり地域の中心に入るのではなく、無理なく、自然に溶け込んでいける距離感を大切にしています。

■ ローカルを舞台に、新しい視点で活動してみたい方 地域資源を活かした体験や創作、地域の伝統文化や自然を切り口にしたプロジェクトづくりなど、新しいアイデアを持ち寄って動き出すこともできます。個人の視点やスキルを活かしながら、一緒に面白いことを仕掛けていきましょう。

今回のプログラムは、ただの「滞在」ではなく、暮らしの中から地域に関わっていく小さな一歩です。 車が必須の生活環境のため、自動車免許をお持ちの方が対象となります。 この滞在を通して本格的な移住を検討したい方の応募を歓迎しています。

地域の未来は、特別な誰かがつくるのではなく、ここで出会った人たちと少しずつ築いていくもの。 まずは、一緒に“関わる暮らし”を試してみませんか?

染織工芸家の下川冨士子さんにより復元された高瀬しぼりは研究会で語り継がれている
染織工芸家の下川冨士子さんにより復元された高瀬しぼりは研究会で語り継がれている
コミュニティースペース庄屋では地域内外の人でマーケットや演奏会などイベントも開催
コミュニティースペース庄屋では地域内外の人でマーケットや演奏会などイベントも開催

募集要項

※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。

イベント名

さとのCo-living 短期滞在プログラム 〜歴史・文化・自然にふれながら、地域で試す新しい暮らし〜

開催日程

2025/08/31 15:00 〜 2026/03/31 14:59

所要時間

2025年9月頃から順次開始(1ヶ月程度) ※開始時期・期間はご相談に応じます 
週3〜4日程度のプロジェクトお手伝い(1日4〜6時間程度) 
※それ以外の日や時間は自由に過ごせます

費用

宿泊費(家賃、水道光熱費、WiFi)無料
 ※交通費、食費・日用品などの生活費は自己負担
 ※自家用車が必要(レンタカー紹介可能/月額45,800円〜)

集合場所

熊本県玉名市石貫(詳細は参加確定後にお知らせします) 
※最寄り駅:JR玉名駅、または新玉名駅(送迎相談可) ※レンタカー申込の場合は福岡空港にて受け取り、集合場所まで九州自動車道で70分程度

募集者 / 主催者
あたらしさと
その他

・オンライン面談あり
 ・農作業、飲食業の経験者優遇 
・将来的な移住意向のある方を最優先 
・普通自動車免許必須(生活・移動のため) ・地元農家さんアルバイト紹介も可能

あたらしさと

このプロジェクトの経過レポート

このプロジェクトの地域

熊本県

玉名市

人口 6.04万人

玉名市

徳永 竜也が紹介する玉名市ってこんなところ!

熊本県の北部に位置する人口6万人の玉名市。県庁所在地の熊本市に隣接し、福岡県の博多までは九州新幹線で約30分。玉名温泉と玉名ラーメンは観光客に大人気。天水みかん、横島いちご、ミニトマト、有明海苔は玉名を代表する産物。 https://www.youtube.com/@tamananto

その中心市街から程近く、典型的な里山と田園風景が残る地域に石貫はあります。 自然林が豊かでハイキングも親しまれる小岱山(しょうだいさん)の麓に位置し、名水百選にも選定される菊池川の支流、繁根木川(はねぎがわ)が流れ、その川沿いには春になると見事な桜並木が見られます。 山から注ぐ清らかな水を使って、弥生時代から実に二千年の米づくりの歴史があります。 近所に今でも現存する多くの古墳は、古来から人の営みがあることと、災害の少ない安全な地盤をもつことを意味しています。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

東京在住、共働きの妻と3人の子を持つデザイナーです。実家の熊本県玉名市との二拠点生活を試行中。田舎の地を継承し、これからの故郷の残し方、新しい里の作り方を考える実験的プロジェクト「あたらしさと」を推進しています。

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