
アルプスの麓で働き、暮らす人たち ~40代・未経験×建設業でも、ここでは「期待の若手」~
公開日:2025/12/18 08:29
最新情報
「興味ある」が押されました!
2025/12/18どうせなら、好きな自然の近くに住もう
「次の仕事どうしようかなと考えたときに、どうせなら、好きなところで好きなことをやりに行けたらいいなと。そうしたら、首都圏にこだわらなくてよくて、趣味のスノーボードができる北海道や長野がいい。」
移住のきっかけは、そんなシンプルなものでした。
東京で営業や配送業などをしていたOさん。 都会には仕事の選択肢がありますが、だからこそ「このままでいいのか」と目移りしてしまい、どこか中途半端な自分を感じていました 。
そんな日々に区切りをつけ、彼が選んだのは「未経験の建設業×北アルプスの麓への移住」でした。
40代・未経験×建設業でも、ここでは「期待の若手」
■40代・未経験でも「若手」として歓迎される場所
当社からご案内したのは全くの未経験となる建設業でしたが、Oさんは前向きにとらえてくださいました。
「他の転職サービスと違って、「ガツガツ転職させよう」という感じじゃなくて。採用されるためにがんばるというのではなく、お会いして話して、自分に合っていれば次に進んでいくと心持ちで利用させてもらっていました。」
実際に動き出してみると、社長との面談などもスムーズに進み、温かさもあり、緊張することもなく、いろいろとお話ができてよかったということでした。
「東京での前職に比べると年収ベースでは若干下がりましたが、未経験でもこれだけもらえるんだという提示をいただけたのは、入社を決める一つの要素にはなりました。」
■移住の壁と、「選択肢がない」という心地よさ
もちろん、すべてが順風満帆だったわけではありません。
建設業の知識はゼロ。「事前に勉強したほうがいいですか?」と聞いても『来てからで大丈夫』と言われ、逆にそれが不安でもありました。
移住に関しても、制度を調べきれておらず支援金を受け取れる要件を満たせていないことが直前でわかったりと、決してスムーズな旅立ちではありませんでした。
さらに現場では、ベテランの職人さんが多く、“背中を見て覚える”スタイルの空気も強い。「早く戦力にならなきゃ」と焦りが出る瞬間もあると言います。
■自然のなかで、未経験でも「やりながら覚える」でいい
それでも、Oさんは環境に馴染んでいきました。
「未経験だから、できなくても当たり前。ここでは変なプレッシャーがなくなったんです。」
移住したことで、逆に“覚悟が決まった”面もあったと言います。今は建設現場での撤収作業や、冬に備えた準備作業が中心。来年以降は重機の免許を取り、ステップアップを目指します。
「こっちは選択肢が多くないからこそ、やるしかない。それに、現場で経験を積んでいくのは、来る前からわかっていたことで、一生懸命やれば、数年後には何とかなるだろうとも思っています。」
そんななかで、山奥の現場で作業をすることもありますが、Oさんはあることに気づきました。
「地熱発電の現場の仕事で野生の動物とか出てきそうな山の奥の方に行ったんですけど、自分はこういう環境が好きなんだな、と。東京にいたら、こういう大自然に囲まれた環境に身を置くというのはできない経験ですから。」
■仕事終わりに外を走ると、景色が本当に気持ちいい
ほかにも移住して得られたものがあります。
「仕事終わりに外を走ってても、やっぱり景色を見ていて気持ちいいなと思います。絶景のある暮らしというか、観光として来るのと、日常の風景としてそういう自然に囲まれて住むのとでは全然違うと思うんです。」
Oさんが働く地域でも、若手不足は深刻です。 除雪車のオペレーターは70代が担っているケースも多く、次世代の担い手が本当に必要とされています。
「未経験でも興味があるなら、全然チャレンジしたらいいと思います。向いてるかどうかなんて、やってみないと分からないですし。東京でくすぶってる人には特におすすめしたいです。」
そんな言葉が自然と出てくるほど、Oさん自身が“移住×転職”の価値を実感しているのが伝わってきます。


このプロジェクトの地域

白馬村
人口 0.81万人

JOINSお仕事サポート担当が紹介する白馬村ってこんなところ!
北アルプスの麓、白馬村は冬は良質パウダー、夏は涼風が心地よい山岳リゾート。民宿発祥の地で長野五輪の舞台。登山・スキー客を迎えてきた歴史から、よそ者に開かれ、助け合いと国際色が息づく風土です。
北アルプス三山を望む絶景と、積雪がもたらす“雪国の絆”も魅力。
東京からは車で関越・上信越経由約3時間30分。公共交通は北陸新幹線で長野へ、駅前から白馬行き特急バス約2時間30分。新宿→松本→大糸線なら約4時間。新宿からの直行バスも運行しています。
人口は8,373人(2025年8月1日)。県内77市町村の中で人口規模はおよそ50位前後で、推移は緩やかな減少傾向。
住まいは賃貸の供給が少なく相場表示が出にくい一方、中古戸建は取引ベースで平均約3,500万円(2024年)。買い物は「ザ・ビッグ」「A・コープ」「デリシア」など、教育は村立小中と県立白馬高、医療は村内診療所+近隣総合病院。インターネットは村内全域で光回線が利用可能。
支援は空き家・空き地バンク、創業支援補助(上限100万円)、18歳までの医療費助成、オンライン医療相談、AIデマンド乗合交通など。
30の行政区と多文化共生の取組で馴染みやすく、四季のトレッキングやスノースポーツ、温泉が日常に。自治会の道路・水路の共同作業や祭り、雪かきがきっかけで顔なじみもできやすいのが白馬流。
英語を含む多言語の情報発信も進み、海外出身者とも自然に交われます。
このプロジェクトの作成者
SMOUTの運営チームとタッグを組み、地域おこし協力隊やローカル起業に加わる地域で働く選択肢として、地域の企業への転職やリモート副業をサポートする「地域企業のお仕事マッチングサポート」を行っています。 https://lp.smout.jp/job-matching-joins
お仕事の面をJOINS、お仕事が決まったあとのその地域への移住・二地域居住などの暮らしのサポートをSMOUTが行わせていただきます。
本サービスの特徴は、特に50-60代の皆さまの地域に貢献する仕事や暮らしをしたいという想いにお役に立つことです。人手不足が加速が進む日本の地方の地域では、年齢にとらわれずに、必要な人材を採用したい企業が増えています。
これまでの皆様のご経験を活かしてもらう上で、地域の企業が求めていることは、「手足を動かせる筋力」と「多様なメンバーとも分け隔てなく関係を作れる柔軟性」。
JOINSは、ただお仕事をご紹介するだけでなく、皆さまのこれまでのエピソードをお伺いして、企業へ魅力を発信するサポートも行わせていただきます。
(JOINS株式会社概要) ミッションに共鳴してくださった長野県の地方銀行である八十二銀行グループを初めとして、主に、地方の企業の方から出資を得て事業運営をしています。
事業内容: 地方中小企業と都市部人材のマッチング
設立:2017年6月21日 資本金:2億7,774万円(準備金含む) 役員: 代表取締役 猪尾愛隆 社外取締役 鈴木栄
主な株主: 八十二キャピタル株式会社(八十二銀行グループ)、株式会社山陰合同銀行、京都キャピタルパートナーズ株式会社(京都銀行グループ)、株式会社ドーガン・ベータ、マネックスベンチャーズ株式会社、ダブルシャープ・パートナーズ株式会社、HOXIN株式会社、一般財団法人社会変革推進財団、三菱UFJキャピタル株式会社、創業者、個人株主等



















