【新潟県地域おこし協力隊】眠っている広葉樹に、新しい価値を。県産広葉樹活用コーディネーター

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2026/08/12

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2026/08/11

(取材・執筆:一般社団法人にいがた圏)

新潟県は全国有数の森林県です。特に広葉樹は森林面積の6割を占めていますが、その価値はまだ十分に活かされているとは言えません。今回募集する新潟県版地域おこし協力隊(ニイガタコラボレーターズ)には、こうした「眠っている資源」を掘り起こし、新しい使い道を地域とともに考えていく役割が期待されています。

林政課の担当者に、「県産広葉樹活用コーディネーター」の募集の背景や仕事内容、求める人物像について伺いました。

新潟県の森林資源。その大半を占める「広葉樹」に可能性がある

■新潟県 林政課 市村さん・原さん

──今回の募集に至った背景を教えてください。

新潟県は森林面積がとても広い県です。その中でも針葉樹は主に杉で、住宅建材や紙、バイオマス発電など用途が確立されています。 一方で、広葉樹は森林面積の6割を占めているにも関わらず、活用がまだ進んでいません。 家具材や工芸素材としての価値があるものも多いのですが、現状ではチップや燃料として扱われてしまうケースも少なくありません。 本来価値のある資源を、もっと活かしていきたい。その思いから今回の募集を行いました。

──既存の林業系ミッションとの違いはありますか?

これまでの協力隊は、森林空間を活用したツーリズムや体験事業に取り組むケースものでした。 今回のミッションはそれとは異なり、広葉樹そのものをどう活用するかに焦点を当てています。 伐採された木材をどのように価値ある形で流通させるか。そこに新しい可能性があります。

──活用方法について具体的な想定はありますか?

特定のプロダクトに限定しているわけではありません。 家具は比較的イメージしやすい入口の一つですが、工芸品、食器、板材としての流通、 ブランド材としての活用など、さまざまな可能性があります。 むしろ隊員の方の興味や発想を大切にしたいと考えています。

──着任後はどのような活動を想定していますか?

まずは広葉樹の現状を知ることから始まります。 例えば、伐採現場、製材工場、家具メーカー、工務店などを訪問しながら、 「広葉樹には価値がある」という認識を関係者と共有していく活動が重要になります。

県としてはどうしても表面的な関わりになりがちですが、地域おこし協力隊は地域の中に入り込める存在です。 関係者をつなぎながら、新しい流通や使い方を生み出してほしいと考えています。

──活動拠点となる地域について教えてください。

拠点は阿賀野市です。 ここは、 ・新潟市に近い消費地アクセス ・山林への距離の近さ ・丸太市場へのアクセス ・県内林業地域への移動のしやすさ といった条件がそろっていて、活動しやすい場所です。 現場と市場の両方を見ながら動ける立地だと思います。

──任期後のキャリアについてはどう考えていますか?

新潟県では広葉樹に詳しい専門人材はまだ多くありません。 3年間活動すると、コーディネーター、ブランディング支援、木材活用の相談窓口 などとして活躍できる可能性があります。 もちろん、 ・自分で加工に関わる ・ブランドを立ち上げる ・林業関係の仕事に進む など、さまざまな道が開けると思います。

──どんな方に来てほしいですか?

経験者であればもちろん歓迎ですが、ものづくりに関心がある方、商流づくりに興味がある方、森や里山が好きな方であれば未経験でも問題ありません。

まだ誰も体系的に取り組んでいない分野だからこそ、新しい視点を持った方に来ていただきたいと思っています。

──応募を検討している方へメッセージをお願いします。

広葉樹活用は、新潟県の中でもまだ挑戦が始まったばかりの分野です。 だからこそ、「どうしたらもっと活かせるか」というシンプルな視点を持って活動してほしいと思っています。 地域の人とつながりながら、新しい価値を一緒につくっていける方をお待ちしています。

