「カフェ&バー・Another sky」未来に繋がるサードプレイスに込められた想いとは?

近江鉄道・愛知川駅から徒歩4分の距離にたたずむ町内のカフェ&バー「Another sky」。落ち着いた大人の雰囲気がただよう店内に、天然木のカウンターが10席設けられています。お店は訪れる人を癒し、魅了するサードプレイス的存在として在りたいと、2023年7月にオープンしました。

オーナーは2022年4月に着任した地域おこし協力隊・成宮 毅(なるみや つよし)さん。後輩の隊員のブラッシュアップやサポートも行いながら、週末の夜に「Another sky」を営んでいます。

今回は、お店の今後の展望に加え、来年の春に卒隊し3年の任期を終える移住者としての在り方について伺いました。ぜひ最後までご覧ください。

地域から求められる方向を意識しながら自分のペースで営む「Another sky」

2023年7月にオープンして以降、人と人を繋ぐ町内のカフェ&バーとして「Another sky」は存在してきました。お店には、学校もしくは会社と家との往復ばかりになりがちな方々にサードプレイスのような場所を提供したい、というコンセプトが設けられています。

どのようにして、現在のお店のスタイルを築こうと思ったのか、成宮さんの話を伺いました。

▼きっかけはマルシェを営む土地のオーナーからの提案だった
「Another sky」を含む敷地内では、土地のオーナーが、愛荘町を盛り上げたいと定期的に「風のマルシェ」というイベントを開催しています。お店の建物自体は、地域おこし協力隊として着任した頃からあり、以前は製材所を営むオーナーの木製家具作品の展示スペースでした。

起業家を募集するプロジェクト作りをする中で、役場の人から提案のあったクラフトドリンクを形にすべく、町内の畑でジンジャーの栽培をはじめたり、シェア畑をスタートしたり、他の隊員夫妻が「風のマルシェ」に参加したこともありました。
そんなある日、活動をみた土地のオーナーから「地域おこし協力隊員の誰かが、この建物を有効的に使ってくれないか」と申し出があり、僕が名乗り出たのがきっかけでした。
もともとの店内のおしゃれな雰囲気もあり、バーがいいだろうと思ったんです。名乗り出てからは2か月でオープンに至りました。

現在は間借りキッチン的な感じで、他の協力隊員が利用したり、地域の方に短期的に貸したりもしています。メニューは試行錯誤しながら、周囲からのアドバイスを受けてノンアルコール系を揃えたり、日本酒系を揃えたりしましたね。もちろん、自家製のクラフトドリンクも「Another sky」では楽しんでいただけます。

役場の方や地域の方からさまざまな意見を反映しつつ、僕は複数の仕事をしていることもあり週末のみのオープンになったり、背伸びはせず自分のペースでお店を営んでいこうという想いもあります。

愛荘町内にたたずむカフェ&バー「Another sky」

愛荘町内にたたずむカフェ&バー「Another sky」

成宮さんが育てた生姜を使用(季節による)した自家製のクラフトドリンク

成宮さんが育てた生姜を使用(季節による)した自家製のクラフトドリンク

未来へと繋がる場所「Another sky」を活かした今後の展望

愛荘町内の方々に求められる方を向きながら、自分の立ち振る舞いを決めておられる成宮さん。地域おこし協力隊の一員として、町の中で人同士が繋がる仕組みづくりも欠かしません。

来年の春に協力隊を卒隊し3年の任期を終える彼は、今後のお店の展望をどのように考えているのでしょうか。

▼愛荘町はビジネスの空白地、起業の手助けができる場所として在りたい
愛荘町は国道が近くにあるので、集客さえできればビジネスチャンスは無限だと思っています。僕自身が愛荘町内で多くの人と繋がることができたポイントの1つに「Another sky」はありますね。実際にお店に訪れるお客さんの中で、飲食に関する相談をしてくれるケースもありました。なので今後は、より起業の手助けができる場所として在りたいです。間借りキッチンや昼間のカフェ利用など相談に応じて、お店の活用も多岐にわたると思っています。「Another sky」はさまざまな人と繋がれる、ビジネスチャンスが増える場所として、今後も存在し続けていきたいです。

今回は成宮さんに町内のカフェ&バー「Another sky」について語っていただきました。

もっと地域おこし協力隊についてやビジネスを行っている人を見てみたい、愛荘町についてもっと知りたいと思った方は、ぜひ「興味ある」ボタンを押してくださいね。質問も受け付けています!

最後までご覧いただきありがとうございました。次回の投稿までは、これまでに紹介した愛荘町の他の記事をご覧になってお待ちください!

☆愛荘町地域おこし協力隊の紹介記事は下記もチェックしてください☆
▶海外の訪問者と繋がれる、愛荘町のコミュニティスペースSekaiCohttps://smout.jp/plans/15981

▶心地良い時間を共有できる、人がゆるやかに繋がれる空間を作りたい
https://smout.jp/plans/16162
☆チャイのお店「日月」が、「Another sky」間借りキッチンの形式で月に数日オープンしています!!

「Another sky」を貸し切りで楽しむこともできます

「Another sky」を貸し切りで楽しむこともできます

地域の方と一緒にシェア畑の管理も行っています。

地域の方と一緒にシェア畑の管理も行っています。

愛荘町役場みらい創生課
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愛荘町
愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ!

平成18年に2つの町が合併してできた現在の愛荘町は、今年で19年目を迎えます。琵琶湖に流れる川の上流・湖東地域に位置しており、鈴鹿山系からの豊かな清水と自然に恵まれ、古くから水との関わりが深いまちとして知られてきました。

町の東側には、聖武天皇の勅願で行基が開山した湖東三山の一つである金剛輪寺があります。昔から四季折々の雰囲気を楽しめるスポットとして地元の方々をはじめ多くの人に愛され続けている場所です。また、近世には中山道65番目の宿場として愛知川宿が栄え、後の明治には郡役所や警察などの官公署が置かれ、近江鉄道が開通するなど、古くから地方の中心としても発展してきました。

国の伝統的工芸品に指定されている「近江上布」を中心とした麻織物や、瓶のなかにてまりが入った不思議で美しい滋賀県の伝統的工芸品「愛知川びん細工手まり」など、愛荘町でしか見られない手仕事ならではの「ワザ」が光る工芸品を見られるのも特徴です。

【アクセス】
・高速道路を利用すれば、京都まで1時間、名古屋まで2時間弱。
・近江鉄道を利用すれば、彦根や八日市には約15分。
・琵琶湖までは車で約25分!

【愛荘町移住・定住ポータルサイト】
https://www.town.aisho.shiga.jp/iju/index.html

愛荘町は2町が合併して今年で17年目を迎えます。琵琶湖までは車で約25分。軟水の湧き出る水の美味しい町です。

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