茨城から粟国島へ ~ヤギとウシと共に歩む特産品開発の道~

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2026/02/02

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“ナビィの恋”という沖縄を舞台にした映画を観たことがありますか。 東京から沖縄の小さな離島に里帰りした主人公と、祖母であるナビィおばあと島の人たちが心温まる交流を繰り広げる映画です。その映画の舞台となったのが、粟国島(あぐにじま)。 那覇市泊港から北西に60㎞、フェリーに2時間揺られると小さな島が見えてきます。 今回は、そんな粟国島で地域おこし協力隊として特産品開発にコツコツと励む笹沼誠さんにお話を伺いました。

コロナ禍を経て、運命の出会い

自動車整備工場の事務として茨城で働いていた笹沼さんは、コロナ禍で激務に追われる日々を過ごしていました。運送業やバス会社の車両メンテナンスで休む間もなく働き続け、心身ともに疲弊していた時、偶然目にした「地域おこし協力隊」の募集。深く考える間もなく粟国村地域おこし協力隊に応募し、最終面接で初めて訪れた粟国島で「ここにいたい」と直感したそうです。

「島には来たことがありませんでした。でも、ここで何かやりたい、ここにいたいと思ったんです」

今までいた空間とは全く違う異世界のような風景、そして何より移住者の自分を大歓迎してくれる島の温かさに惹かれ、2023年に移住を決意しました。沖縄への訪問経験はわずか2回。しかし、適応力の高さで島の生活にすぐ馴染み、特産品開発というミッションを携えて新たな挑戦が始まりました。

フェリーから見た粟国島
フェリーから見た粟国島
ヤギと一緒にパシャリ(提供:笹沼誠)
ヤギと一緒にパシャリ(提供:笹沼誠)

試行錯誤の日々―お母さん牛カレーの誕生

1年目は島の産業を徹底的に学ぶ期間でした。かりんとう作り、塩工場の見学から製造体験等、粟国島の特産品に触れる日々。その中で出会ったのが、子牛を産み育て終えた「お母さん牛」の問題でした。これまで産廃処分されていた廃牛を活用しようと、プロジェクトをお手伝いし始めたのでした。

問題山積のこのプロジェクト…、どんなメニューにしようか? 肉は固く、何をしても柔らかくならない! 圧力鍋、パイナップル、ヨーグルト、あらゆる方法を試すも失敗続き。 村長や課長に試食してもらっても「食べられない」との評価。

諦めかけたある日、圧力鍋を誤って2回かけてしまい、それが転機となりました。 2回の圧力調理で肉が食べられる柔らかさに。

次にこの肉をどういうメニューで提供するか…カレー好きの職員の一言「牛カレーはどう?」で、お試しに作ってみると「意外といけそう」という事になり、試行錯誤が始まりました。出勤前に仕込み、仕事後も準備を続ける日々。2024年1月、ついに「粟国牛カレー」が商品化され、島内の飲食店とび吉で期間限定で提供されることになりました。

カレーの完成にあわせてイベントを開催
カレーの完成にあわせてイベントを開催
遂に完成した粟国牛カレー(提供:笹沼誠)
遂に完成した粟国牛カレー(提供:笹沼誠)

ヤギとの出会いが開いた新たな扉

2年目からは活動の軸をヤギに移します。島で飼育されているヤギをブランド化し、刺身とヤギ汁の商品プロジェクトのお手伝いです。小ロットでも対応してくれる宜野湾市の食肉加工場を見つけ、本格的な商品化へ。当初は冷凍パウチでしたが、常温でも保存できるよう専門業者によるレトルトパック化を実現。長命草入りバージョンも開発し、常温で1年程度保存可能な商品として完成させました。

「島のヤギの頭数が人間より多くなったら、それだけでも話題になるんじゃないかと思う」

笹沼さんの目標は、単なる夢物語ではありません。ヤギというキーワードで人と人が繋がり、新たな可能性が生まれる。協力隊退任後は役場の仕事をしながら、個人事業主として島人のお手伝いをする「何でも屋」と、ヤギを軸にした地域活性化に取り組む予定。

「島には島のスピード感、島の感覚があると思う。お金儲けよりも、島の人に喜んでもらえることが一番やりがいを感じる」

島人のペースを尊重し、笑顔を第一に考える姿勢が、3年間の活動で培った笹沼さんの哲学です。

ヤギと一緒に島の中を巡回中
ヤギと一緒に島の中を巡回中
粟国のヤギ汁(提供:笹沼誠)
粟国のヤギ汁(提供:笹沼誠)

このプロジェクトの地域

沖縄県

沖縄県全体

人口 146.82万人

沖縄県全体

おきなわ島ぐらしが紹介する沖縄県全体ってこんなところ!

エメラルドブルーの海に囲まれ、ゆったりとした時間が流れる沖縄。那覇の街歩きや国際通りのにぎわいもあれば、少し足を延ばすと集落の古民家や赤瓦屋根が残り、地域ごとの暮らしの営みが息づいています。島ごとに異なる伝統芸能や食文化が受け継がれ、祭りや行事を通して地域の人とのつながりを感じられるのも魅力です。観光地として知られる一方で、日常には市場での買い物や浜辺の散歩、庭先での交流など、温かな人との触れ合いが広がっています。都会の便利さと島ならではの自然、そして多様な文化が共存する沖縄は、暮らす人にとっても発見と喜びにあふれた場所です。

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沖縄県では、沖縄県移住応援サイト「おきなわ島ぐらし」において、沖縄移住・沖縄暮らしの「今」を発信しています。移住相談会や移住体験ツアーなどの開催案内をはじめ、『住む』『働く』『支援』『子育て』『医療』5つのカテゴリー別に支援機関などの紹介を行っているほか、市町村の生活環境や移住定住に活用できる支援制度の情報など、沖縄移住の情報収集に役立つ情報を掲載しています。

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