移住者のリアルな魅力発信!思いたったが愛荘町 194年の歴史をもつ酒蔵「藤居本家」

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2025/11/14

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2025/10/10

滋賀県愛荘町は、豊かな自然と歴史が息づく魅力的な町です。京都までは車で1時間、名古屋・大阪までは車で2時間程度の「ちょうどよい田舎」でもあります。 私たちは夫婦で滋賀県に移住してきて約3年が過ぎました。この愛荘町という町、そして愛荘町に住む人たちの魅力を伝えていきたいと思っています。

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愛荘町長野にある酒蔵「藤居本家(ふじいほんけ)」。創業は天保二年(聖歴1831年)。江戸時代より続く歴史ある酒蔵です。

私たちが滋賀に移住してから、愛荘町に大切な人が訪れてきた際には、必ず藤居本家を紹介しています。私たち夫婦を含め、大切な人に伝えていきたい町の誇りだと感じている人は、地域に多くいらっしゃると思います。

そんな藤居本家の次期当主、藤居邦嘉さん。伝統を引き継ぐことへの想い、日本酒へのこだわりについてお話を伺いました。

歴史ある酒蔵を「継ぐ」ことへの想い

ー現在32歳という年齢でありながら、次期当主となられましたが、家業である酒蔵を継ぐことを決めたのはいつ頃からでしょうか。

藤居さん:物心ついた時から、「誰が継ぐ」というよりも、兄弟で家業を支えていくんだろうなという意識はありました。小学生の頃から家業の手伝いもしていて、元旦は『元旦初しぼり』というお酒の準備で、深夜0時から手伝っていました。高校生になってからは、お酒の販売のために出張に同行していました。大学二年生の頃には、卒業後は実家に戻って家業を手伝おうと決めていました。

ー194年という、歴史ある酒蔵を継ぐことは、重圧を伴うかと思いますが、そのあたりの今の藤居さんのお気持ちは?また、継ぐにあたって大切にしていきたいこと、新たに取り組んでいきたいことはありますか?

藤居さん:そうですね。あまり意識はしていなかったですが、継ぐと決まってからは、少し体に影響が出てしまうこともありました。ですが、プレッシャーというものは、元々生まれ育った中で常に自分の中にあったものなので特に意識したことはないですね。

藤居本家としてのこだわりや父の想い、という芯の部分は絶対にブレないようにしていこうと思っています。近江商人である父の「三方よし」の考え方。自分たちの利益だけでなく、飲んでくださるお客様、関わってくださる業者さん達、その全てがしあわせであれるような商売を心がけています。これからも、まだ父から聞けていないこともあるので、学び、引き継いでいきたいと思っています。

新たに取り組んでいきたいこととしては、時代も変化しているので、ネットを使ったり、システムを作っていくことです。少しずつ移行もできてきていますが、これからも時代に合わせて、効率化を図ることも考えています。ただ、効率化を進めるだけではなく、ぬくもりを感じられるお酒づくりを大切しています。滋賀県産のお米をのみを使用するなど、滋賀県でやっている意味を重視したお酒づくりをしていきたいと思っています。

経験で培われた「味覚」が、こだわりの日本酒をつくりあげる

ー以前伺ったことがあるんですが、あまりお酒は強くないんですよね?

藤居さん:はい、全然強くはないです。お酒も一合飲むと眠たくなったり(笑)でも、お客様に提供するために味の確認をしたりとか、試飲は日常的にしています。 あと、お酒本来の味わいについては、杜氏さんがかなりこだわって作ってくれているんですけど、それからお客様に届けるまでの過程で、加水作業というのは最終的に僕がしています。加水作業というのは、お酒を絞って出来上がった原酒に水を数%加えていく作業があるんですが、ビーカーを使ってミリ単位でお酒と水の量を調整していきます。少しずつ量をずらして味を見て、一番飲みやすさと味のバランスがいいラインを決めていきます。

ー試飲を重ね、味のバランスを整えていく作業は、ご自身の味覚に頼る部分が大きいかと思います。誰もができることではないこの能力は、やはり日頃からお酒をよく飲まれる中で培われたものなのでしょうか。

藤居さん:昔から日本酒を口にする機会は多く、新酒ができたらその都度試飲していました。辛口のお酒を出されて試飲してみて「あ、これが辛口か。」と。それから、他にも色々試していって、自分はこういう味が好きだな、とか好みが分かってきて、そういう経験の蓄積で味を判別する基準ができたのだと思います。

ー若い人にも日本酒好きな人が増えてきている印象ですが、私個人的には、日本酒はお酒の中でも特に知識が必要な気がして、なぜか少し緊張してしまうんです(笑)辛口や甘口など、あまり分からなくて・・・。

藤居さん:日本酒度という数値で辛口や甘口など説明はできても、最終的には自分が美味しいと思うものを飲むのが一番です。フルーティなものが好きなのか、味がしっかりしている方が好きなのか、その時の状況や食事によっても好みは変わってくると思います。色々試飲してみると好みのものが見つかるかと思いますので、是非試してみてください。

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藤居本家は、酒蔵敷地内に、お酒と食事を楽しめるお店「かくれ蔵 藤居」を2022年11月にオープンされました。

ー何度か食事に来させていただきましたが、藤居さんが丁寧な説明をしてくださり、お酒と食事をより楽しむことができたことを覚えています。実際にお酒と食事の組み合わせを色々と試されたんですか?

