地域おこし協力隊になりたいなら、経験者に会いに行こう♪地域ゆるっとコラム♪

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「興味ある」が押されました!

2025/09/20

「興味ある」が押されました!

2025/08/29

「地域おこし協力隊に興味がある」 そんな風に考えている方にこそ、オススメしたいのが、応募する前に「協力隊経験者に会うこと」です。

こんにちは!福井県に移住して10年目。福井県地域おこしネットワークの中谷と申します。 (ショーさんと呼ばれておりますので、お気軽にお呼びください)

福井県に地域おこし協力隊として移住し、3年間の活動期間の後に、築90年の古民家をリノベーションして、地域を体感できるゲストハウスを開業しました。

開業してから7年目、これまでたくさんの旅人と地域をつないできました。うちの宿は、他の宿泊施設と違うところがあります。それは「地域の暮らしを体験できること」です。

そんな宿をやっているからか「地域おこし協力隊になりたい」「地方移住をしたい」と地方に関心がある方が泊まることが多くあります。そんな方とお話ししていて感じたのが「協力隊のリアル情報があまり伝わっていない」ということ。

協力隊に関心を持った方は、WEB上に出ている情報だけでは見えない隊員生活のリアルや、任期後のキャリアパスなど、知りたいことはたくさんあるはずです。

しかし、現状その辺りを網羅できるようなメディアは少ないのです。

そんなあなたに最適なのが、地域おこし協力隊の経験者が運営するゲストハウスやカフェなどを訪れること。

彼らは、地域に飛び込み、活動してきた「生きた経験」を持っています。この記事では、地域おこし協力隊の経験者から直接話を聞くことのメリットと、その実践的な方法、そして協力隊経験者が運営するおすすめ施設を5つご紹介します。

WEB上の情報だけでは分からない!地域おこし協力隊のリアル

地域おこし協力隊の募集要項やウェブサイトには、活動内容や待遇などが記されていますが、実際の協力隊生活は、時に予想もしない出来事や挑戦の連続です。地域住民との関係構築、限られた予算でのプロジェクト推進、そして任期後のキャリアパスなど、事前に知っておきたい「リアルな声」は、そう簡単には手に入りません。なぜなら、公に公開している情報に載せられることは限られているからです。

協力隊として活動していたり、活動していた卒業生のインタビュー記事を読むことはできます。もちろん、そのインタビューが嘘だとは言いません。しかし、公に出るメディアに言えることと言えないことがあるものです。

例えば、地域に溶け込む上でのコミュニケーションの取り方、行政との連携のコツ、あるいは活動を通じて得られるやりがいや、直面する壁をどう乗り越えたかといったことは、実際に経験した人にしか語れません。しかし、個人情報に関わることもありますし、その話が当事者に伝わると嫌な思いをさせることもあるかもしれません。そういったこともあり、公開されている情報には、良いことや「ちょっとした」問題点を言うことしかできません。しかし、実際に知りたいのはもっとリアルな話ですよね。

また、協力隊として移住するのには「転職」と「引っ越し」が伴います。つまり、人生に関わる大きな決断なのです。だからこそ、不安になるのも当然のこと。そういったときに、協力隊を経験した人なら、具体的なアドバイスを含めて、あなたの協力隊への一歩を大きく後押ししてくれるはずです。

また「地域おこし協力隊」と一言によっても、地域性や活動内容は千差万別。自分に合わない地域に入ってしまったら、モヤモヤする3年間を過ごすことになりかねません。そこで、経験者から直接話を聞くことで、記事とかでは知ることができないあなた自身に適した話を聞くことができます。そういった話を通して、自分自身の適性や、本当にやりたいことを見つめ直す貴重な機会を得られるでしょう。

