
【気になる!】夕陽の町、西伊豆町の子育てのリアル。
公開日:2026/06/18 04:28
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2026/06/18田舎の子育てって、のびのびとしているイメージもある一方で、サービスなどが充実してなくて大変そうというイメージもありますよね。
確かに、自然豊かな西伊豆町には、のびのびとしたゆとりある子育て環境がある一方で、児童数の減少や地理的な要因から、学びの環境として不利な状況があるのも事実です。
ただ【田舎】と一言で言っても、教育の在り方や地域の子育て事情は様々です。
そこで子育て世代の方々や、これからその世代になる若い人たちが気になる、西伊豆町の子育て環境と教育について、まとめてみたいと思います!
西伊豆町の子育てってこんな感じ①学校教育・サポート編
■こども園・学校の取り組みと行政のサポート
「西伊豆町ならでは」というものがある一方で「田舎ではなかなかむずかしい」というものがあるのも事実です。 一般的な遠足や校外学習も含めて、具体的にどんなことをしているのかお伝えします。
【田舎では難しいと思われがちなもの】 ①英語教育 西伊豆町ではこども園から中学校までALT(外国語教育を補助する外国人講師)を入れて、まずは楽しく英語に触れて慣れるところから、語学を学ぶ機会を提供しています。 少人数ということもあり、先生たちとの距離感も近く、夏には町内の施設でALTの先生たちと2泊3日の「町内留学/イングリッシュサマーキャンプ」も実施しています。
②文化芸術 大きい美術館や博物館、観劇ができるホールなどが町内にはないものの、それぞれのカリキュラムに応じて、劇団四季鑑賞会、狂言ワークショップ、演劇鑑賞、フィルハーモニー鑑賞会などを行っています。 またガラスの原料となる珪石の産地だった西伊豆町は「ガラスのふるさと」とも呼ばれ、小・中学校在学中に毎年ガラス工芸体験も行っております。
③スポーツ 子どもが少ないために、協議によっては正規の人数をそろえることがむずかしかったり、近くにスタジアムなどもなく、スポーツを楽しむには不利な地域ではありますが、県内プロスポーツチームとの協定を締結し、バスケットボール・バレーボール・ラグビー・野球など、小・中学生を対象にしたプロ選手によるクリニックなどが町内で開催されています。 こども園にも「静岡ブルーレヴズ」の選手が来て実際に子どもたちと交流したりもしていて、西伊豆町が各プロリーグの試合への町民の観戦招待なども行っています。
④その他 県庁所在地を知り、都市部の体験と実際の見る・聞く・触るを通じて科学の楽しさを知るために、静岡市の科学館や県庁への社会科見学を行っています。また、小学校では姉妹町交流で長野県富士見町へスキー教室へ行ったり、中学校では国際交流事業として台湾への短期留学(ホームステイ)なども行っています。
【西伊豆ならではのこと】 ①海 自然豊かな西伊豆町では、こども園や小学校で【稚魚の放流】を行ったり、【親子漁師体験】など、海のレジャーやマリンアクティビティーに教育の中で触れる機会も多数あります。
②農、食育 また、【田植え】や【稲刈り】【野菜の収穫体験】など、畑や田んぼでの土や自然に触れる機会も多く、給食では地域の食材を使ったメニューも提供しています。
③自然 世界ジオパークに認定をされている地域でもあり、地域の魅力を発見し、郷土への親しみを深めることを目的として、遊覧船に乗ったり散策したりしながら町内の景観や文化財や観光資源を学ぶ、認定ジオガイドによる【ジオ学習/フィールドワーク】なども行っています。
④その他 町内にはこども園および小学校それぞれ2施設あり、【二園交流・小小交流】と呼ばれる交流事業を行っています。 また【二小交流】など、学年や年代を超えた交流も充実しています。 さらに姉妹町交流として、長野県富士見町の小学生たちとの交流事業があり、夏には西伊豆町の海で交流し、冬には富士見町(長野県)へスキー教室に行っています。


