∞移住コンシェルジュの「たかおかコラム」⑭∞ 「移住ブーム」を相談現場から考える

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公開日:2025/12/26 07:32

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こんにちは。 高岡市地域おこし協力隊・移住コンシェルジュの和田庸(わだ よう)です。 高岡市で移住コンシェルジュとして活動するようになって、10か月ほどが経ちました。

このミッションを始めた当初から今に至るまで、移住について考えれば考えるほど、とても奥の深いテーマだなと感じています。特にご相談を受ける中で、それぞれお一人お一人に背景があり違うので、ご相談をお受けする度、考えさせられることばかりあります。

「移住ブーム」という言葉では、説明しきれないこと

東京や大阪などの大都市で開催されている移住フェアに、高岡市としてほぼ毎月出展しています。 そうした中で、最近ご相談の現場でよく聞くのが、こんな言葉です。

「移住って、どんな感じなのか知りたくて来ました」 「今の暮らしに、少し違和感があって」

SNSや各種メディアで目にする「移住ブーム」という言葉は、 移住フェアでの来場者数や会場の熱気を見ていると、確かに実感として感じられる部分もあります。

ただ、実際の相談を重ねていく中で、その言葉は少し大きすぎるのではないか、と感じるようになりました。

地方への強い憧れや、田舎暮らしへの理想が先にある、というご相談よりも、

「この暮らしを、この先も続けていけるだろうか」 「一度、立ち止まって考えた方がいい気がしている」

そんな、もっと静かな気持ちから相談が始まることが、とても多いのです。

移住フェアに人は集まる。でも、理由は「憧れ」だけじゃない
移住フェアに人は集まる。でも、理由は「憧れ」だけじゃない

大都市で暮らす、という前提が変わってきた

私は東京郊外の日野市の出身で、20代から30代前半までの約10年間、都内で働き、暮らしてきました。 その後、タイでの駐在生活を経て高岡市に移住しましたが、この10年での東京の変化については、 東京在住の方からのご相談を多く受ける中で、自分自身の体感としても、はっきりと感じるようになりました。

家賃や住宅価格が上がり続けていること。 オーバーツーリズムなども重なり、人が増えてどこへ行っても混雑していること。 子育てや教育をめぐる選択や、家族の時間の確保が年々シビアになっていること。 大都市のリモート化により、利便性が高まる一方で、人との直接的な距離が生まれていること。

頑張っても生活に余裕が生まれにくい、心地よく過ごせる時間や場が狭まっている、生きたコミュニケーションが得にくい、という感覚が、相談者の方の話の中から実態として見えてきます。

これは東京だけの話ではありません。 名古屋や大阪、京都、福岡といった大都市にお住まいの方々からも、同じような声を聞くことがあります。

「都市が悪くなった」というよりも、 落ち着いて暮らし続けていくための条件が、確実に変わってきた。 たとえば、家賃や教育費といった固定費は上がり続ける一方で、家族や自分の時間は減り、 頑張った先にある暮らしのイメージが、以前ほど描きにくくなっている。 そう感じている人が増えているのだと思います。

大都市の便利さの中で、どこか落ち着かなくなっている方が、とても多いと感じています
大都市の便利さの中で、どこか落ち着かなくなっている方が、とても多いと感じています

移住は「決断」ではなく「選択肢を持つこと」なのかもしれない

それでも、「じゃあ、すぐ移住しよう」となるかというと、当然ながら簡単ではありません。

仕事のこと。 家族のこと。 もし合わなかったらどうしよう、という不安。 そして何より、「今いる場所の外で、どうやって暮らしていけばいいのかが具体的に想像できない」という声を、よく耳にします。

高岡市への移住相談でも、最初から「高岡に行きたい」と決めている方は、実は多くありません。 移住フェアを通じた相談でも、直接お問い合わせいただく場合でも、 いくつかの地域を比較している段階、情報収集をしている段階、移住するかどうかも決めきれていない、 そうした状態で相談に来られる方がほとんどです。

移住は、「この町をやめる」「今の暮らしを捨てる」という話ではありません。

今の自分にとって、暮らしをどう組み立て直せそうか。 その選択肢を一つ増やすこと。 移住相談は、そのための場所なのだと思っています。

移住コンシェルジュとして、私はまだ一年も経っていません。 「これが正解です」と言い切ることは、きっと十年経ってもできないでしょう。

ただ、相談を重ねる中で感じているのは、 移住が話題になるようになった背景には、誰かの価値観が急に変わったというよりも、 暮らしの前提そのものが、少しずつ変わってきたという現実がある、ということです。

もし、今の暮らしに少しでも違和感を覚えていたら。 移住する・しないに関わらず、一度、話してみるところから始めてもいいのかもしれません。

高岡という選択肢も、その中の一つとして。 そんな距離感で、このまちのことをお伝えしていけたらと思っています。

まずはこんな高岡の人たちと、話してみるところから始めてみてください
まずはこんな高岡の人たちと、話してみるところから始めてみてください

このプロジェクトの地域

富山県

高岡市

人口 16.13万人

富山県高岡市が紹介する高岡市ってこんなところ!

富山県高岡市が紹介する高岡市ってこんなところ! 高岡市は、本州のほぼ中央で日本海に面する富山県の北西部に位置し、深緑と清らかな水に包まれたとても自然豊かな地域です。 400年余りの歴史を持つ高岡には、工芸技術や祭礼、歴史的建造物が数多く継承されており、山町筋や金屋町、高岡大仏をはじめ、瑞龍寺、勝興寺や雨晴海岸、吉久の町並みなどの観光資源が点在しています。 <“たかおか”の魅力はこんなトコ!> *暮らし・・・程よい田舎で、ゆったり暮らす、安心して暮らす! *しごと・・・“たかおか”は、とても働きやすいまち! 伝統産業から工業系企業まで、ものづくりのまちならではの産業が集まっています。 また、女性の就業率も高く、待機児童がゼロのため、子育てと仕事の両立もできます。 企業へ就職したい方へ、さまざまな支援を行っています。

・歴史を肌で感じられ、 ・新緑と清らかな水に囲まれ、 ・美味しい味覚の楽しみもたくさん!

歴史や文化・自然の恵みがいっぱいのまち。 是非、一度、“たかおか”に来て見られ。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

 高岡市は、本州のほぼ中央で日本海に面する富山県の北西部に位置し、平成17年11月1日に旧高岡市、旧福岡町が合併し誕生しました。  市内の西側は山間地域で西山丘陵や二上山が連なり、北東側は富山湾、東側は庄川・小矢部川によって形成された良質な地下水を有する扇状地が広がるなど、深緑と清らかな水に包まれたとても自然豊かな地域です。日本の渚百選に選ばれた雨晴海岸からは、海越しに3000メートル級の立山連峰の大パノラマを見ることができます。

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