4月22日は、多賀大社 古例大祭。宵宮に作られていた「よみや団子」の記憶

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公開日:2026/04/17 06:52

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4月22日は、多賀大社の古例大祭(これいたいさい)。鎌倉時代より続く由緒あるお祭りです。地元の人は「多賀まつり」と呼んでいます。 前日の宵宮(よみや)に、よもぎ団子を作ってお重箱に詰め、親戚中に配ったそうです。それも、昭和終わり頃までのことで、今はもう無くなってしまった習慣だとか。

神輿や鳳輦(ほうれん)、馬の御渡りが午前中多賀大社を出発して、多賀町栗栖(くるす)にある調宮神社(ととのみやじんじゃ)へ約3㎞、午後からは多賀町尼子の御旅所まで約4㎞の道のりを行列が練り歩きます。 岐阜県と三重県の県境に接する町。祭礼の日は、昭和30年頃までは、晴れ着姿の人が夜明け前から峠を越えて、多賀まつりの見物に大勢来たそうです。

「よみや団子作るさかいにおいでや!」と呼ばれ、当時を思い出しながら、昔の味をここ数年実験的に作ってきました。 そのよみや団子づくりを紹介します。

まつりの御馳走

昔はな、4月22日の朝に祭り団子(よみや団子)を親戚中に配るさかいに、前の夜から仕込んどいて、当日早朝から何臼も搗いたんよ。 他にもバラ寿司(ちらし寿司)作ってな、お重箱に入れて配るんよ。 多賀町中川原のNさん宅は、母がお嫁に来たころ昭和30年頃まで「まつり団子」を朝から搗いていたそうです。 親戚やらに、「祭りにきてくださいな」言うて配っていたそうです。 近所から餅つきのぺったんぺったんと音が聞こえるので、そこには、気いつこて、持って行かはらへんのよ。 祭りの日は、筍の炊いたんや、ワラビやゼンマイを炊いたん、ぎょうさん作って、祭りの土産に持たせたんよ。 30㎝くらいのハス(淡水魚)焼いたんとか、鯉のアライや、鮒の子付けがあったら、ご馳走やったわ。シジミやらは高級品で、わしらはドロ貝やったわ。ハスはな、骨だらけで食べにくいんやけど、美味しかったわ。

古例大祭、馬祭りともいわれ、お祭りを仕切る馬頭人は1月から4月まで行事があります
古例大祭、馬祭りともいわれ、お祭りを仕切る馬頭人は1月から4月まで行事があります
多賀町栗栖調宮神社からは村の人が、お渡りを村の入り口まで太鼓で迎えに行きます。
多賀町栗栖調宮神社からは村の人が、お渡りを村の入り口まで太鼓で迎えに行きます。

さあ!こしらえるで

●よみや団子の材料 よもぎ・・・茹でて500gほど 重曹・・・大さじ1

米粉・・・1.5㎏(1升) 湯・・・約800㏄(その日の気候によるので加減をしながら入れる)

もち米・・・1升 塩・・・大さじ2

●さあ!こしらえるで

●よもぎの下ごしらえ ①お湯を沸かして重曹を入れ、よもぎを茹でます。 ②水に取り、ぎゅっと搾ります。 ③臼でよもぎを搗いて、繊維を潰してペースト状にします。 「こんこんこん」と、搗く音のリズムが心地よく響きます。

●あんこを丸めておきます 炊いておいたあんこを、一個40gほど手に取って丸めます。

●米粉団子をもち米と蒸す ①もち米は、臼で搗く場合、3日前から水をかえながら浸けておく ②米粉を臼に入れて、お湯を足し団子状にこねる ③蒸籠に布巾を敷き、もち米を入れる。 その上に②で作った団子を入れて蒸す。 もち米に火が通って団子の中心が透明になるまで約45分かかりました。

ヨモギも搗いてつぶしておきます
ヨモギも搗いてつぶしておきます
米粉団子ともち米を蒸します
米粉団子ともち米を蒸します

搗きます!

●団子を搗いていきます ①臼に蒸しあがった、団子ともち米を入れます。 はじめは、杵で押しつぶします。 ②餅を搗いていきます。

●餡を入れて丸める ①くっつかないように米粉を下に敷いた寿司桶に、搗きあがった餅をとります。

仏さんにお供えして。早速、ご近所さんに少しずつお裾分けされていました。 お手伝いしたひとの特権、出来立てを頬張ります。 (2026年4月29日よびし市でも、ここで教わった「よもぎ餅」づくり体験をします。)

搗きます!
搗きます!
丸めます
丸めます

このプロジェクトの地域

滋賀県

多賀町

人口 0.64万人

多賀町

多賀町企画課が紹介する多賀町ってこんなところ!

 『古事記』にも記録がある多賀大社は、「お伊勢参らば お多賀へまいれ お伊勢お多賀の 子でござる」と、古くより「お多賀さん」と呼ばれ親しまれています。年間約170万人の参拝客が多賀大社に訪れています。  毎年4月22日は、鎌倉時代より続く「古例大祭」通称「多賀まつり」が行われます。「馬まつり」とも言われ、馬が約40頭、神輿や鳳輦など約500名の行列が御渡りをします。地元小学生は子ども神輿をかつぎ御渡りに参列します。また、6年生8名が担当する倭舞の奉納は、巫女さんの衣装が華々しく、小学生には憧れの晴れ舞台です。  かつて、昭和中頃までは、このお祭りを見物するために、三重県や岐阜県から鈴鹿の山を越えて、晴れ着姿で多くの人が歩いて「お多賀さん」に来ていたと、地元の高齢の方から聞きます。多賀信仰と共に発展したまちと言っても過言ではありません。

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