西伊豆町の子育てってこんな感じ②地域の子育て環境編
■地域の子育て環境 ①とにかく自然が近い 川遊び・海遊び・マリンアクティビティ・キャンプなどが身近に楽しめ、自然を楽しむということが身に付く環境があります。
②地域の宝として大事にされる お菓子/餅まき:新年・春の催事・夏祭り・秋祭りなどでも子ども向けのものが用意されており、地域全体で子どもを安心して育てられる地域環境があります。
③相談できる環境 子育て支援センターがあり、就学前の子育てをしている方は、利用しながら様々な子育て相談が可能です。 また隣町の松崎町にある児童館は、未就学に限らず西伊豆町民の利用が可能です。子どもが少ないこともあり職員や先生、保護者同士も距離が近く顔の見える関係になり、相談しやすい環境があります。
■習い事 習い事が少ない、大手進学塾がないということは事実です。 アットホームな習い事が多く、西伊豆町周辺(生活エリアとして松崎町も含む)では、以下の習い事があります。(令和7年4月時点) ・学習塾/予備校 ・英会話教室 ・ダンス ・空手 ・少年野球 ・バレーボール ・水泳教室 ・ピアノ ・書道(書道)
体操やサッカーなど近隣にない習い事の場合は少し遠くなるため、週末に車で通わせる方もいらっしゃいます。
また、休みの日にも子供たちが体を動かして思いっきり遊べるように、保護者有志が立ち上げた「キッズクラブにしのこ」の活動が毎月あり、体育館の開放イベント等も行っています。
■西伊豆町の子育て支援
出産・誕生をしっかりお祝い 出産祝金や新生児誕生記念としてガラス手形記念品など、誕生の節目を町全体でお祝いします。
医療費の負担を軽減 18歳未満の医療費自己負担分だけでなく、母子・父子家庭や非課税世帯を対象に保護者の医療費自己負担分を助成。安心して医療を受けられる体制を整えています。
子育てに必要な物の購入をサポート チャイルドシート購入費の助成など、安全・安心な子育て環境づくりを金銭面から支援しまうs。
日常の安全を地域で見守り 登下校時の交通指導員配置など、子どもたちの日常生活の安全を地域で支える仕組みがあります。
妊娠期から子育て期まで切れ目ない支援 妊娠・出産・子育てまで、ライフステージに応じた支援制度が用意されています。
■具体的な支援施策の一例
「出産・成長祝金」 出産:5万円(追加支給:第2子-5万円、第3子-10万円) 成長:3万円(3歳、6歳、12歳)
「チャイルドシート購入助成事業」 車社会の西伊豆町で乳幼児の命を守るチャイルドシートの購入助成になります。 最大:1万円
「すくすく医療費制度」 0歳~18歳まで、通院医療にかかる費用が無償化されます。
「保育料無償化」 町立のこども園で0歳(6ケ月以上)からの保育料を無償化しています。
「給食費無償化」 令和8年4月から全国の小学校でも無償化されましたが、西伊豆町では以前から町立こども園、小学校、中学校の給食費を無償化しています。
■もしも子供が病気になったら。
・西伊豆町には伊豆半島西岸で唯一の一次救急病院「西伊豆健育会病院」があります。 ・宇久須、安良里、田子地区には診療所があります。 ・子供の成長過程で必要な各種予防接種は、各医療機関にて接種が可能です。 ・受診がむずかしい場合、町内でも「安良里診療所」「西伊豆健育会病院」についてはオンライン診療にも対応しています。 ・その他、夜間の急な発熱やちょっとした疑問など、静岡こども救急電話相談(#8000番)のサービスもあります。


