
【産地継承】地域らしいワークスタイルを。特産品を未来へ託すプロジェクトはじまりました。
公開日:2025/11/20 01:42
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2025/12/05「興味ある」が押されました!
2025/12/03石川県加賀市は夏のナシを筆頭に、ブドウ、リンゴ、米、大豆、ブロッコリー、カボチャなど年間を通して多くの農産物が栽培さてれいる農業王国。さらに海鮮やジビエ、それらを彩る伝統工芸品も根付いたグルメな町です。
そんな地域に、2024年に移住した小峠銀次さん(20代)は、現在、梨農家のもとで修業中。「地域おこし協力隊制度」を軸とした、農家とのマッチング支援を受け、移住を決意。ゆくゆくは農家としての独立を目指しています。
まずは3年。甘くて、大玉の梨を育てる技術を、とことん学ぶ。 加賀の梨は、贈答用にも使われる品質の高さが自慢です。
この町の美食の1つを、未来へ紡ぐため奮闘する小峠さん。その働き方には、これから移住を考えている人たちにとって、多くのヒントが散りばめられているはず。そんな想いから、このレポートを皆様へお届けします。
▶Instagramからも小峠さんのリアルな働き方を伺えます。 https://www.instagram.com/bokuno_agri/
石川県加賀市小塩辻町で、『梨を育てて生きる』という決断
僕はもともと岐阜県高山市で、農業法人の会社員として働いていました。しかし、作物や栽培方法の範囲が決められた環境の中で、いつかは自分のやり方で農業をしたいという気持ちが大きくなっていきました。ただ、土地や収入、技術の不安もあり、なかなか踏み出せずにいました。 そんなときに参加した、加賀市での移住体験。そこで出会った小塩辻の梨が、人生を変えました。 ひと口食べた瞬間、あまりの甘さと果汁の多さに驚きました。食べ物でこんなに強い感動を覚えたのは初めてでした。 「こんな梨を、自分でも作ってみたい」 そう強く思って、移住を決意しました。
■はじめての梨栽培 実際に梨園で働くようになって、四季を全身で感じる暮らしが始まりました。春には梨の白い花が畑いっぱいに咲き、受粉の作業が始まります。夏は強い日差しの下で摘果や新梢管理を続け、梨の実が順調に大きくなるように管理します。9月は収穫のピークで、包丁を入れた瞬間に果汁があふれる梨を見ると、一年間の努力が形になったと感じます。冬は雪の中で枝を整え、来年に備えます。
■学ぶほど、美味しくなる梨。 梨の栽培は簡単ではありません。 たくさん実をつけた中から形の良いものだけを残し、丁寧に育てる必要があります。枝や実の管理など、作業は多岐に渡り、農家の技術が質に直結します。大変な作業ですが、毎日成長していく梨を見ると、本当にやりがいを感じます。技術を身につけた分だけ、美味しい梨を作ることができ、勉強にも気合が入ります。


歴史ある産地で受け継ぐ、農家の技術。
小塩辻は大正7年から梨栽培が始まり、昔から美味しい梨を作り続けてきた農家さんが多く、お世話になっている師匠は技術を惜しみなく教えてくれます。梨園の雰囲気は農家ごとに違い、枝の配置一つにもこだわりがあります。そんな環境で学べることは、本当にありがたいです。
■うまい梨を全国に届けたい 今の目標は、師匠の梨の味に追いつくことです。小塩辻で技術を学び、品質の高い梨を作り続けたいと思っています。そして、オンライン販売を通じて、全国の方に小塩辻の梨を届けていきたいです。 この文章を読んで、少しでも「加賀市の梨を食べてみたい」と思っていただけたら嬉しいです。Instagramでは、日々の作業の様子や梨園の風景を発信しています。ぜひ覗いてみてください。
▶︎ Instagram https://www.instagram.com/bokuno_agri/ 今後の成長を見守っていただけたら幸いです。🍐 ─────────────


このプロジェクトの地域

加賀市
人口 5.75万人

加賀市地域おこし協力隊 農業が紹介する加賀市ってこんなところ!
私の住む石川県加賀市は車で30分圏内で海や山、加賀温泉郷などの豊かな自然に触れ合うことができる、まさに『温泉×文化×自然×グルメ』の贅沢な環境がそろっています。 自然と温泉に囲まれて子育てしたい世代や、伝統工芸、就農、カフェなどで地域と関わりたい方にはとても魅力のある街です!!

















