挑戦する人、したい人がつながる場所【愛荘町】Meets中山道(Vol.8) 開催レポート!

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公開日:2026/01/07 04:51

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令和7年10月23日に「蔵元 藤居本家」で開催したMeets中山道では、滋賀県のものづくり・デザイン・食等の領域でユニークな挑戦を続ける4名のゲストを招き、それぞれの実践を通して「自分の暮らすまちで、どのように商いや表現が育まれていくのか」を深く考える時間となりました。

登壇したのは、地元愛荘町で工務店として地域に根ざした家づくりを続ける 西川頼男さん(株式会社西川工芸)、伝統野菜「弥平とうがらし」から地域ブランドを再構築し、事業承継を経て挑戦を広げる 釘田和加子さん(株式会社fm craic)、愛荘町で地域資源を生かしたデザイン・刺繍・クラフトを展開する 関りんさん(りんりん制作事ム所)、そして柿渋染めを軸にアーティスト・職人・アートディレクターとして活動の幅を広げる 水谷真也さん(株式会社おおまえ / NOWON) の4名です。

会場には約30名の参加者が集まり、登壇者の等身大の挑戦や葛藤、地域とのつながりから生まれる仕事づくりを共有しあう、あたたかい学びと共鳴の場となりました。

トークダイジェスト①

◆西川頼男さん:地元に根ざす工務店が紡ぐ、地域とともに育つ家づくり

愛荘町で代々続く工務店の家業を継ぎ、住宅建築や地域イベントの運営など幅広く活動する西川頼男さん。幼い頃から「器用な手だ」と言ってくれた祖母の言葉を原点に、自然と家業を継ぐ道へ進むことになります。地域青年部やJCでの活動を通して、手づくりのお祭りや職場体験、木工教室を企画しながら、地元の仲間とともに“地域を楽しくする活動”を重ねてきました。

住宅づくりでは、大手ハウスメーカーとの差や断熱性能とコストの関係を丁寧に比較しつつ、「大きな窓のある開放的な家」を大切にしています。断熱性が求められる時代の中でも、暮らしの快適さと美しさを両立する工夫を続けています。近年は 断熱性能が高い快適なタイニーハウス の開発にも挑戦しています。

さらに、家業とは別に、母から受け継いだ 「鮒寿しづくり」も続けており、「地域の文化を未来につなぐこと」も大切なライフワークになっています。地域に支えられ、地域とともに歩んできた姿が参加者にも深く響きました。

◆釘田和加子さん:伝統野菜“弥平とうがらし”を未来へ。事業承継から生まれる新たなブランドづくり

地域おこし協力隊として湖南市に赴任し、そこで出会った加工食品ブランド「fm craic」を事業承継した釘田和加子さん。 創業者の想いを引き継ぎつつ、女性の人生の変化に寄り添うブランドをつくりたいという自身のビジョンを重ね、パッケージ刷新や新商品開発、リブランディングを進めてきました。

原材料の弥平とうがらしは、湖南市に100年以上前から伝わる伝統野菜。辛味が強く香り高いこの唐辛子を生かして、調味料や加工品の製造・販売を行っています。 事業承継後は、「日常にピリリとしたスパイスを」 という新コンセプトを打ち出し、パッケージを女性ターゲットに刷新することや、自身のインド経験を生かした“ビリヤニキット”の開発 など、伝統と新しさを掛け合わせた挑戦を続けています。

今年からは「日常のスパイス」としてより広い層に使われるブランドを目指し、七味の新商品開発や食育・栽培教育にも取り組む予定です。生活と事業を両立しながら、自分らしいペースで挑戦を続ける姿に、多くの参加者が励まされる時間となりました。

西川頼男さん(株式会社西川工芸)
西川頼男さん(株式会社西川工芸)
釘田和加子さん(株式会社fm craic)
釘田和加子さん(株式会社fm craic)

トークダイジェスト②

◆関りんさん:地域資源 × デザイン × クラフトが生み出す“やわらかな商い”

兵庫県出身の関りんさんは、地域おこし協力隊として愛荘町に移住し、地域資源を生かしたものづくりに取り組んできました。最初の挑戦は、廃業した機屋に残された近江上布の「型紙」を使った「ののすておりがみ」でした。

