∞ 移住コンシェルジュの「たかおかコラム」⑪ ∞タイから高岡に移住して感じた事

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公開日:2025/10/24 08:23

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2025/10/26

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タイのバンコクから富山県高岡市に来て早8か月。海・山・川・食・路面電車・大型ショッピングモール・大仏など、日本の素晴らしさがコンパクトにギュッと詰まったまちで、憧れのローカル移住ライフを楽しみながら、地域おこし協力隊・移住コンシェルジュとして「繋ぎ役」を担う日本人、和田 庸(ワダ ヨウ)です。 8年半の長きタイ駐在生活により、日本の作法を忘れ去ってしまいながら、そんな自分を温かく支えてくれるまちのみなさんのやさしさのおかげもあり、今日も元気に楽しく生きております。 そんな素敵なまちと人とを、たくさんの方とお繋ぎすることが私の使命です。

なぜ高岡だったのか?

私がタイに渡ったのは、ホテルマンとして東京の本社から、タイでオープンする支店のホテルの立ち上げを任されたことがきっかけでした。 最初は数年の転勤のつもりが、気づけば8年半。 それほどにタイでの生活は刺激的で、人との出会いや経験の一つひとつがかけがえのない財産になっていきました。 そして気づいたのです。「移住」という行為そのものが、人生の幅を広げてくれることに。 縁のない土地だからこそ、一期一会の出会いが生まれ、自分の視野や価値観を大きく変えてくれる。 その体験をもう一度、日本で試してみたい。そんな思いが私を高岡へと導きました。 そのためには20年勤めた会社を辞めて、転職をする必要があったのですが、いろんな葛藤の末選択したこの道に、一切の後悔がないということだけは申し上げておきたいところです。

高岡のまちから見える雄大な立山連峰の景色。ここでの暮らしに憧れた要因のひとつです
高岡のまちから見える雄大な立山連峰の景色。ここでの暮らしに憧れた要因のひとつです

タイと日本のギャップ、そして「浦島太郎問題」

8年半、タイ生活にどっぷり浸かっていた私は、日本に帰ってからの生活に正直戸惑いました。 1分も遅れない電車、ほとんど停電しないまち、徹底されたルール、どこまでも清潔な公共空間。 それらのすべてが当たり前である日本は、改めて「世界有数の整った国」だと痛感させられます。

一方で、多少の不便を「マイペンライ(気にしない)」と笑い飛ばしていたタイのゆるやかさが恋しくなることもあります。 完璧な日本社会の中では、時に息苦しさも感じるのです。

私はこの感覚を、竜宮城での時間を経て地上に戻った浦島太郎になぞらえ、「浦島太郎問題」と呼んでいます。 日本で生まれ育ちながら、長く海外にいたことで、どこか「自国のリズム」に戻りきれない。 それでも、この葛藤すら新鮮に感じながら、日本での新しい暮らしを楽しんでいます。

タイの水掛け祭り「ソンクラーン」。水を掛けてもマイペンライ(気にしない)
タイの水掛け祭り「ソンクラーン」。水を掛けてもマイペンライ(気にしない)

高岡で実現したいこと

移住コンシェルジュとしての活動では、これまでに100人以上の移住希望者とお会いしてきました。 その一人ひとりに異なるストーリーがあり、その出会いすべてが私にとって貴重な経験となっています。

ホテルマン時代から大切にしてきた言葉があります。

「思い出は心の宝」

これからも、高岡というまちを舞台に、たくさんの人と出会い、思い出という「心の宝」を積み重ねていきたいと思っています。 まだ「浦島太郎状態」の私ではありますが、このまちの温かい人々に支えられながら、今日も元気に過ごしています。

「移住」とは、単に住む場所を変えることではなく「人生の新しいステージ」を迎えることだと考えています。 高岡での暮らしを通じてそのことを日々実感しています。 これからもこのまちで、多くの縁と学びを重ねながら、時に「移住の難しさ」を分かち合いながら、それを乗り越えて感じる「移住の楽しさ」について、一人でも多くの方と語り合えたらと思っています。 10月25日(土)には、高岡大仏横にあるamida coffeeさんにて、移住者交流会を主催させていただきます。 ( 「第1回ラテアートでつながる移住者交流会」(高岡市)) https://smout.jp/plans/24945

この交流会をきっかけに、高岡で多くの移住希望者の方や、すでに定住された方、そして地元の皆さんが気軽に集える「よき交流の場」をどんどんつくっていきたいと考えています。 今後もこちらで、移住や地域に関する情報を発信してまいりますので、ぜひご注目ください。

タイでの思い出をいつまでも忘れずに、高岡で移住の窓口としてがんばります!
タイでの思い出をいつまでも忘れずに、高岡で移住の窓口としてがんばります!

このプロジェクトの地域

富山県

高岡市

人口 16.13万人

富山県高岡市が紹介する高岡市ってこんなところ!

富山県高岡市が紹介する高岡市ってこんなところ! 高岡市は、本州のほぼ中央で日本海に面する富山県の北西部に位置し、深緑と清らかな水に包まれたとても自然豊かな地域です。 400年余りの歴史を持つ高岡には、工芸技術や祭礼、歴史的建造物が数多く継承されており、山町筋や金屋町、高岡大仏をはじめ、瑞龍寺、勝興寺や雨晴海岸、吉久の町並みなどの観光資源が点在しています。 <“たかおか”の魅力はこんなトコ!> *暮らし・・・程よい田舎で、ゆったり暮らす、安心して暮らす! *しごと・・・“たかおか”は、とても働きやすいまち! 伝統産業から工業系企業まで、ものづくりのまちならではの産業が集まっています。 また、女性の就業率も高く、待機児童がゼロのため、子育てと仕事の両立もできます。 企業へ就職したい方へ、さまざまな支援を行っています。

・歴史を肌で感じられ、 ・新緑と清らかな水に囲まれ、 ・美味しい味覚の楽しみもたくさん!

歴史や文化・自然の恵みがいっぱいのまち。 是非、一度、“たかおか”に来て見られ。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

 高岡市は、本州のほぼ中央で日本海に面する富山県の北西部に位置し、平成17年11月1日に旧高岡市、旧福岡町が合併し誕生しました。  市内の西側は山間地域で西山丘陵や二上山が連なり、北東側は富山湾、東側は庄川・小矢部川によって形成された良質な地下水を有する扇状地が広がるなど、深緑と清らかな水に包まれたとても自然豊かな地域です。日本の渚百選に選ばれた雨晴海岸からは、海越しに3000メートル級の立山連峰の大パノラマを見ることができます。

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