経験者の「お店」だからこそ聞ける!深掘りトークのススメ

今回オススメしたいのは、地域おこし協力隊の経験者が営むカフェやゲストハウスなどを訪れて、その商品やサービスを体験しながら、話を聞くことです。

もちろん、現役で活動している方の話も参考になりますが、可能なら卒業しても地域で暮らしている方に話を聞けるのが良いでしょう。なぜなら、現役の方は「試行錯誤」している途中で、その地域に残って上手くいくかがわからない状態だからです。場合によっては任期後に上手くいかず、地域を離れる可能性もあるのです。それに対して、すでに卒業して地域でお店を営んでいれば、「地域に残ると決めた覚悟」「地域で仕事を持って暮らしている実績」があるのです。

彼らのお店は、彼らの「なりわい」であり、地域との繋がりそのものです。協力隊は3年間の任期付き。必ず卒業するタイミングがやってきます。だからこそ、任期後に自分自身がどのような仕事を持ち、どのような暮らしを送るのかを考える必要があります。協力隊として、地域で活動したのちに開業した宿やカフェでは、リアルな任期後の仕事のイメージが作れるでしょう。ですので、漠然としたものでも良いので、自分自身の任期後のイメージに近い暮らしをしている人に会いに行くのでも良いでしょう。

話を聞きたい人が決まったら、「話を聞かせてください」と訪問して話を聞かせてもらうだけではなく、彼らの販売している商品やサービスを購入することもポイントです。

1つ目の理由は、実際に体感してみることで、経験談に深みが出てくるからです。カフェであれば、まずは料理を食べてみる。なぜ、その料理になったのか、どういう風にお店をやっていってるかをリアルに感じることができるでしょう。

2つ目の理由は、彼らの時間をもらっているからです。協力隊経験者は、人と関わることの大切さを知っているので、「話を聞かせてください」と来るだけでも、歓迎して話を聞かせてくれるでしょう。しかし、その話を聞く時間は、彼らの貴重な時間でもあります。仮に話をしてなかったら、自分の仕事をいろいろすることができたかもしれません。だからこそ、しっかりと彼らの商品やサービスを利用することで、時間をもらうことへのお礼もできます。話をする方も「人間」ですので、やはり「気持ちよく」話せるかどうかは大切でしょう。「わざわざここまで来て、購入してくれた」と思うと、よけいにしっかりと役に立つ情報を伝えてあげたいと感じるものです。

実際にお店に足を運ぶことで、一般的な説明会やイベントでは聞けないような、個人的な体験談、成功談はもちろん、失敗談や苦労話を聞くことができます。その話の中に、あなたが、移住や地域での活動を考える上で重要なヒントが隠されています。

例えば、彼らが協力隊としてどんな課題を解決しようとしたのか、どんな人々と出会い、どのような関係性を築いてきたのか。そして、任期後、なぜこの場所で「お店」を始めたのか、その背景にある想いを聞くことで、協力隊としての活動が「点」ではなく「線」となり、その後の人生にどう繋がっていくのかを具体的にイメージできるでしょう。

彼らの「生き方」そのものが、協力隊を目指すあなたにとって、何よりの学びとなるはずです。

卒業後に漁師町で、一棟貸切宿を営む高橋さん
卒業後に漁師町で、一棟貸切宿を営む高橋さん
ゆったりとしたごはん屋さんを営む相澤さん
ゆったりとしたごはん屋さんを営む相澤さん

福井(&滋賀)で出会う!地域おこし協力隊経験者運営の施設3選

僕は福井県で地域おこし協力隊として活動し、任期後に開業した宿を今でも運営しています。だからこそ、福井県で協力隊を経験して、卒業後も地域に残りお店をやっている人たちのことをよく知っています。

◯ アイザワ商店 ございん(福井県小浜市加茂78-5) 元地域おこし協力隊の相澤さんが開業したおうちのカフェレストランとよろずスペース。お野菜多めのランチと、おばあちゃんの家を感じる空間は優しさを感じます。宮城県出身の相澤さんが、活動ミッションの観光振興で知り合った地元住民との関わりの中で、開業することになった店舗です。相澤さんの出身地である東北の郷土料理も提供されており、地域に溶け込んだ暮らしや起業のリアルについて、直接話を聞くことができます。