新潟県地域おこし協力隊(ニイガタコラボレーターズ)としての募集となります。
新潟県地域おこし協力隊(ニイガタコラボレーターズ)としての募集となります。

募集背景

新潟県は全国第6位の森林面積を有し、そのうち6割をナラやブナ、カエデといった広葉樹が占めており、全国でも有数の広葉樹資源を有します。 「新潟県はどこも豪雪地帯だ」と思われるかもしれませんが、広い県土は南北で気候が異なり、北部に位置する下越地域は比較的雪が少なく木材生産が精力的に行われており、雪深い中越地方では、しいたけやなめこ等のきのこ栽培が盛んです。

新潟県で主に活用されているのはスギで、建築用材、合板用材、パルプ用材、発電や薪などの燃料用材と幅広く使用されており、近年では、県内各港から主に中国向けに丸太の輸出も行われています。

新潟県には、日本海側や降雪地帯に適応したユニークな広葉樹が分布しています。 代表的な樹種であるブナは、樹高が20~30mの落葉樹で、比較的標高が高い場所に分布しており、紅葉時は黄色の葉と白い幹のコントラストが非常に美しい樹木です。

広葉樹は、一般的に、森の中で点在しているのでまとまった量を確保しづらいこと、樹種毎の特性に合わせて製材や乾燥を行う必要があること等から、活用するには、伐採~製材~乾燥~加工といった各工程の関係者が連携することが必要ですが、連携には、全体を見渡しながら関係者をつなぐコーディネーターの存在が重要になります。 強度や耐久性が高い、木目が美しく高級感がある、色合いが豊富で装飾性が高い、など優れた性質を持つ広葉樹は、地域の宝です。また、森林は県土の約7割を占めており、新たな活用方法を創造することは、地域経済にとって大きなプラスとなります。

そこで、隊員の方には、県産広葉樹の新たな可能性を広げるため、関係者をつなぎながら新しい流通や活用方法づくりに取り組んでいただきたいと考えています。

募集要項

※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。

就業場所
新潟県全域(転入地:阿賀野市)
業務内容

素材生産者(広葉樹等の伐採事業者)、木材加工事業者、需要者(家具メーカー等)のマッチング支援、需給情報を共有できるプラットフォームの構築、県産集成材の活用促進や新潟県の森林・林業・県産材の魅力発信等を行うことで、新潟県の豊かな広葉樹等の価値を発掘し、活用を促進するとともに、林業の振興を図る。

(1) 県産広葉樹に係る素材生産者、木材加工事業者、需要者の掘り起こし並びにマッチング支援 (2) 県産広葉樹の需給情報を共有できるプラットフォームの構築 (3) 県産集成材の活用促進に資する活動 (4) 新潟県の森林・林業、県産材の魅力発信及び普及・啓発活動 (5) その他、県産材の利用促進及び林業振興に資する活動 (6) ウェブサービス「Note」にて活動状況の発信

必須経験やスキル

(1)年齢、性別は問いません。

(2)以下の県外の転出地から転入地に生活の拠点を移し住民票を異動させる必要があります。なお、既に転入地へ住民票を異動されている方は対象となりません。

<転出地> ア 3大都市圏内の市区町村(指定都市除く)の、条件不利区域以外の区域 イ 3大都市圏外の市区町村(指定都市除く)の、条件不利区域以外の区域 ウ 指定都市の条件不利区域以外の区域 ※3大都市圏 埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県及び奈良県の区域の全部。 ※条件不利区域 次の①から⑦のいずれかで公示・指定・規定される市町村。 ①過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法、②山村振興法、③離島振興法、④半島振興法、⑤奄美群島振興開発特別措置法、⑥小笠原諸島振興開発特別措置法、⑦沖縄振興特別措置法

<転入地> ア又はウの場合:阿賀野市 イの場合:阿賀野市のうち、笹神地域

(3)活動の開始時期 活動開始時期は任用決定後に相談しますが、令和8年10月中旬から11月上旬を目途としています。

あれば歓迎する経験やスキル

(4)次のア~ウのいずれにも該当しない方 ア 暴力団員又は暴力団員でなくなった日から5年を経過しない方 イ 暴力団又は暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有する方 ウ その他暴力団事務所に出入りするなどア、イのいずれかに準ずる方