西伊豆町の子育てってこんな感じ③インタビュー編
★☆★子育て移住者インタビュー★☆★
阿部風太さん(39歳)
前職で、釣り専門のクラウドファンディングサイトの運営を担当し、その中で㈱ウミゴー(西伊豆町宇久須)の取り組みを知り、転職を決意。もともと住んでいた埼玉からのリモート勤務や二拠点生活も検討したが、自分の性格的に中途半端になると思い、「地域にしっかり入り込むなら移住したほうがいい」と考え、奥様と小学生の娘、未就学の息子の家族4人で2026年3月に埼玉県から西伊豆町へ移住。
▼Q ご自身の平日の朝と夜の過ごし方は、どう変わりましたか? ▽A 以前は埼玉のベッドタウンに住んでおり、通勤に片道1時間30分ほどかかっていました。帰宅が遅くなることも多く、家族と過ごせる時間はどうしても限られていましたが、移住後は、その通勤時間を家族との時間に使えるようになりました。 毎日ちゃんと「おはよう」と「おやすみ」が言えるようになったのは、自分にとってすごく大きな変化で、家族と過ごす時間の質はかなり変わったと感じています。
▼Q お子さんの放課後の過ごし方はどう変わりましたか? ▽A 以前は、下校してから歩いて友達と遊びに出てから帰ってくるような生活でした。一方、西伊豆町の小学校にはアフタースクール制度があり、放課後も学校に残って友達と遊べる環境があります。親としては、移動中の事故などを心配する必要が少なく、とても安心しています。また、宿題も学校である程度済ませてきてくれるので、すごく助かっています。 さらに、家からすぐ海に行ける環境なので、アフタースクールがない日は、家族で海へシーグラスや貝を拾いに行くこともあります。そのまま夕陽を眺めながら過ごす時間は、都会ではできなかった体験だと感じています。
▼Q 地域の子供が少ないこと、少人数のクラスについてどう感じていますか? ▽A 転入前は、「友達はできるのか」「クラスの人数が少なくて寂しくないか」など、正直かなり不安がありました。 クラスは少人数ですが、その分「1〜6年生がみんな友達で楽しいよ」と娘は話していますし、楽しそうに通っているのでそんなに心配する必要はなかったと感じています。勉強面についても、人数が少ない分、先生にしっかり見てもらいやすい環境だとは感じていますが、今後運動会などの学校行事もあるので、そういった場面で子供の少なさを感じることはあるのかな、と思っています。
▼Q 食費や食材の入手方法、お子さんの食事について変わったことはありますか? ▽A 正直なところ、スーパーの選択肢は都会に比べると少なく、食材の価格も少し高いと感じています。ただその一方で、ご近所の方からお魚やイカ、ヒジキなどをいただくことがありました。特に印象的だったのがヒジキで、自分がこれまで食べていたヒジキとは全然違ってシャキシャキとした食感があり、「茹でたヒジキをマヨネーズで食べると美味しいよ」と教えていただき、やってみたら本当に驚くほど美味しかったです。
▼Q この環境で育つお子さんに、どんな大人になってほしいですか? ▽A 自然が近い環境だからこそ、「遊び方を自分で考えられる人」になってほしいと思っています。ここでは、海も山もあって身近なところに発見があります。そういう環境の中で、自分で興味を持ち、楽しみを見つけられる感覚を育んでくれたら嬉しいです。 また、地域の方々との距離が近い環境なので、「いろいろな人に支えられて暮らしている」という感覚も自然と身につくと思っています。人とのつながりを大事にできる大人になってくれたら嬉しいです。


このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

西伊豆町
人口 0.60万人

西伊豆町まちづくり戦略課/西伊豆町移住支援センターが紹介する西伊豆町ってこんなところ!
電車も通っていない辺境の地、東京から車や公共交通で約3時間、伊豆半島西海岸の中央に位置し、世界ジオパークにも認定された大自然が織りなす景観や、日本一と称される夕陽など美しい自然環境を誇る町です。 気候も夏は都心に比べ涼しく冬は温暖で、そこに暮らす人々も暖かく、大自然と情緒ある景観もあることから、ロケ地などにもよく使われています。 地域通貨「サンセットコイン」の普及や、日本初の漁港の釣り場予約アプリの導入など、新たな事業にも積極的に取り組み、県外からの移住者も増えつつあります。


















