愛荘町の手作りマルシェ「風のマルシェ」 秋晴れの一日。ご近所さんも、遠くから来た人も
公開日:2026/11/05 08:10
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2026/11/06愛荘町で春と秋の年2回開かれている「風のマルシェ」。主催者の川嶋佐智子さんの呼びかけで、2019年に5軒ほどの出店者で始まり、いまでは約35店舗が集まるマルシェに育ちました。2026年10月11日(日)に開かれた当日の様子をレポートします!ご近所さんも、遠くから来た人も、初めて出店した人もいらっしゃいました。会場で聞いた声と一緒に、愛荘町の住み心地もお届けします。
秋晴れの会場に、地域の人たちが集まりました
マルシェ当日は、気持ちのいい秋晴れ!会場には、家族連れや近所から来た方など、幅広い世代の人たちが集まっていました。この日は、近江鉄道沿線で開かれていたガチャフェスから足を運んだ人の姿も見られました。
準備が整った会場には、もうお客さんの姿が。いろいろなテントが並んでいて、笑い声や「ひさしぶり〜」「元気やった?」の声が聞こえてきます。広場は道沿いにあって、入りやすい雰囲気でした。
会場は、もともと工場が建っていた跡地。芝生が植えられた一角には椅子とテーブルが置かれていて、家族連れがゆっくりと食事を楽しんでいました。
ブースは、薪窯で焼くピザ、地元の食材を使ったお弁当、手作りの焼き菓子、スキンケア、古着、カレー、山野草、おはぎや炊き込みご飯、チャイ、キッチンカー、雑貨、ワークショップなどバラエティ豊かなブースが並びます。
愛知高校の生徒さんと先生は、「模擬会社株式会社ECHI」で作ったいちごサイダーを売り歩いていました。
さっそく、私も会場をぶらり。ブースに立ち寄ると、「こんにちは〜」「うちの田んぼで収穫したお米を使ったおはぎですよ」と、出店者さんが気軽に声をかけてくれます。
出店者として来ていた友人とも、久しぶりに再会。愛荘町の元地域おこし協力隊で、いまは起業して、お店を構えています。近況を報告し合って、会話も盛り上がりました。 出店者さんとお客さんがおしゃべりを楽しんだり、ご近所さん同士が立ち話をしたり。どのブースからも楽しげな声が聞こえてきました。
初めて来た人も、初めて出店した人も
三重県から4人で来たご家族は、職場で知ったガチャフェスを楽しみに、近江鉄道で日野駅、八日市駅に降りて散策。そのあと降りた愛知川駅で、このマルシェに出会ったそうです。 「すごい雰囲気がいいですね。いろんなお店があって、見てて楽しいです」と話してくれました。
この日が初出店だったのは、愛荘町在住のご夫婦がやっている手作りの焼き菓子のお店。風のマルシェに出店している方の紹介で、以前に一度、お客さんとして来たことがあるそうです。 「雰囲気もいいなと思って。地元の人もたくさん来られやすいっていうか、地元に根付いたマルシェだなって思いました」と話してくれました。
店主の方に、住んでいる愛荘町のいいところも聞いてみました。返ってきたのは、そんなに離れた田舎ではなく、スーパーなど生活に必要なお店がそれなりにあって、少し出れば外にも行ける。立地もよくて、静かで住みやすい、という答えでした。
愛荘町の外から出店している方もいます。ご自宅が農家で、自分たちで育てたお米を使って、おはぎや炊き込みご飯を販売していました。
はじまりは「ご近所さんが来てくれたら」で始めたマルシェ
マルシェの第1回から出店を続けているのは、川嶋さんのご友人。薪窯で焼くピザを出しています。最初は駐車場の応援に来ていたところ、川嶋さんが出店するピザを突然任されて、焼き方もわからないところからのスタートだったと、笑顔で話してくれました。その後、川嶋さんが別で出店するようになってからは、自分たちで出店するように。いまも「地域をにぎやかにしたい」と、有志の仲間と一緒に出店を続けています。
山野草を販売している方も、第1回から出店を続けています。田んぼとビニールハウスで育てた植物を、季節に合わせて並べていて、この日は秋のものを選んで持ってきたそうです。