(5)次の要件をすべて満たす方 ア 地方公務員法第 16 条に規定する欠格事項に該当しない方 イ 心身がともに健康で、かつ、誠実に職務を遂行できる方

(6)次の技術要件をすべて満たす方 ア 普通自動車免許を取得しており、日常的な運転に支障のない方 イ パソコンの一般的な操作(ワード・エクセル・パワーポイント、電子メール・SNS等)ができる方

(7)歓迎する人物像 ア 任務に意欲的で、新しい環境に柔軟に対応できる方 イ 関係団体や地域住民など多様な主体とコミュニケーションを図れる方 ウ 自ら率先し、各所と調整しながら柔軟に行動し、企画等を完遂できる方 エ 森林・林業や木材の活用に関心・意欲を持ち、屋外活動を積極的に行える方 オ 県産材のブランディングに取り組みたい方 カ データ管理やクラウドサービス等のデジタル技術を活用できる方

給与

報償費:291,000円/月(見込み) ※社会保険料等の法定福利は、全額隊員の報酬・活動費から差し引かれます。

活動経費:1,440,000円(年額)(120,000円×12月) ※委嘱日が年度途中となる場合は、日割り計算 活動経費等には、住居費、活動車両借上料、活動車両燃料費、消耗品、研修受講に係る旅費等を含むものとします。

雇用形態・勤務時間

受入団体:潤森 (阿賀野市女堂1534-1)

(1)身分 地域おこし協力隊として、新潟県知事が委嘱します。 県と委託契約を締結します。(新潟県との雇用関係はありません) (2)委嘱期間 委嘱の日から会計年度を超えない範囲で12か月以内としますが、最長3年まで延長することを予定しています。 ただし、職務怠慢等、隊員として相応しくないと判断された場合は、委嘱期間中であっても委嘱を打ち切る場合もあります。

活動時間:原則午前8時30分~午後5時00分(昼休憩1時間) ・週4日 、1日当たり7時間30分を目安とします。 ・国民の祝日に関する法律に規定する休日及び、12月29日から翌年1月3日までの期間は原則休日とします。 ※ ただし、活動内容により時間外や休日での活動が生じた場合は、他の活動日の振替えにより調整していただきます。

募集者 / 主催者
募集窓口:新潟県知事政策局地域政策課 /協力団体:一般社団法人にいがた圏
募集者 / 主催者の
住所
新潟市中央区新光町4番地1
募集者 / 主催者の
連絡先
025-280-5095
その他

・申込締切 2026年9月7日(月)17:00

提出書類および提出方法、審査方法は、 「興味ある」「応募したい」をクリックの上、 参考URLの新潟県ホームページをご確認ください。

参考URL https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/chiikiseisaku/r8-niigata-collaborato.html

・業務に支障が無い場合は兼業が可能です。 ・協力隊として活動する上で必要な心構え等や、県内で活動する市町村の地域おこし協力隊との関係構築等に関する研修会を実施します。 ・地域おこし協力隊の知見を有する者等が外部メンターとして活動をサポートする予定です。

募集窓口:新潟県知事政策局地域政策課 /協力団体:一般社団法人にいがた圏

このプロジェクトの地域

新潟県

新潟県全体

人口 213.12万人

にいがた地域おこし協力隊が紹介する新潟県全体ってこんなところ!

新潟県は、地域おこし協力隊の受入地域日本一を目指しています。地域おこし協力隊の人数も全国5位と多くの先輩協力隊が活躍しています。自治体区分に捉われずに、県内のネットワークを活かしてミッションに挑戦して、退任後の転職、起業もサポートする体制がしっかりしているので地方移住の第一歩としておすすめ。   理想の新潟暮らしを一緒に考えながら、まちづくりをしていきましょう。

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