◯点景(福井県福井市居倉町38−2) 点景が位置するのは日本有数の水仙産地であり、国の重要文化的景観に選定された 「越前海岸の水仙畑の文化的景観」が広がる海沿いの小さな集落です。

宿泊されると集落を案内してくれるのですが、この案内をしてくれるのが、協力隊経験者でもあり、この宿を運営する高橋さん。地域の暮らしに根付いた高橋さんと一緒に歩き、地域の歴史や風土、暮らしの背景を知っていただきながら、その日そのときの思いがけない地域の人々との出会いもお楽しみください。

◯ 地域まるっと体感宿 玉村屋(福井県南条郡南越前町今庄82−10) 僭越ながら、僕が運営する宿もご紹介します!

築90年を越える町屋型の古民家をリノベーションして、2019年に開業。 宿のコンセプトは「第二の実家」、滞在イメージは「地域の日常におじゃまする」

全プラン、夕食と朝食の食材付き。夕食は地元の食材を使い、スタッフと一緒にゲスト自ら料理をします。タイミングが合えば、地域住民も入っての夕食「ごはん会」となります。これが「他の宿では体験できない」と評判が良いのです。

スタッフは全員が移住者なので、自らのリアルな移住体験をもとにゲストの方のご相談を受けることができるので、移住や地方に関わることを考えるゲストが後を立ちません。

◯ リアルな地域を知りたい人 ◯ 地域に関わってみたい人 ◯ 将来的には移住を考えている人

そんなあなたのお越しをお待ちしております!

公式WEBサイト:https://tamamuraya.jp/ インスタグラム:https://www.instagram.com/tamamuraya/ 紹介された記事:https://www.fuku-e.com/fukutabi/detail_645.html

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今後もコラムで「地域と関わること」をテーマに発信していきます。 【興味ある】を押してくださった方には、更新する度にお知らせしますので、見逃したくない方は、【興味ある】を押してください! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

玉村屋/みんなでワイワイ、ごはんを食べる時間
玉村屋/みんなでワイワイ、ごはんを食べる時間
玉村屋/個室なので、ゲストハウス初心者も安心!現代風にリノベーションしました。
玉村屋/個室なので、ゲストハウス初心者も安心!現代風にリノベーションしました。

このプロジェクトの地域

福井県

南越前町

人口 0.92万人

南越前町

福井県地域おこしネットワークが紹介する南越前町ってこんなところ!

【今回は自己紹介を・・・!】 京都出身の30代。大学を休学し、自転車で日本一周をしたことから「地域」という場所に興味を持つ。社会人のスタートは大都会・東京。その後、世界遺産合掌集落のある岐阜県白川村での暮らしを経て、2016年4月に地域おこし協力隊として福井県南越前町に移住。任期終了後は「地域まるっと体感宿 玉村屋」を開業。現在は、「農家シェアハウスはなさか荘」や今庄宿ローカルベンチャー事業など、地域に必要だと感じたものを独自の目線で実験中。 10個くらいの収入源を積み重ねて、妻子を養う「複業家」として自分自身の暮らしを実験台に、変化の時代を心穏やかに生きる方法を実証実験中。

【僕が住んでいる地域】 福井県南越前町。ここは便利だけど「なんか懐かしい」と思う景色に出会える町です。車で30分走れば(注:田舎の人の車で30分は生活圏内)、広がる日本海、そびえ立つ山。そして農村風景が広がる場所です。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

福井県内の地域おこし協力隊OB・現役が集まったネットワーク。”協力隊”と言っても、活動範囲は幅広く、それぞれが持っているスキルやアイデアを活かして活動し、連携すると掛け算の効果があるときに連携しています。

私たちはプロジェクトとして、福井県地域おこしネットワークのメンバーが関わるイベント・プロジェクトを紹介していきます^^

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