「毎回来てますよ」と話してくれた女性は、ご近所にお住まい。この日はお昼ご飯を買いに来たそうです。「あったかい雰囲気のマルシェで、気軽に来れる。遠くの大きなイベントはなかなか行けないけど、歩いていける距離にあるのはいい。地域の方の出店が多いのもなんだかうれしいですね」と話してくれました。
ご近所に住む50代の男性も、お昼ご飯を買いに立ち寄った一人です。長年暮らしていても、マルシェのことは知らなかったそうです。今では、都合がつくときは毎回来ているといいます。
マルシェの会場の一角にあるカフェ&バー「Another sky(アナザースカイ)」もオープン。愛荘町の元地域おこし協力隊の方が営む、週末だけ開いているお店です。この日は、地元の方がビール片手に話している姿がありました。ふだんも、地元の人がふらりと立ち寄る場所だそうです。
この日を終えて、川嶋さんにも感想を聞きました。いちばんうれしかったのは、絶好のマルシェ日和になったこと。これまでずっとお天気に恵まれなかったそうで、「諦めずに続けてきて良かった」と話してくれました。
ガチャフェスと同時開催だったこの日は、いろんなところから、初めて来た方がたくさんいました。近江鉄道のガチャフェスで来た方が、風のマルシェに来るために初めて愛知川駅で降りて、初めての愛荘町を体験してくれたことがうれしかったそうです。「ここが愛荘町ですよ。愛荘町を楽しんでくださいね」と伝えられたことも、よかったと話します。
印象に残ったのは、子どもたちが手作りの木のおもちゃに夢中になって遊ぶ姿。子どもからお年寄りまで幅広い年齢の方が来てくれたことも、「マルシェ冥利に尽きます。それが風のマルシェを開催する力の源になるからです」と話してくれました。 これからは、何カ所かに分かれて、それぞれが賑わうようにしていけたら。そうすれば「楽しみが広がる」と、川嶋さんは次の展開も楽しみにしています。
9月の取材で川嶋さんが話してくれた、マルシェを始めたころの思いを思い出しました。 (川嶋さん)ご近所さんがちょっと来て、買って、友達とお話ししてくれるような交流の場になればいいかなと思って始めました。
この日の会場には、川嶋さんが話していた「交流の場」の景色が広がっていました。
5軒ほどで始まった小さなマルシェは、いまでは町の人の楽しみになるまでに成長していました。声をかけ合って、再会を喜んで、ゆっくり食事を楽しむ。そんな時間が会場のあちこちに流れていて、人と人が自然とつながる場所なんだなと、あらためて感じた一日でした。 仰々しいものではなく、気軽に来られる。地元に手作りのマルシェがあることを、うれしく思います。
愛荘町は、マルシェの日に限らず、ふらっと歩いてみたくなる場所。ぜひ一度、遊びに来てくださいね。気になった方は、「♡興味ある」を押してください!
このプロジェクトの地域
愛荘町
人口 2.14万人
Yurikoが紹介する愛荘町ってこんなところ!
愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ! 平成18年に2つの町が合併してできた現在の愛荘町は、今年で21年目を迎えます。琵琶湖に流れる川の上流・湖東地域に位置しており、鈴鹿山系からの豊かな清水と自然に恵まれ、古くから水との関わりが深いまちとして発展してきました。
町の東側には、聖武天皇の勅願で行基が開山した湖東三山の一つである金剛輪寺があります。昔から四季折々の雰囲気を楽しめるスポットとして地元の方々をはじめ多くの人に愛され続けている場所です。また、近世には中山道66番目の宿場として愛知川宿が栄え、後の明治には郡役所や警察などの官公署が置かれ、近江鉄道が開通するなど、古くから地方の中心としても栄えてきました。
国の伝統的工芸品に指定されている「近江上布」を中心とした麻織物や、瓶のなかにてまりが入った不思議で美しい滋賀県の伝統的工芸品「愛知川びん細工手まり」など、愛荘町でしか見られない手仕事ならではの「ワザ」が光る工芸品を見られるのも特徴です。
▼愛荘町移住ポータルサイトはこちら https://www.town.aisho.shiga.jp/iju/