地域の歴史が眠る型紙の模様を、コピー機で印刷しカッターで切り出すところからスタートし、折り紙ワークショップからやがて町内の企業や職人と連携した商品づくりへと発展しました。折り紙だけでなく、扇子・アクセサリー・文具などにも広がりました。

協力隊後は、自ら描いたイラストを刺繍データ化し、バッグやポーチに仕立てる 「刺繍屋ポイトコセ」 を新たに開業。インドの綿工場と連携し、布製品の特注制作にも挑戦しています。ほかにも、地域イベントのロゴ制作、株式会社西川工芸のキャラクターのデザイン、図書館情報誌のデザインなど、デザイナーとしても活動の幅を広げています。

等身大の視点で地域と向き合いながら、「かわいくてやわらかい世界観」を大切にして商いを育ててきた関さんの姿勢は、多くの共感を集めました。

◆水谷真也さん:柿渋染めが導く、職人・アーティストとしての新しい道

リーバイスで18年間勤務したのち、染色の世界へ飛び込み、現在は柿渋染め職人・アーティスト・アートディレクターとして多面的に活動する水谷真也さん。

柿渋染めは渋柿の果汁を長期熟成させた天然染料で、太陽光・風・温度といった自然環境に反応してゆっくり色が育つ、非常に手間のかかる染色技法です。水谷さんは、自然乾燥の環境を自ら整え、1つひとつ手染めで作品や生地を仕上げています。

その表現力が評価され、吉田カバン(PORTER)「Luggage Label」ラインでのコラボレーション に発展。1シーズンで500点以上、累計数千点のプロダクトを手染めで仕上げるなど、国内外で高い支持を集めています。過去にはエリック・クラプトンが購入したというエピソードも語られました。

最近は、沼津倶楽部での展示で「池の上に干したようなビジュアル再現」が行われるなど、染色の枠を超えた空間表現にも挑戦しています。「型にはまらず、自分の感覚を大切に生きる」その姿は、参加者に強いインパクトを与えました。

 関りんさん(りんりん制作事ム所)
関りんさん(りんりん制作事ム所)
 水谷真也さん(株式会社おおまえ / NOWON)
水谷真也さん(株式会社おおまえ / NOWON)

交流タイムの様子

後半の交流タイムでは、参加者と登壇者が気軽に言葉を交わし、興味関心がどんどん広がっていく時間となりました。工務店・染色・デザイン・食品加工など、異なる領域が自然と交差し、新しいコラボレーションがたくさん生まれる予感があちこちで生まれていました。

「地域で挑戦する人の話を聞いて、自分も一歩踏み出したくなった」「知らなかった滋賀の魅力に触れる時間だった」といった前向きな感想が多く寄せられ、イベント後の懇親会も大盛り上がり。名刺交換やSNS交換が続き、つながりが立ち上がる場となりました。

Meets中山道らしく、人と人が出会い、挑戦が連鎖していくエネルギーに満ちた交流時間でした。

会場の様子
会場の様子
登壇者を囲んでのグループトーク
登壇者を囲んでのグループトーク

このプロジェクトの地域

滋賀県

愛荘町

人口 2.14万人

愛荘町

愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ!

愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ! 平成18年に2つの町が合併してできた現在の愛荘町は、今年で20年目を迎えます。琵琶湖に流れる川の上流・湖東地域に位置しており、鈴鹿山系からの豊かな清水と自然に恵まれ、古くから水との関わりが深いまちとして発展してきました。

町の東側には、聖武天皇の勅願で行基が開山した湖東三山の一つである金剛輪寺があります。昔から四季折々の雰囲気を楽しめるスポットとして地元の方々をはじめ多くの人に愛され続けている場所です。また、近世には中山道66番目の宿場として愛知川宿が栄え、後の明治には郡役所や警察などの官公署が置かれ、近江鉄道が開通するなど、古くから地方の中心としても栄えてきました。

国の伝統的工芸品に指定されている「近江上布」を中心とした麻織物や、瓶のなかにてまりが入った不思議で美しい滋賀県の伝統的工芸品「愛知川びん細工手まり」など、愛荘町でしか見られない手仕事ならではの「ワザ」が光る工芸品を見られるのも特徴です。

このプロジェクトの作成者

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愛荘町は2町が合併して今年で20年目を迎えます。琵琶湖までは車で約25分。軟水の湧き出る水の美味しい町です。

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