藤居さん:実際に料理は全て食べてて、どのお酒に合うかを試しています。また、試食という形ではなく、お金を支払い食事をして、よりお客様に近い状態で食事することも意識しました。試食と食事ではまた感覚が違うと思ったので。

お客様により良い時間を提供するために、と実際に料金を支払い食事をして、お酒と食事の組み合わせを試していた藤居さん。そんな藤居さんに、「かくれ蔵 藤居」でのお酒と料理のおすすめの組み合わせを聞いてみました!

・近江牛のローストビーフ × 「渡船(わたりぶね)」 お肉の脂と、ガツンとした味わいのあるお酒との相性が良い。 お肉とお酒の味がどちらもしっかりしているので、両方の強みを引き出している。

・白身魚のお料理 × 「かくれ蔵 藤居」 白身魚のお料理が入っている時は、かくれ蔵藤居でしか飲めないお酒「かくれ蔵 藤居」がおすすめ。フルーティーさもありつつ、純米吟醸でお米の使用量も多く味わいもあり、飲みやすい。

また、ぜひ飲んでみて欲しいのは、「日本酒ハイボール」。 藤居さん日本酒と炭酸をミリ単位で調整したそうです! 藤居本家さんのお酒と、お酒に合うお食事を、ぜひお楽しみください。

ずらりと並ぶ、こだわりの銘酒
ずらりと並ぶ、こだわりの銘酒
絶品!近江牛のローストビーフ。
絶品!近江牛のローストビーフ。

新酒しぼりたて生原酒のお披露目!杉玉フェスタ

藤居本家では、11月29日(土)に『第10回令和七年 杉玉フェスタ』が行われます。 新酒しぼりたて生原酒のお披露目です! ちょこっと飲みコーナーでは、2000円で約10種類以上の日本酒をお好きなだけ試飲ができます!マルシェも同時開催されており、お酒のお供はもちろん、スイーツやご飯もの、雑貨など、お酒が飲めない方にもお楽しみいただけます! 2階にあるケヤキの大広間では、ジャズの演奏もあり、地域の方もいれば、日本酒好きな方々が遠方から来られていたり、とても素敵なイベントです。 日本酒が好きな方はもちろん、日本酒初心者の方もぜひこの機会に訪れてみてはいかがでしょうか。歴史ある酒蔵の雰囲気は圧巻です!ぜひお楽しみください。

『第10回令和七年 杉玉フェスタ』 2025年11月29日(土)10時〜16時 当日は、無料シャトルバスあり。 (JR稲枝駅〜藤居本家 間)

藤居本家では、常時酒蔵見学を受け付けています。見学後、敷地内の「かくれ蔵 藤居」で食事をするのも良いですね! ご興味のある方は、ぜひ愛荘町にある藤居本家さんを訪れてみてください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー アクセス 蔵元 藤居本家 滋賀県愛知郡愛荘町長野793 定休日:毎週水曜日(12月は全日営業) 営業時間:通常9時〜18時 年末年始は営業時間短縮 TEL 0749-42-2080

HP:https://www.fujiihonke.jp/ Instagram:https://www.instagram.com/fujiihonke?igsh=MXdjOGRldXBoMjJ6NA==

かくれ蔵 藤居 滋賀県愛知郡愛荘町長野601 定休日:水曜日 営業日時: 月~木曜日、日曜日 昼 12:00~14:00(ご予約メニューのみ) 夜 17:00~20:00 金、土曜日 昼 12:00~14:00(ご予約メニューのみ) 夜 17:00~22:00 TEL 0749-42-3048

HP:https://www.fujiihonke.jp/kakuregura/

杉玉フェスタのご案内(1)
杉玉フェスタのご案内(1)
杉玉フェスタのご案内(2)
杉玉フェスタのご案内(2)

このプロジェクトの地域

滋賀県

愛荘町

人口 2.14万人

愛荘町

Next Commons Lab 愛荘が紹介する愛荘町ってこんなところ!

愛荘町は旧中山道65番目の宿場として昔から栄え、 外から来る人を受け入れてきた歴史があります。 100年以上の歴史を持つ酒蔵や醤油蔵が今も街に残りながら、現在は滋賀県の中で2番目に「外国人人口」の割合が高い町でもあります。 町としても2021年に多文化共生推進プランを掲げており、 不易流行の精神で、より多様性を認める町になることが想定されます。便利すぎず、不便でもない、ちょうどいい町です。

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